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※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日経平均は本日続伸。前日のNYは注目のFOMCにおいて0.75%の利上げが決定し、出尽くし感から3指数揃って上昇。特にMicrosoftやGoogleが決算を受けて買われたこと、また半導体補助金法案が上院で可決されたことでNASDAQが4%超の今年最大の大幅高に。長期金利は一時2.73%まで下落。VIX指数は23.2ポイントに下落。WTI原油先物は98ドルに上昇。
それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり28000円を回復しましたが、半導体関連株を中心にほぼ寄り天の形に。指数は強いものの、値下がり銘柄の方が多い歪な展開となりました。その後はアジア株がしっかりしてアメリカ株先物も強含む中、日本株は一時マイ転し独歩安。ドル円が135円まで急速に円高方向に振れる形。
後場は小じっかり水準での推移に。TOPIXは前日終値での推移。売買代金は13時15分時点で1.7兆円台と低調。ただ引けにTOPIXのリバランスを控えています。REITも軟調。
投資判断は「買い」に。そもそも論として誤解のないように繰り返しますが、景気が悪くなる以上株も「いずれ」下がります。
ただ過去の経験則上でも逆イールドが発生してから1年くらいは株価下落まで猶予があり、今は最後のあがき・・・と言いますか将来下げるために上がるタイミングと言いますか。年内いっぱいは目先勢い良く下がり過ぎた分の反動があるだけということです。ひとまず強気で取りに行き、来年からの「株式市場の冬」に備えるべきだというシナリオです。
今週はGAFAM系の決算があり、それが当面のNASDAQの流れを決定するものになりそうです。例えば前回5/24に起きた同様のスナップショックの際、同じく巻き込まれて下がったGoogleは、結局そこを底にして下値切り上げの展開になりました。先に決算警戒感が出てガス抜きをし、実際にGoogleの決算が出れば(多少悪かったとしても)受け入れられやすい地ならしが出きます。なので、今回も同じようなパターンになるのではないでしょうか。
NASDAQを始めとするグロース株買いの流れは、繰り返しになりますが年後半という境目に起きた投資家のポートフォリオ見直しに因るものが大きいと考えられます。それは株のポジションを持っている人の中ではここまで戻したバリュー→グロースへの資金移動がありますし、また01年以来最大となったとされるキャッシュポジションを高めていた投資家も変化を感じ取って参戦し出したという新規投資もある、という両面なのでしょう。
為替に関しては先週はドルが売られる週になりました。1.0%の利上げが無さそうという雰囲気になってきたことでドル高が落ち着いてきたこと、またユーロとのパリティが実現したことでの達成感などもありますが、ECB理事会で0.5%の利上げが多少なりともサプライズになった面もあるでしょう。
なお、短期筋のユーロ売りポジションは7/19時点でコロナショック前の水準まで膨らんできました。今後はこの巻き戻しもユーロ高に力を貸しそうです。
https://imm.gradefour.net/
そのリスク回避のドル高から流れが変わってきた辺りも今の株高に繋がっています。一方、商品市況は銅は中国の景気刺激策に対する期待感もあって下支えされていますが、原油は景気減速懸念を受けて下落基調が続いていますし、穀物はウクライナからの輸出再開観測も高まって落ち着きつつあります。
日本円に関しては、この原油や穀物といった輸入品のコストが下がる→経常赤字が減る→円高に→それがまた輸入コストの低下に・・・というサイクルに入りそうです。特に8月は例年円高になりやすい季節性があります。
というのは米国債の利払いや償還が2月と8月にあり、それが国内に円転して戻ってきやすいからとされています。特に最近日本は米国債への投資ポジションを落としているので、QTに向かう中で米国債そのものの発行額減少もあり再投資にはなかなか向かい辛そうです。
https://jp.reuters.com/article/usa-treasury-securities-idJPKBN2OT1OT
今週は月末に向けて決算発表社数も増えていきますし、ここから更に上値を追うには少なくともアメリカ市場に頼らざるを得ないでしょう。
サル痘に関しては日本でも感染例が。ただそもそもほぼ若い男性しかかからないということですし(初期のエイズのように、新興国の男性の同性愛者に多いという話ですが)、第二のコロナのような動きにはなっていません。
7月第2週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を1,443億円の売り越し。先物も436億円の売り越しで、あっさりと売り越しに転じてしまいました。参院選後で一応上昇した週だったので、少し意外です。ただ前週に大きく買い越していた反動や、バリュー→グロースへのリバランスの中、バリュー株の多い日本株は売られやすいのかも知れません。なおグロース市場も58億円の売り越し。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends
新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は続伸。アメリカでNASDAQが強くなり、日本でもグロース株買いの流れではあるものの、上げ幅は限定的。本日引けでメルカリ(4385)がマザーズ指数から抜けてTOPIXの方へ算入。マザーズ指数の算出自体は続き先物市場もあるものの、一つ役目が終わったような感じになりそうです。
【ポートフォリオ銘柄】
トヨタ(7203)は反落。昨日自動車ランプを手がける小糸製作所(7276)は自動車の減産と原価高のダブルパンチで円安にも関わらず下方修正を余儀なくされました。確かに物が売れないといくら円安になっても意味がありません。それを受けて他の自動車部品株も軟調なものが目立ちます。うーん、トヨタの方が次の決算でアク抜けできるのかどうか、他の銘柄にも影響は大きそうです。
日本電産(6594)も反落。こちらも足元で円高方向に振れたことが重石になってきている印象です。ただ昨日日経平均選定ルール変更が公表され、定期見直しが年2回に変更。次の採用銘柄として呼び声高い同社の採用チャンスが増えてきています。高PER、PBRの同社にとってグロース株買いの流れも同社にとっては追い風と言えそうです。
・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
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そして次回は7月の成績発表です。お楽しみに!
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
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後場は小じっかり水準での推移に。TOPIXは前日終値での推移。売買代金は13時15分時点で1.7兆円台と低調。ただ引けにTOPIXのリバランスを控えています。REITも軟調。
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NASDAQを始めとするグロース株買いの流れは、繰り返しになりますが年後半という境目に起きた投資家のポートフォリオ見直しに因るものが大きいと考えられます。それは株のポジションを持っている人の中ではここまで戻したバリュー→グロースへの資金移動がありますし、また01年以来最大となったとされるキャッシュポジションを高めていた投資家も変化を感じ取って参戦し出したという新規投資もある、という両面なのでしょう。
為替に関しては先週はドルが売られる週になりました。1.0%の利上げが無さそうという雰囲気になってきたことでドル高が落ち着いてきたこと、またユーロとのパリティが実現したことでの達成感などもありますが、ECB理事会で0.5%の利上げが多少なりともサプライズになった面もあるでしょう。
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日本電産(6594)も反落。こちらも足元で円高方向に振れたことが重石になってきている印象です。ただ昨日日経平均選定ルール変更が公表され、定期見直しが年2回に変更。次の採用銘柄として呼び声高い同社の採用チャンスが増えてきています。高PER、PBRの同社にとってグロース株買いの流れも同社にとっては追い風と言えそうです。
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