KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

消費者物価指数発表を控えて警戒感高まる

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日経平均は本日続落。前日のNYは半導体大手マイクロンが軟調な業績見通しを示し半導体株指数のSOX指数が4%超の急落。それを受けてNASDAQ中心に3指数揃って軟調となりました。前日買われた反動もあり、中小型株指数のラッセル2000は1.5%近い下落。長期金利は2.79%と安定的。VIX指数は21.8ポイントに上昇。WTI原油先物も90ドル台で安定的。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり27800円を割り込む水準まで売られました。その後は一旦買い戻しが入ったものの、中国株が軟調なスタートになると、改めて上値が重く。中国の消費者物価指数などが予想を下回ったことで、景気減速懸念が重石になりました。

後場はやや買い戻しが先行も、アメリカの消費者物価指数発表を控えて警戒感からヨコヨコの展開に。引けにかけて少し買い戻しは出ています。売買代金は14時45分時点で2.1兆円台と低調。REIT軟調


投資判断は「買い」。7月はなんだかんだで世界的な株価底打ちの月となりました。月間でNYダウは6.7%、S&Pは9.1%、NASDAQは12.3%となって月間の伸びとしては20年4月以来の好成績。対して日経平均は5.3%高。TOPIXも3.7%高としっかりでした。弱かったのは主要国では中国くらいで、香港ハンセン指数は7.8%安、上海総合指数も4.3%安。

一方、足元で金利が明確に落ち着いてきており、アークイノベーションファンドのようなハイテクイケイケな辺りが本格復調するようだと、NASDAQもまた20年の時のような輝きを取り戻せるのでしょうけれど。

ともあれ8月は目立ったイベントがなく、また夏休みモードの閑散相場の中でトレンドの転換が無い月でもあります。7月の上昇で付いた良い推進力のまま、惰力で上昇していくような展開を想定しています。長期金利もVIX指数も低水準で安定感があります。

為替、特にドル円に関しては先にも示したように8月は円高の季節。なのでしばらく円高基調が続くとみています。既に高値からわずか2週間ちょっとで9円も円高に振れましたが。

しかし、いつも決算シーズンは円高に振れて企業の為替前提の説得力を無くしにかかっているように思います。それはともかく、資源輸入国家の日本としては、輸入コスト低下→貿易収支改善→円高→輸入コスト低下・・・のサイクルに入るので、これまでの投機的な円売りをひとまず一掃するような動きになりそうです。ただ長期的な円安サイクル自体は、引き続き来年の黒田総裁退任まで続くとみていますが。

今回の決算シーズンはとにかく下方修正が目立ちます。その割に株価反応は必ずしも悪くない銘柄が多く「原材料高などで悪いコトは重々承知。どういった内容であろうと決算が出てしまったことが買い安心感に繋がる」というのが今回の決算シーズンの特徴的なところです。

8月はアノマリー的には弱い月。過去約30年では13勝16敗ということで負け越しです。また日本株は2月以降は月足が陰線→陽線→陰線・・・と繰り返していて、7月は陽線だったから次はセオリー通り陰線では・・・という懸念が残ります。

私はこれでだいぶ日本株高の条件が整ったと思っています。株が上がるには様々な要件があり、大きく分けてファンダメンタルズ、需給、テクニカル(チャート)、その他(世界の株価、為替、イベントやテーマ、etc)、といったところが主な要因として挙げられますけれど、中でも需給は市場の値付けに関わる大原則なので、実は一番重要だと考えています。

その需給の中でも更に色々と要因分析が出来ますが、信用取引の部分では信用倍率や空売り比率といったところを重視しています。ですから毎週毎週このブログでも裁定残高や投資主体別売買動向と合わせて紹介しているわけですが(空売り比率は特に極端な時だけ)、そのうち信用残高はかなり良い数字が出たと思いました。特に先週はイベントや特殊要因(優待タダ取りなど)が出るような時期ではないので、出てきた数字には「純粋さ」があります。

勿論、まだ信用倍率は一段と改善していく過程かも知れませんし、更に買い残が減って売り残が増える何か構造的な地殻変動が起きている最中かも知れません。それでも昨日まで日本株が随分としっかりして高値圏をキープしていたので需給は比較的良く、また世の中が「リセッション、リセッション」と騒ぐので、売る人はだいぶ売ってしまった状況でもありました。

なのできっかけ一つで上放れる可能性が高い状況だと思っています。逆説的な言い方になりますが、特に良いのは私自身が「これは絶対に買いの状況だ!」と思えて「いない」ところ。私が確信まで持つと多分上がりません。好条件が整ってしまうのは「陽の極」なので、逆にピークになってしまう可能性もあるからでしょう。幾分懐疑的な部分があった方が、スルスルと上がっていくものです。

まだ残っている懐疑点の一つが、原油や海運などここまでの主役級がまだ比較的値を保っていること。原油需給などが逼迫しているのはもう十分わかりきっていることですが、その価格形成は実需と投機部分で出来ています。

「円」も同様に、日銀の金融緩和が続くことがわかっていてアメリカの引き締めがあるならば、ずっとずっと円安が続いていかないとおかしいですけれど、投機の短期筋も混じっているので、その行き過ぎ部分は剥落して良いタイミングですし、実際今がそうなっています。

穀物価格や銅といったところは、そういった空気感から下落したのですが、原油天然ガスといったところはまだそういった雰囲気が無く。この辺りが落ち込んで、商品市況→株への資金移動、ゲームチェンジが起きれば完璧だと思うのですが。8月相場に注目です。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は反落。アメリカでNASDAQが弱かったことや、出てきた決算を受けて売られる銘柄が多かったことから足を引っ張られる形になりました。アメリカの消費者物価指数発表に対する警戒感も重石に。ただ全般的に決算直後売り込まれても、改めて買い戻される銘柄も多く、決算出尽くしとなる来週からの反発に期待します。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。ただ決算を受けた翌日は急落となり、そこからの戻りとなっています。うーん、ここまで売られないといけない決算だったのでしょうか。アメリカでもペット保険大手Trupanionが決算後乱高下しており、評価が固まるまでもう少し時間がかかりそうです。


ブロードメディア(4347)は続落。決算後一貫して売られる展開が続いて遂に1000円割れの場面も。8月は一度も陽線が無いという売られぶりです。うーん、決算が良くても結局こういう反応になるので、決算またぎは難しいですね・・・。だいぶ売り一巡感が出たので、そろそろ底打ちとみて良いと思いますが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。