KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ株は2週連続安

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日経平均は金曜続落。前日のNYはECBラガルド総裁の姿勢も市場予想よりもタカ派色が強かったことや、アメリカの小売売上高が市場予想を下回って一段と売られ、3指数揃って軟調。全面安となりました。中でもNVIDIAに売りの投資判断を示されたことなどで半導体関連株指数のSOX指数は4%超の下落となり、NASDAQの足を引っ張りました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。それでもほぼ寄り天の形で次第安に。他のアジア株が相対的に落ち着いている中で断続的な売りが続きました。

後場は前日に遂に3分割を発表したファーストリテイリング(9983)が一段安し、足を引っ張る形。27500円を割り込むところまで売られましたが、最後は若干買い戻しが出て引けました。売買代金は3.4兆円台と活況でしたが、FTSEのリバランスに絡むものが1兆円程度入っているということで、それを差し引けば薄め。REIT指数は続伸。


投資判断は「中立」に。金曜のNYはPMIが予想を下回ったことや、連銀高官のタカ派コメントが続いたことで3指数揃って続落。アメリカ版メジャーSQとされるクアドルプル・ウィッチングデーで4兆ドル相当とされる決済が集中したことも影響しました。VIX指数は22.6ポイントに微減。それらを受けた日経平均先物は27280円と、週明けの日本株軟調なスタートが予想されます。

最近のアメリカ株はとにかく弱い動きが続いています。表立っては「FRBの金融政策長期化」が意識されていますが、12月に入ってからインド株も反転してきたように、世界ポートフォリオで株→債券への資金移動が進んでいるようです。もしFRB金利高止まりが長期化するのであれば、もっと金利が上がってもおかしくないのに、債券は比較的買われています。

ですから「FRBの金融政策長期化」という理屈に合っていません。S&Pは12月に入ってから3勝8敗という成績。13日に最高値まであと6.1%にまで戻したNYダウも似たようなもので元気がありません。

私自身来年は株が下がるとは思っていますし、結構皆が皆「来年は下がる」と言って警戒しているので、暴落に繋がるような原資(売り玉)はありません。10月末時点でアメリカのファンドから2,314億ドルもの資金が流出したそうですが、このままだと史上初の年間マイナスになるのだそうです。

これはアメリカ株式だけではなく世界の株、債券、商品も含めた金融資産全体から流出したという話ですが、大量のジャブジャブマネーを背景にこれまではずっとリスク資産に資金流入が続いていました。

小売大手のターゲットに続きウォルマートも窃盗による被害で店舗閉鎖に繋がるとCEOが懸念しているように、アメリカ人の貯蓄率は今や2.3%と過去2番目の低水準。インフレで中間層の購買力は既に限界が近いと見られています。GDPの7割が個人消費とされる中で、足元のクリスマス商戦が好調だからといって、リセッションは不可避と見られます。ただ今更リセッションが起きたからといって、逃げ出す資金は限定的でしょう。

政治的に一つニュースなのは、上院の民主党議員が一人離脱したこと。あくまで離党しただけで無所属ということですし、民主党は51議席→50議席になったとしても、全員が党議に従うならばやはり議長票が入ることで過半数は獲得できます。ただ元々民主党議員も一枚岩ではありませんし(ただし共和党議員も一枚岩ではありませんが)、改めて勢力が拮抗してくることで、政権運営は何かと難しくなりそうです。ただしこれは株にとってはプラス材料と捉えられがちです。

もう一つ、中間選挙前からありましたが、イエレン財務長官が退任するのではないかという報道も出ています。本人は否定していますが、何度となく蒸し返されています。

来週末にはまた政府の暫定予算の期限を迎えます。毎度の出来レースで延長が続くと見られますが、この辺りもイエレンさんをうんざりさせているのかも知れません。もしこれが実現するなら「後任が誰になるのか」が重要です。

一応中間選挙が終わり、またインフレ率もピークアウトが見えたので、以前よりはバイデン大統領もインフレを抑えることが最優先では無くなってきていると思います。未だインフレ率が高いのは事実ですが、そろそろ来年や「その次」を見据えて株価をいじめるのを緩和させてきてもおかしくはありません。パウエル議長も18年12月に為す術無く暴落した「ブラッククリスマス」が脳裏にあるはずでしょうし・・・。

日本株に関しては節目1000ポイントが重くのしかかっているのは4月から算出が始まった新市場区分の指数だけではなく、昔からあるTOPIXコア30指数なども同様です。昨年9月以降1000ポイントが意識されたような推移を続けて、なかなか明確に上回れません。

11月は外国人の現物の買い越し額が1.3兆円弱となり、2年ぶりの高水準となった模様。ただし先物は6409億円の売り越しなので、差し引きでは大した数字ではないかも知れません。そもそもこれでも年初から累計で2兆円弱の売り越しであり、12月は年末のリバランスで買ってくるかも知れませんが11月以上買ってくるとは考え辛いでしょう。もっと外国人の買いが殺到してくるような魅力を出さないといけませんね。


新興市場も「中立」に。金曜の東証グロース市場指数も続落。全体的にグロース株が売られる地合でしたが、そもそも12月に入ってからは特にANYCOLOR(5032)が相場を崩しました。ロックアップ期間経過に伴い、立会外取引が実施されたとのことで急落。そして金曜は上方修正を発表しても一段安となりました。

前日にはビジョナル(4194)も決算を受けて売られ、指数寄与度の高いところが特に厳しいです。12月のIPOラッシュも始まり、資金は分散気味な印象です。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。12月は1日の寄り付きをほぼピークに売られ続け、先月の好決算で空けた窓を埋めに行く動きになりました。チャート的にも一目均衡表の雲ねじれに突進。引けで出来高が膨らんだこともありFTSEのリバランスに絡んだ需給要因も多いと見られ、週明けキチンと小さく空いたアイランドリバーサルの窓634円を埋められるかどうかに注目です。


巴川製紙所(3878)は大幅続落。昨日立会外分売を発表し一気に値を崩す形になりました。昔はそうでもなかったのですが、最近は上述のANYCOLORの一件もあって(※一応ANYCOLORは立会外分売ではない)、立会外分売でも大きな売り材料とされる流れになってきました。特に今回一人5000株まで応募可能なので同社にしては規模が大きい点も重石になっている模様です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。