KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

パウエル議長が喋れば株が下がる

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日経平均は水曜反落。前日のNYはISM製造業景況指数や雇用関連の指標が予想を上回ったことで利上げ継続警戒感が強まり3指数揃って軟調。GAFAM系中心に売られる一方で、ここまで散々売られた中国IT系が買われチャイナドラゴン指数は4%近い上昇。対中半導体規制のアメリカ側の対象者の範囲は懸念されていたより狭いということで、半導体関連株指数のSOX指数は反発。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ北朝鮮がまたミサイルを撃ち朝鮮半島が緊迫化する一方で、全般的に落ち着きを取り戻し買い戻しの動きに。黒田総裁が「デフレではなくなった」と発言したことで、日銀の政策転換が連想されドル円円高方向に振れました。中国株がしっかりしたスタートになると、前引けにかけてプラ転。

後場は改めて売りに押されるも、下げ幅も限定的。夜に控えるFOMCの結果を警戒して、後場の値幅60円に止まる形。引けにかけて値を戻しましたが、結局小幅安で終わりました。TOPIXはプラス。売買代金は3.3兆円台と連日の3兆円超え。REIT指数は7営業日ぶりの反落に。


投資判断は「買い」。水曜のNYは注目のFOMCにおいて、結果は事前のウォールストリートジャーナルの報道通りだったものの、パウエル議長の「利上げ停止の検討は非常に時期尚早」と発言したことなどを受けて一転急反落。特にGAFAM系が大きく売られたことでNASDAQの下落率は3%超。ただVIX指数はほぼ変わらずの25.9ポイント。執筆現在の日経平均先物は27330円となっています。

NASDAQは、Amazonなどが決算で転けたことでGAFAM総崩れの様相。先週はウォールストリートジャーナルの記事で利上げ圧力緩和観測が指摘されたことによるものでしたが、そのターンは終わりました。

ただ少し前ならばAmazonGoogleMicrosoftといったギガテックの大幅下落は流動性の高さから機関投資家が持っている→大打撃で投げ売り・・・と負の連鎖を連想されてもおかしくありませんでした。しかしクレディスイスの破綻懸念が伝わろうが、中国ハイテク株が暴落しようが、もっと言えばこれだけ世界中の債券が売られようが「○○のヘッジファンドが破綻して大変だー」という声は出て来ません。

というより、これらの下落は少なくともジャクソンホール以降改めて明確になってきているわけで、今更「うわー、GAFAMや債券を大量に抱えている。何も備えていない。どうしよう」と慌てているファンドマネージャーがいるとすれば途方もないアホです。少なくとも大金を預かる資格は無い弱小ファンドでしょう。であるならば、そういったところの破綻は、むしろ出尽くしのサインであり好材料かも知れません。

毎週恒例のFRBのバランスシートは通常ペースの減少。着実に減少してはいっているものの、ここまでの投資家の換金ペースに比べると大きな引き締めにはなっていません。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

為替に関しても10月以降ユーロの買い戻しが強く、ドルインデックスにはピークアウト感があります。中間選挙を前に国内輸出産業から恒例のドル高是正圧力がかかった・・・というよりは、9月末を期日とした様々な機関投資家のリバランスが一巡したことによるものと考えるのが妥当です。でなければ何故9月末がユーロの底打ちだったのかというところに辻褄が合いません。

なお、10/25時点の短期筋のポジションは、為替介入の失敗を見込んだ円売りポジションが膨らんでいます。ここは神田財務官の言う「投機筋と厳しく対峙」という言葉に整合性があるようでもありますが、むしろ円売りポジションを呼んだのが為替介入とも言えるでしょう。一方、ユーロ買いポジションが6月以来の水準に膨らんでおり、これが足元のユーロドルパリティ復帰を演出した一つの原因にも思われます。
https://imm.gradefour.net/

商品市況に関しては、ドル安の流れを受けて全般的に上昇圧力に。ただ天然ガスは欧州では少なくとも現在は供給に問題が無いことから、価格は落ち着きを取り戻しつつあります。

なお、ビットコインなども2万ドルを回復しており、復調傾向。世の中の現金が一斉に金融資産に替えられている印象です。

今週のスケジュールとして本日は日本は祝日。アメリカではISM非製造業景況指数。

4日(金)は雇用統計。ただFOMC直後なので、普段よりは反応は弱いと思います。引き続き賃金上昇率に注目。あとはボストン連銀総裁のコメントがあります。

先週金曜の空売り比率は、出ました54.7%!昨年の10/28のTOPIXリバランスイベントで叩きだした過去最高54.1%を上回りました。当時は売買代金5兆円ちょっとでしたが、今回は5.8兆円と歴代2位レベル。これは相当強烈です。

ただ昨年はそこから確かに2週間程買われたものの、11/16を天井に今の下落相場が始まりました。当時岸田政権が金融所得増税に言及したことで上げ止まり、その後アメリカ株の変調で長期上昇相場が終わってしまいました。そういうわけで勿論需給だけで話が決まるわけではないのですが、過去の例を見ても空売り比率50%超えはまず最低一週間は無条件で強いです。

個別企業の決算発表は順調に進んでいます。総じて決算が出た後に弱い反応が出がちですが、その後結局買い戻されるパターンも多く、相場のトレンドを変えるまでには至っていません。


新興市場も「買い」。水曜の東証グロース市場指数は続落。引き続きアメリカでのグロース株売りの流れから日本でも弱く5日続落。水曜はCore指数も下落しました。決算が先んじて出ている大型株に資金が奪われている印象も。足元のNASDAQの急落を受けて、このままだと明日も厳しい展開になりそうです。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は反落。決算発表後は弱い動きが続いています。同社は例年この2Qの弱さを嫌気してか、年末まで売られる傾向が続くため、今年もそのアノマリーに沿った値動きになるのかも知れません。とりあえず1000円の節目を割り込んでしまったため、目先は200日線での攻防に注目です。


トヨタ(7203)は続落。前日の決算はまた毎度のパターンで売りで反応する形。水曜も売りが続きました。ただ2000円の節目をまた意識する形。足元の日本株の底堅さもあり、この水準での踏ん張りに期待します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は10月の成績発表です。10月はまあまあ良かったのではないでしょうか。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。