KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円132円突入で日経平均28000円回復!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはイギリスジョンソン首相の信任や20分割を実施したAmazonが買われるなどで3指数揃って堅調。ただ長期金利は3.04%まで急伸したことや、Appleの開発者会議で出た内容が期待外れだったことでAppleが売りに押され、引けにかけて伸び悩みました。中国の配車アプリ大手ディディが当局の調査終了と伝わり急伸。VIX指数は25.1ポイントに微増。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円は132円台に乗せたことも追い風となりましたが、一旦はマイナス転換。その後ジワジワと買い戻しが入り28000円を回復しました。ところが中国株市場が開始した段階で一気に100円以上値下がりする急落に。アメリカ株の先物も値を消しましたが、その後は何事も無かったかのように改めて高値を取りに行きました。

後場は一段高。ただ28100円手前での横ばい推移となっています。売買代金は13時時点で1.5兆円と最近の中では少なめ。


投資判断は「やや買い」。東証プライム市場指数は997ポイントとなり、遂に4/4の算出開始以来のプラス(1000ポイント超え)が視野に入ってきました(ちなみに初日の1004.82ポイントが最高)。

チャート的には日経平均も25日線が上向いてくる日柄に。TOPIXの方はとっくに25日線が上向いている上に、4/27、5/12、5/19でミニ逆三尊を形成した形になっており、4/6の下落で開けた窓を埋めに行く流れ。そしてその200日線は丁度200日前(21年8月上旬)が現値水準辺りであり、わずかに上向きに転じています。つまり突破しやすい形状になっています。

最近気になった話題は「iシェアーズラッセル2000ETF(IWM)は1.2億株強空売りされており、これは発行済み株式総数の4割強に当たる」という話。アメリカの売り禁ルールとか事情にはちょっと疎いので更に増えるかどうかは謎ですが、一年前にTeslaは空売り比率が60%になったという経緯もあるようで、まだ増える可能性はあります。ただTeslaのその後の急騰はご存じの通りで、いずれにせよきっかけ一つで相場が大きくなる可能性を秘めています。

↓有料記事ですが、バロンズより。
https://barrons.jiji.com/article/3499

日本のマザーズ指数の弱さはNASDAQの下落によるグロース株売りが主因ですが、このアメリカの小型株の弱さもあると思います。NASDAQラッセル2000も共に昨年11月高値からの下落率が3割。前者の方が下落率がやや大きいという感じですが、ラッセル2000の反発タイミングも注目しておいて損は無いでしょう。日本株もそうですが、やはり新興株、小型株が復権してこないと本格的な上昇にはなりません。

個別ではたトヨタ(7203)を始めとする自動車株やNTN(6472)などのベアリングメーカーなどのバリュー株が買われる一方、ベイカレント・コンサルティング(6532)やSHIFT(3697)が売られるグロース外しの動きが鮮明に。やはり6月に入ってから機関投資家のリバランスが顕著です。

本日引けにもまた新しい内容が出てきますが、先々週末時点の信用倍率は前週4.4倍→3.9倍に急減。買い残も幾分減りましたけれど、売り残が798億円増えて前週から10%以上増加。増えたところを類推するとサカタのタネ(1377)とコスモス薬品(3349)は5月権利落ちなので優待のタダ取りとみられますが、川崎汽船(9107)と日本郵船(9101)だけで100億円くらい増やしています。

あとMSCIのリバランスに伴う先回り売りも各銘柄にあった模様。それに絡んでメルカリも50億円以上増えていました。
https://kabutan.jp/warning/?mode=7_1

また先々週末時点の裁定残高は買い残8,541億円に対して売り残3,217億円。前週に比べて1,355億円増えました。これだけの増加は久しぶりな感じがします。この辺りも基調の変化を示しているのでしょうか。

5月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を368億円の売り越し。先物は2,905億円の買いで、差し引きでは外国人が買っていました。個人が現物を1,497億円の売り越しということで、現物市場は自社株買いの事業法人が支える感じ。

うち外国人投資家のグロース市場の売買を切り出してみると、現物の売り越しが161億円の売り越しと大きく、やはり外国人の売りが新興市場の上値を押さえている感じでした。上述したようにラッセル2000辺りが反発してこないと、日本の小型株にも買いは入らないのでしょうね。

最後に雑感ですが、本日は閣議決定でNISA拡充といった形の「新しい資本主義」の話が出て来ました。しかし結局どの政権になっても(現在のような短期的な押さえ込みはあっても本質的には)投資を推進せざるを得ないというのは、日米共通の認識ではあるでしょう。であるならば、やはり投資はしておくべきでしょうね。岸田首相が原丈人氏にダマされるのも、株を保有しておらず金融教育を受けていないからですね・・・。

正直、だからといって今の経済環境でこのまま一気に日経平均1000円高、2000円高・・・とは言い切れない部分があります。ただ下がらないという前提ならば、例えばウクライナ戦争が突然終結などの材料で突発高する可能性もあると言え、その場合は1000円高、2000円高があってもおかしくはありません。

なので投資判断は「やや買い」としています。7月に入るとまたETF分配金捻出売り懸念などが出てくるのですが、それはまだ随分先の話です。


新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は反落。メルカリ(4385)はマザーズ指数にはまだ籍を置いているものの、市場は本日からプライムに。じゃあ他のグロース株が牽引するか・・・と思いきや、ビジョナル(4194)、フリー(4478)、JTOWER(4485)といった時価総額上位銘柄が軒並み下落率ランキングに顔を出す大幅安に。SQ通過までは裁定業者を巻き込んだ動きが続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】

BlueMeme(4069)は反落。本日はグロース株売りの流れに飲まれて軟化しましたが、特に同業のヤプリ(4168)が値下がり率トップとなって売られる展開になっています。アメリカではシステムエンジニアのリストラが最近目立ってきており、この同社が手がけるようなローコードの発達で自動化が進んでいるのだとか。国内はまだそこまでの状態ではないのですが、変調はあるようですね。


トヨタ(7203)は反発。ドル円が132円台、ユーロ円も141円台と高値を更新してきたことで、外需銘柄にさすがに買いが入ってきました。10日後には自社株買いも始まりますし、為替の円安トレンドが続くと見るならば押さえておくべき銘柄だと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。