KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

7月の成績発表

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本日は7月の成績発表です。7月は特にアメリカではNASDAQに底打ち感が出て、FOMC金利が大幅に引き上げられても下がらない耐性が付いてきました。それに合わせて日本株も下値が堅くなってきました。そんな中、私のポートフォリオは一体どうなったでしょうか。早速検証してみましょう!


【買い銘柄】

アニコムHD(8715)
640円→680円(19営業日保有 上昇率6.3%)

7月はようやく底打ち感が出て700円回復の場面も。新年度での高値を付けました。差し引きの信用買い残が分割後最低にまで改善しており、売りたい人はもう売ってしまった感じ。6月のマイクロチップ装着義務化以降、加入状況がどうなったのか気になるところですが、十分低い株価水準から更なる下押しはもう心配しなくて良いのではないかと思います。


ブロードメディア(4347)
1069円→1149円(19営業日保有 上昇率7.5%)

木曜に決算を発表し、順調な増収増益基調。ただ既に高値圏にあった株価利食い売りのタイミングとみなされてしまいました。まあ仕方無いですが、次第に株価は修復し、年初来高値更新を窺う展開になっていくと思います。原料高などのコストアップを気にしなくて良いサービス業には優位性があるでしょう。


BlueMeme(4069)
1568円→1831円(19営業日保有 上昇率16.8%)

今月はグロース株が強く、同社もその流れで上昇。やはり今は原料高などを心配しなくて良いこういう産業に資金が集まりそうです。今は世界的にノーコード、ローコード分野が浸透してきており、旺盛な企業DX需要を取り込んできているとのこと。この辺りを扱う会社は狙い目だと思っています。


ヴィッツ(4440)
1102円→1044円(19営業日保有 下落率5.3%)

今月唯一の下落銘柄。同社の決算自体がイマイチだったこともありますが、自動運転関連は足元の自動車各社の厳しい決算を見ても盛り上がる感じも無く。出資してくれているアイシン(7259)も厳しく、折角のグロース株買いの流れに乗れていません。うーん、まだ我慢の展開が続くのでしょうか・・・。


巴川製紙(3878)
616円→692円(19営業日保有 上昇率12.3%)

こちらは見事な上方修正を発表し大きく買い戻されました。700円水準すらキープできないのは残念ですが、隠れた半導体関連株としては、足元の半導体関連の復調の流れに乗りたいところ。低PBRですし、筆頭株主凸版印刷(7911)がもっと買ってくれても良いと思うのですが。


トヨタ(7203)
2067円→2137円(19営業日保有 上昇率3.4%)

先んじて出てきているトヨタ系列部品各社は軒並み散々な減益決算に。トヨタの生産停滞が各社を苦しめています。まあトヨタも本当は豊富な受注を抱えて作りたくて仕方無いのに、様々な問題が生じて作れないジレンマがあるのですが。そういう意味ではもう来週のトヨタの決算が悪いであろうということは十分わかっているはず。足元の円高基調がどう評価されるかというところです。


日本電産(6594)
8159円→9198円(19営業日保有 上昇率12.7%)

決算前までは買われましたが、同社のパターンで決算後に売られる展開に。それでも次期日経平均採用期待感などもあり、9000円台はキープできています。元々永守会長も株価1万円は最低限の必達目標としており、同社の成長志向も考えると現在の株価水準に割安感はあると言えます。円高になってきたのは逆風ですが、足元のグロース株買いの流れは同社にとっては追い風。


Deere & Company(DE)
301.6ドル→343.2ドル 円換算40800円→45746円(19営業日保有 上昇率12.1%)

ようやくアメリカ株安が収まり反発。穀物価格も下旬から下げ止まり感があり、同社株も300ドル割れから落ち着いてきました。一方、今度は為替が円高方向に振れてきたので、その分重石に。アメリカ株の難しさを感じます。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.41(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 7/1終値 25935円→27801円(19営業日 上昇率7.2%) 0.37(%/営業日) 
TOPIX  7/1終値 1845→1940 (19営業日 上昇率5.2%) 0.27(%/営業日)

今月はベンチマークに勝利!全般的に小型グロース系に優位な展開になって、それが奏功した形。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数1277.3ポイント
8月は最高値更新を目指します。


市場全体の投資判断としては「買い」としています。プライム市場でも年初来高値更新銘柄数は引き続き高水準です。中でも目立つのが建設株の高値更新。ジワジワと今月買われているところが多いのですが、正直理由はよくわかりません。選挙による公共投資期待感といえばそれっぽいですが、本当にそういった思惑が未だに続いているのかどうか怪しいもの。空売りの多かった銘柄の高値更新継続による買い戻しが一番大きいのかなとは思います。

そして先週末時点の信用倍率は前週4.1倍→3.5倍に改善。優待タダ取りピークの3月末以来の低水準となりました。買い残の金額も3兆円を割れ、昨年2月以来の低水準に。売り残も増える理想的な需給緩和になりました。

もう一つ特徴的なのは日経レバレッジETF(1570)の信用倍率も1.0倍で売り買いほぼ拮抗で、これも昨年2月以来のこと。日経ダブルインバース(1357)の買い残も1.3億口となっており、昨年9月以来の高水準に。先週の株高に対して逆張りで向かった個人投資家の存在の大きさが伺えます。これらの損切りを通じて結構大きく値を上げそうな感じもあります。

結局信用買い残は昨年11月に3.7兆円のピークを付け、それが特にマザーズ指数で見るとより鮮明になりますが、戻り高値となってその後のグロース株売りに繋がりました。今回の買い残減少は(目先は夏枯れなどの閑散相場なので効果がすぐには現れにくいですが)需給面での大きな示唆を与えてくれそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文に貴重な時間を割いていただき、誠にありがとうございます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。