KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均27000円を強く意識

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日経平均は本日続落。前日のNYはFOMCや決算を控え様子見気分強く高安マチマチ。先週強かったNASDAQ軟調でした。中でも半導体関連株指数のSOX指数の下落が大きめ。逆に中小型株指数のラッセル2000は堅調。長期金利は2.81%に上昇。VIX指数は23.4ポイントに微増。引け後に小売世界最大手ウォルマートが今期利益見通しを引き下げて時間外で10%近い下落に。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ソフトバンクG(9984)にはしっかりした買いが入ったものの、そのまま次第安となり、27500円に接近する流れになりました。ただ10時以降は復調。中国株がしっかりしたスタートとなったことで、次第に下げ幅を縮めました。

後場も更に下げ幅を縮める展開。ただ27000円に届かないレベルでの膠着。一方、マザーズ指数はしっかり。売買代金は14時15分時点で1.5兆円台と低調。REIT軟調


投資判断は「中立」。先週のECB理事会では、予想されていた0.25%を上回る0.5%の利上げ。銀行に預ける金利もマイナス金利を8年ぶりに終了。それを受けてユーロが買われています。確かに主要国のインフレ率などを見るとそれくらい上げないと中央銀行として仕事を放棄しているとみなされそうですが、イタリアの混乱期ということで配慮するという見方もあった模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR21BR50R20C22A7000000/

ともあれ、完全に日本だけが金融緩和継続のガラパゴスであり、もっと円売りが出ても良さそうなものですが、既知ということで特に大きな円売りは出ていません。

先週末のアメリカ株はさすがに一旦売られる展開になりましたが、週間では3指数揃って堅調。中でもNASDAQは3.3%の上昇と強い動きを見せました。スナップが悪役にもなりましたけれど、基本的には単に週末のポジション調整の売りが目立っただけにも思います。

今週のスケジュールとして、まず本日はアメリカで消費者信頼感指数。FOMC前なので、反応しやすい材料になるかも知れません。決算はGoogleMicrosoftなど。あとIMFによる世界経済見通しの発表もあります。

27日(水)はアメリカでFOMC。今週最大のイベントで利上げが0.75%になるのか、1.0%になるのか。また先を見通すためにもその後のパウエル議長のコメントも注目です。決算はボーイングFacebookなど。

28日(木)は引けでTOPIXのリバランス。今回は10-12月期決算銘柄を軸に浮動株比率変更が行われる月で、またメルカリ(4385)がTOPIXに新規算入というタイミングです。まあメルカリが入る分、残りの2000社近い銘柄が少しずつ売られる・・・というような影響は随分軽微なので無視して良いでしょう。アメリカでは4-6月期GDP速報値の発表。2四半期連続のマイナス成長となれば、建前的にもリセッションの成立となります。決算はAppleAmazonなど。

29日(金)は週末でかつ月末。5月、6月と月末は2連敗となっています。ユーロ圏の4-6月期GDP速報値の発表。アメリカではミシガン大学消費者信頼感指数の発表。決算はシェブロンエクソン・モービルなど。また、31日(日)には中国国家統計局のPMIの発表があります。

とにかく今週は何をおいてもFOMCがあります。現状確度はかなり下がったとされていますが、1.0%の利上げも可能性として取り沙汰された以上、仮に1.0%の利上げとなったとしても極端に売られるリアクションは無いと思います。

足元で安定しているのは長期金利とVIX指数。長期金利は5月以来の低水準となっていて、つまりは6月のCPIショックも無かったことになっています。ただ長期金利に比べると下がりにくい(目先の利上げの影響を受けやすい)2年債の方はそこまでは下がっておらず、逆イールドは拡大したまま。単純にアメリカの景気後退シナリオばかりが意識されています。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-2-year-bond-yield-streaming-chart

今週のFOMCを過ぎれば8月はFOMCがありません。9月までの空白期間は金利のトレンドに変化が加わり辛く、それぞれ3%前後でしばらく落ち着くのであれば、金融市場はリスクオンの流れをより確実なものにしてくれそうです。

アメリカでは先んじて決算が進んでおり、勿論業種毎には差があるものの、基本的には増益基調が続いています。先行きもそこまで悲観的なものはありません。先週までの時点でS&P500社採用企業は今期10.1%の増益が予想されています。同業種の中でも濃淡が分かれている感じはしますが、それもあって当たり前と言えるかも知れません。

ともあれ、景気とは別の企業業績というところにスポットを当てれば、VIX指数の低下もさもありなんという感じになっています。勿論景気が悪くなれば企業業績は悪化するのですが、少なくとも配当を出したり自社株買いをしてくれる「上場企業の株価を形作る要因」はそこまで悪く無いという評価になっているのでしょう。金利が低下すれば、また借り入れをして自社株買いにより、今の低調な株価を修正しようとする企業も増えてくる可能性がありますし。

日本株に関しては先々週末時点の裁定残高は買い残7,668億円に対して売り残4,266億円で差し引き3,402億円の買い長。前週に比べて465億円減りました。若干需給が改善した形。


新興市場は「買い」。本日の東証グロース市場指数は反発。アメリカでNASDAQこそ弱かったものの、ラッセル2000が強かったことや昨日まで戻り待ちの売りに押された分の反動が出ました。スタンダード市場もしっかり。FOMC前の手がけ辛い場面では、やはりこういうところの物色になるのが当然という感じです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。再度700円を回復ししました。足元でまた感染症の拡大が懸念されていますが、元々同社はコロナメリット株。また外出控えに繋がるようだと通院機会の減少による保険金支払い減少というメリットもあります。


巴川製紙(3878)は続伸。金曜後場に決算の上方修正を発表し、大体「場中に決算発表で買われた銘柄は翌日も買われる」というパターンが多いものの、同社の場合は長続きせずに売られるパターンが多かったです。ただ今回はちゃんとしていました。そもそもコロナ前より圧倒的に利益があるのに、コロナ前より株価が低いのはおかしいですね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。