KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日本株の方は買い戻し優勢に

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日経平均は本日続伸。前日のNYは出てきた経済指標がそれぞれ予想を上回ったことで利上げ圧力が強まり3指数揃って軟調。ただ引けにかけてプラス転換する場面があり、VIX指数は28.6ポイントに低下。長期金利は3.76%に上昇。OPECプラスの減産が日量200万バレルで合意となったことからWTI原油先物は88ドルまで上昇。それを受けてエネルギー株は買われました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後も買いが続き、昨日高値を上回る展開に。TOPIX移動平均線の重なる抵抗帯を上回ってきました。ただ日経平均の25日移動平均線が重石になり、10時以降はダレる展開になっています。売買代金は10時半時点で1兆円弱と薄め。REIT指数は軟調


投資判断は「買い」。足元買い戻しの動きが出て来ていますが、金融緩和を継続し、水際対策も緩和し、インフレ率も程々で先進国の中では(極めて低成長とはいえ)唯一経済成長が継続する日本はもっと買われても良いはず。なのにそこまで買われていないという事実は深刻なのかも知れません。

外国人投資家にしてみると円安は資産価値の下落に繋がるので手を出せないという面もありますが、ドル円は為替介入効果もあって145円で寸止めが続いています。

その為替介入に関しては、プラザ合意が85年9月22日で、同じ日に介入したのがまた数奇な巡り合わせなのか、意図したものなのか。単独介入では効果が無いと私も含めて皆思っていましたが、一応アメリカ政府のコメントは「理解している」ということで、協調介入ではないにせよ、OKを出したことは認めています。

個人的にはそれが意外でもありました。アメリカは今なりふり構わないインフレ抑制策をやっているのに、日本に配慮する余裕があるとは。それだけ日本の政治力が強いのか、はたまた気にならない程に日本のアメリカ経済への影響力が弱くなったのか。「ただし米国債は売るなよ」という密約でもしたとか・・・。ともあれ、その意外性が介入の瞬間5円も円高に振れた強烈な逆激に繋がったと見られます。

最近見た記事で気になったのは「アメリカの投資家は各金融商品の現金化を急ぎ、今やMMFに5兆ドル積み上がっている」のだとか。単純に換金して一旦退避しているだけの模様。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-26/RITJZFDWX2PS01

しかしその額は約725兆円ということですから、東証の全時価総額以上の現預金が待機資金として積み上がっていることになります。OECDの来年の見通しでも日本の成長率は欧米に比べて下落率がマシでしたし、これらの資金が日本株に超強気になってドドッと入ってくると、日本株は倍になる・・・なんて妄想くらいは許されるでしょうか・・・。

イギリスの方も先月末は政策の二転三転がありました。中央銀行は「長期国債の買い入れを実施、国債の市場売却開始も1ヶ月延期」と日銀に倣った政策を打ち出し、トリプル安が止まってポンドが急反発。ポンドショート勢に手痛い逆撃を与えました。それを受けて2ヶ月前には2%を切っていたのに4.6%まで急騰していたイギリス長期国債は一転4%割れまで急低下。相場に安心感が出ました。

しかし皆日銀のことを色々皮肉っていましたが、結局日銀がやっていたことが有効な先見的な手法として世界に確立したのかもしれません。それが追い込まれた末の消去法的な手法だったとしても。

需給面に関しては、期末にかけてアレコレ売り切ってしまおうという機関投資家が多かったと思います。この相場低迷時に下手な金融商品ポートフォリオに持っていると、投資家から詰められますから。日米共に場中の売りがきつく陰線になっていたことも需給を崩した悪役で、その片棒を担いでいたのは主に日本の地銀など金融機関ではないでしょうか(日本企業が中間期を意識しやすいため)。

それが売り切った後のタイミングに重なったので、今回のイギリス中銀の英断は世界を救うかも知れません。特にイギリスの金利上昇(=債券売り)がアメリカを始めとして世界の債券市場に売りを呼び、金利上昇スパイラルを産み出していた一因なので、何よりアメリ長期金利の安定にも繋がります。実際、アメリカの10年金利も低下。

欧米の金利上昇スパイラルの一翼を担っているのもやはり日本の金融機関の債券売りである気がします。となると、売り手が引っ込むことで、金利安定に繋がります。もし金利が落ち着かなかったとしても、金利上昇に株式市場が売り反応しなくなるのも近いとは思っています。

個別では医薬品株がしっかり。エーザイ(4523)のアルツハイマー治療薬や、塩野義(4507)のコロナ治療薬に対する期待感に加え、ノーベル賞発表シーズンでもあり、新興市場でもバイオ系が買われる動きに。こういったところでも構わないので、相場の柱になる銘柄が育って欲しいところです。

本日引け後には最新のものがまた出てきますが、9月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を1,756億円の売り越し。先物を4,981億円の売り越しということで、計6,737億円の大幅売り越しに。当然のように下落の主犯は外国人投資家という格好。

なお信託銀行も817億円の売り越しということで、やはりGPIFなどのリバランスの動きが続いていると見られます。グロース市場に関しては外国人投資家は27億円の売り越しということで、3営業日立ち会いの割には多い方と言えるでしょうか。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は続伸。アメリカの金利反発が日本のグロース市場にも売り圧力に繋がりました。時価総額トップのビジョナル(4194)が最高値に接近し牽引。本日は2位のANYCOLOR(5032)が大幅続落となり濃淡ありますが、核となる銘柄が育っている点はグロース市場の強みだとも言えます。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。市場全体が反発してきても戻りは鈍く、5日線すら超えられない日々が続きます。優待もなく配当も少ないので、個人投資家の少なさが大口売りを吸収できない状況が続いている模様。そういう意味では株価が反転してきたら個人投資家参加も増えてくるので、爆発ポテンシャルがあるとも言えますが・・・。


トヨタ(7203)は反発。昨晩はアメリカ市場でTeslaが3%超の下落に。アメリカのEV税控除要件に関して、Teslaを始めとするアメリ自動車産業優遇策だとの批判が韓国を筆頭に高まっています。そういう意味ではまだEV化が進んでいないトヨタはマシという感じでもあるでしょうか。もっとも、Teslaはイーロン・マスク氏のTwitter買収に絡んだ換金懸念もあって弱い動きになりました。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。