今更ながら、ようやくアルスラーン戦記の小説最終巻を読了しました昔は1巻を一日で読む読書力があったのですが、今は本当に遅くなり、10数ページ読むと疲れてしまいますすると集中力が無くなり、一度読んだところを戻って読み返すハメになったり・・・としているうちにまた疲れてきて、となると続きを読む心理的ハードルが高くなり、本を開かなくなる・・・という負の連鎖
これは私が受験の時に、国語で「主人公はこの時何を考えていたのか?」などという問題が出て、その文章を何度も読み返さないといけないトラウマが残り、脳が疲れてしまった弊害です全く、受験勉強なんてロクなもんじゃない当時のフレッシュな脳を返して欲しいです
話をアルスラーン戦記に戻しますが、最初に読み始めたのは中学生の頃です。大好きな「銀河英雄伝説」の作者である田中芳樹先生が次に送る長編大作ということで、読み始めた時は既に5、6巻出ていたと思いますが、面白過ぎて一気に読みました
基本的には1年に一冊ペースで出ていたのですが、後半になると途端に発刊ペースが遅れ、出版社もコロコロ変わり、完結までに実に31年を費やしました当時中学生だった私も、今や40代後半。昔のようになかなか趣味の読書に時間を割けなくなりました
正直に言わせてもらうと、面白さがだいぶ落ちてしまったのも原因です。前半は三国志などのような歴史戦争物的な感じですごく好きなパターンだったのですが、後半は人外の魔物との戦いが主体になり、やはりちょっと入り込めなくなってきましたそれが出てきたら戦略も戦術もあったものじゃないだろう、と
つまり、私の読書力の低下もありましたが、そもそも惰性や義務感で読む感じになってしまったので、なかなか読書が進まなくなりました結果、最終巻の発売から5年も経過した今、ようやく読み終わったのでした(※次回は若干ネタバレ編になりますので、私より遅くこれから読もうとしている人はご注意を)