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株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

マザーズ指数が5%超の大幅高に!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは長期金利が一時3%に接近するまで低下し、引けにかけてハイテク株中心に買いが入り3指数揃って上昇。GAFAM系が買われてNASDAQは1.5%超の上昇になりました。VIX指数は29.1ポイントと微増。一方、ここまで強かったエネルギー株が軟化。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後も断続的に買われました。特にマザーズを中心に中小型株がしっかり。

後場も一段高。ソフトバンクG(9984)の株主総会孫社長が株主に強気のメッセージを送ったことや、追加の自社株買いもあると示したことで買われ相場を牽引しました。そのまま引けにかけて買われて高値圏での引けに。ただ26500円は維持できませんでした。売買代金は2.9兆円台とそこそこ。REITも堅調。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはミシガン大学消費者信頼感指数確報値が50.0と過去最低を更新する一方、新築住宅販売戸数が予想を上回って好調だったこと、ストレステストを全行無事通過したこと、運輸大手フェデックスが決算を受けて買われたことなどで3指数揃って堅調。週間でもプラスとなりました。それらを受けた日経平均先物は26830円と週明けの日本株は堅調なスタートが予想されます。

先週こそ上がりましたが、常勝とされたアメリカ株がここまで売られてきた酷さは体感的にも十分わかります。アメリカでも給付金を元手に株式投資を始めミーム株を盛り上げたり、日本でも個人投資家アメリカ株(レバナス)に突っ込んだり・・・としたところが、やはり天井フラグだったのでしょうね。

やはり背景は何と言っても長期金利が落ち着かないからでしょう。とりあえず3.5%手前で一旦落ち着いていますが、改めて3.5%を攻めてくるのは時間の問題でしょう。今や誰も政府やFRBの言う「景気は十分に強い」「ソフトランディングが可能」という言葉を信用しておらず、景気後退が確実視されている状態。それでも尚ドルが買われているのは、結局世界で相対的に信用できるのがアメリカしか無いからですね。

商品市況はドル高や景気減速の影響を受けて下げています。中でも原油は急に思い出したように下げました。単に限月交代のタイミングということもあり(※先の限月の価格の方が安い)継続性にはまだ確信は持てないものの、バイデン大統領が7月に中東を歴訪し、サウジとの関係性修復を期待する動きがあるのかも知れません。あるいは、ウクライナ終戦が近いのか。

大和証券の話では今週から例の10兆円大学ファンドのうち当初運用分5兆円がいよいよ市場に投入されるのではないかという話もあるようです。確かに選挙が近いので、与党的にはこれで少しでも株を買い支えておきたいところでしょう。

日銀の姿勢に関しては黒田総裁のみならず、審議員皆の認識が確固として動いていません。もう黒田総裁の任期残り1年を切っていますけれど、総裁が替わらない限りずっと変わらないのでしょう。為替が円安ならば単純に株に支援材料になる、というのはこれまでも指摘してきた通り。アベノミクスも結局日銀が放った金融緩和の矢しか刺さっていなかったように、岸田政権になっても金融緩和が続けば株価の下支えになるというわけですね。

もっともドル建て日経平均は先週年初来安値更新。昨年10月以降各安値を結んで作られる下値支持線が大体190ドル強くらいにあるので、これでほぼ良いところまできたのではないかと思います。目先そろそろ反発局面が期待できそうです(ただしその反発が小反発に終わるのか大底なのかまではわかりません)。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

円建てでも日経500種平均は先んじて年初来安値更新となっていました。日経500は一般的な225銘柄に加えてキーエンス(6861)やSMC(6273)、日本ペイント(4612)、ニトリHD(9843)といった値がさ株の影響が大きい指数であり、主にグロース系が弱いのだろうと思います。実際、マザーズ指数も年初来安値を更新していましたし。

ただ改めて円建て日経平均は「三空」の形になりましたし(※ただし「三空買い向かい」は経験則上教科書通りにはいかないケースが多い)、上値には「アイランドリバーサル」の窓を残しています。いずれ株価は戻すであろうという妙な安心感があります。

5月に割らなかった段階で、私の中では円建て日経平均の今年の安値は3月の24681円で確定したと思っています。ですがもう一回底を見に行くという意味で秋口にかけて25000円辺りまで下がると見ていますが、既にあと1000円も無い水準まで来ました。

あと、金曜は改めて東証スタンダード市場指数(966.0)がプライム市場指数(960.3)を上回りました。それぞれ4/4の新市場開設直前を1000としているので、パッと相場の4月以降の強弱を比較できます。確かに市場全体を見ても、スタンダード市場の銘柄が一番安定している感じです。

私は前々から繰り返しているように、マザーズ指数を始めとする中小型株がちゃんと切り返さないとプライム市場も底打ち反転できないと思っています。個人投資家などの待機資金は十分あり、これら湿った薪に火が付くために乾燥させる時間か、あるいはより発火性の高い着火剤が必要です。後者にANYCOLOR(5032)が成り得るか・・・とも思ったのですが、ここまでの感じを見ている限り残り少ない個人投資家マネーを一手に奪っているだけのような感じがあります。

個別では海運株と原油の下落で「ターンが変わった」かも知れません。それぞれ景気減速の元凶とバイデン政権に目の敵にされ始めたのが原因ですが、これももう少し持続性を確認しないとハッキリしたことは言えません。


新興市場も「やや買い」。金曜のマザーズ指数は大幅続伸。売買代金も1211億円とここ最近では活況でした。未だマザーズ指数に組み入れられているメルカリ(4385)が12%超の上昇と牽引。アメリカのリセッション懸念から、同社のアメリカ事業の収益改善という期待感も背景にある模様。それ以外にもグロース株の反撃が目立ちました。あとは持続力の問題ですね。


ポートフォリオ銘柄】

BlueMeme(4069)は続伸。金曜の上げは限定的でしたが、前日先んじて急伸していたので反動安とならなかっただけ儲けもの。同社はまだ時価総額60億円程度をウロウロしていますが、赤字のヤプリ(4168)の方は243億円の評価。割安感は強いと思います。


日本電産(6594)は大幅続伸。6%超の大幅高となりましたが25日線は抜けられず。他の電気部品メーカーはそれ程でもないので、ここまで売られた銘柄の買い戻しに過ぎない動きという感じがします。来週も勢いを持続できるかどうかは火曜くらいまで見てみないとわかりませんね。



・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。