KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円は137円に

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日経平均は本日続落。前日のNYは長期金利が3.09%を割り込んで落ち着いたものの、NASDAQS&Pは小反落。特に半導体株指数のSOX指数が格下げなどを受けた個別株の下落で2%超の下落となりました。S&Pの日中値幅は今年最小。中小型株指数のラッセル2000も1%超の下落。VIX指数は28.2ポイントと横ばい。WTI原油先物は110ドル割れとなりエネルギー株も3%超の下落。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。パウエル議長が「ドルの水準に責任を持たない」と発言したことで昨晩ドル円が137円を付けたものの、朝方発表された鉱工業生産指数が予想を下回ったことや、半導体株安により東京エレクトロン(8035)が売られたことなどが響きました。一旦下げ渋ったものの、10時以降改めて売られる動きに。

10時半に中国のPMIが予想を下回ったものの好不調の分かれ目である50を上回ったことで中国株はしっかりのスタートになったものの、日本株はジリ安に。後場も一段安となって、安値圏での引けに。売買代金は3.2兆円台と活況。引けで1兆円程出来ました。REIT軟調


投資判断は「やや買い」。S&Pは前週が週間でコロナ後以来の大幅安となったそうですが、先週一気に挽回。しかも月曜祝日で4日間しかなかったのに。大リバウンドの週となりました。

ただ気になるのはVIX指数の高止まり。まあ薄商いの時期に指数が大きく動くのでボラティリティを示す指数が高止まりしても不思議ではないのですが。以前書いたようにFRB高官のコメントが信用できなくなってしまったことから、7月のFOMC前にはもう一波乱あるという予兆なのでしょう。

また相場の感じ(方向性や反応)もハッキリしません。というのは金曜は新築住宅販売戸数が予想を上回って好調だったので、更なるタカ派懸念が高まってもおかしくなかったはずです。一方で消費者信頼感指数が弱くまだら模様ではあるのですが、少し前なら悪材料の方(今回の場合、インフレに繋がりやすい方)に反応しやすかったはず。目線がインフレから景気後退へと向かってきたので、どちらの材料を前向きに捉えるか意見が分かれているような感じです。

一方、週末の記事で目を引いたのは、アメリカの個人投資家も遂に売りに転じたという話。個人投資家逆張り志向というのは洋の東西を問わないようですが、こうなってくるともう売る人は売りきってしまった感があり、指数の戻りを早くしたのでしょう。底入れが近いのは事実だろうと思います。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-23/RDXLOIT0AFB601

為替に関しては短期筋のポジションが前週から更に円売りとユーロ買いポジションが減る形。FOMC前から減っていましたが、結局FOMC後も継続して減っている流れになっています。
https://imm.gradefour.net/

先週は商品市況の下落が顕著でした。先に銅などの非鉄金属が下落しましたが、先週は遂に穀物も下落。原油限月交代の影響なども含んでいるのですが、ドル高は以前から示現していたのですから、このタイミングで反応してきたことを総合的に考えて本格的にアメリカの景気後退を織り込んできた感触はあります。ジャンク債はコロナ時の安値付近にあり、信用力の低い企業程厳しい状況にあります。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/IHIYX:US

景気後退ならば株は売られる・・・というのは当然ですけれど、未だFRBのバランスシートは減っていません。今年に入って頭打ちにはなりましたが、明確に減っていません。一方、マネーサプライであるM2に関しては今年に入って着実に減っているのでそれが株価の重石になっているのは事実ですが、M2は昨年末程度の水準に止まっています。S&Pが年初から25%下落したスピードに比べると随分と緩やかです。
https://jp.tradingeconomics.com/united-states/money-supply-m2

そう考えると未だ余剰マネーが豊富に溢れ「不景気の株高」が実現するような素地はあると思います。

どうせそのうち景気後退によるデフレ不安が台頭して(日本でも円安が突然悪玉に捉えられたように、コロッと雰囲気は変わるもの)アメリカもまた金融緩和姿勢に転じないといけない時がやってきます。株価はそれを織り込んでまた浮上していく流れが、秋口くらいにはやってくるでしょう。

秋口・・・ということで、夏が始まったばかりの今は逆にまだ本格反転のタイミングでは無いとも思っています。弱気相場入りと言われるくらいに株価が下がってきたのに、このままシレシレッと反発していく・・・と考えるのは楽観過ぎます。二度三度底を確認する動きがあり、例えばダウ3万ドルをあと2回程は試しに行くでしょう。というより、そういう動きがあった方が逆に底打ちが確認できて、後顧の憂い無く上がって行けます。

今週のスケジュールとしては本日はアメリカでは半導体製造大手マイクロン・テクノロジーの決算。

1日(金)は月初で日銀短観。急速に円安が進んだことで、企業の為替前提が気になります。中国では財新の製造業PMIがありますが、香港は休場。アメリカではISM製造業景況感指数。またアメリカは3連休前でもあります(翌月曜が独立記念日)。


新興市場も「やや買い」。本日の東証グロース市場指数は続落。グロース市場の売買代金は1,576億円とそこそこ。またNASDAQが弱かったことでグロース株が全般的に弱く、特にCore指数の方が弱い形。ただ東証スタンダード市場指数の方はしっかりしており、指数の絶対値では東証プライム市場指数を上回り。必ずしも中小型が弱いというわけではない点は押さえておくべきでしょう。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は大幅反落。ただ昨日は急伸し、本日も年初来高値更新。しっかり下値を切り上げています。チャートが順の上昇トレンドを描いている稀少な銘柄です。スタンダード市場の安定感も背景に。目標株価は1200円でしたが、既に達成が近く、利回りを考えるとまだまだ行けそうなので、1500円に引き上げます。


BlueMeme(4069)は続落。グロース株安の流れを受けて厳しい動きになっています。一方でノーコードの方のヤプリ(4168)は順調な戻りを展開しており、市場全体はやはり伸び盛りであるとは思います。




・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は6月の成績発表です。お楽しみに!

株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。