KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ほぼ全面高ながら上値は重く

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日経平均は本日反発。前日のNYはNikeや宅配大手フェデックスの決算が良かったこと、また消費者信頼感指数が予想を上回って好調だったことから3指数揃って上昇。VIX指数は20.1ポイントに低下。長期金利は3.67%に低下。半導体関連株指数のSOX指数は2.4%の上昇。WTI原油先物は78ドル台まで上昇。引け後にマイクロンが決算を発表し、時間外では小幅高。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ここまで売られた反動が出ました。ただほぼ寄り天の形になり、次第に値を消す展開に。ファーストリテイリング(9983)など指数寄与度上位銘柄がマイナス転換となり足を引っ張りました。中国株など他のアジア株が好調な推移を見せる中、円高方向に振れる為替が重石に。

後場は若干上げ幅を拡げたものの、前場の高値は上回れない状況。それでも31業種が上昇とほぼ全面高の様相に。売買代金は14時半時点で2兆円弱と最近の中では低調。REITは続伸。


投資判断は「中立」。欧米の利上げペース鈍化は当然投資家の姿勢に変化を与えています。株はトレンドが元々弱かったのが更に弱くなっている流れ。利上げペースが鈍化したのに、また一段と「Cash is King」の流れ。FRBのバランスシートもここ2週間は全くと言っていい程変化がなく、特に資金が吸い上げられている感じはありません。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

一応、利上げ長期化に向けて本来売られるはずの債券が買われ強弱間が対立→それ故長期金利に大きな変化が出ていないという理屈は言えるかも知れません。つまりこれらリスク資産→債券へと資金がシフトしている面は考えられるでしょう。中でも2年金利などの短期金利は若干低下し、逆イールドが縮小していますから、本当に業績を意識する相場に入っているのであれば、この辺りをもう少し好感してくれても良さそうですけれど。
https://jp.investing.com/rates-bonds/usa-government-bonds

気になった記事は「世界の機関投資家が年内に株を1000億ドル売り」という話。3Q末(9月末)と比べて株価が上がったので、ポートフォリオリバランスの一環として売られるという話でした。上述の話の裏付けになっている感じです。

ただ別に日本株だけが売られるわけではないですし、またそもそもアメリカの10年債などを見ると、10年債だって上がっています。あくまで「最大」1000億ドルという話だったので、個人的にはここからはあまり気にする必要は無いのかなと思っています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-18/RN38HGT0G1KW01

スケジュールとしては、本日はアメリカで7-9月期の実質GDPの発表。これは速報値通りの着地が予想されていますし、大きな乖離がなければ株価への目立った反応は無いと思います。

23日(金)はPCEデフレーター。毎度重要な指標であると指摘していますが、毎度株価への目立った反応はありません。ミシガン大学消費者信頼感指数の発表もありますが、むしろこちらの方が反応が大きかったりします。なおクリスマス近いということで債券市場は短縮取引。そして週明け26日(月)は欧米諸国全般的にクリスマス休場です。

日本株に関しては18年12月と似ているとした嫌な予感が、次第に現実味を帯びてもいます。とりあえず元々「12月中旬以降は買いポジションを極力落とした方が良い」と指摘していたように、今の投資判断は「中立」としています。

日経平均は案の定、先々週金曜の幻のSQ27576円が何も下支えにもならず。一応、例年12月は後半高のアノマリーがありますし、12月でなくても毎月前半と後半はトレンドが変わることはむしろ多いです。ただ今回は多くは期待できない感じがします。





新興市場も「中立」。本日の東証グロース市場指数は続落。市場別ではスタンダード市場がまた最強で(あくまで相対的なものですが)、プライム市場指数と逆転してきました。今年の年初来安値→高値までの上昇率ランキングでベスト10に7銘柄がスタンダード市場のものだったということで(仕手っぽいものも多いのですが)、市場再編の結果最も地味な市場との位置付けになったここが、案外好パフォーマンスとなっています。それ以外のものも下がりにくい感じです。

一方、グロース市場は12月第一週の投資主体別売買動向において、外国人投資家が224億円の売り越しとかなり売ってきていました。グロース市場は配当金がほとんど出ないので、メジャーSQ週だからといって外国人投資家の玉移動の影響は限定的なはず。純粋なグロース忌避の動きが出ていると見られます。その流れが先週末のグロース株売りの流れにも繋がっていたようです。

このスタンダード市場もグロース市場も、個人投資家の比率が高い市場です。ということは、これらの差は外国人投資家が売ってきたか否かの違いであると見られます。「そりゃそうでしょう」的な感じではありますが、言いたいのは個人投資家の損出し売りの影響は小さいと見られること。

そう考えるとスタンダード市場はこれから売られるかも知れませんし、グロース市場はもっと売られるかも知れません。IPOラッシュシーズンであることからも、資金を奪われがちです。ただ昨年存在した日経JASDAQ平均は大納会にかけて実に29連騰という脅威的な記録を打ち立てていました。閑散相場の中で個人投資家の餅代稼ぎマネーが入り、値動きが良い銘柄が出ることも事実です。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は続伸。昨日立会外分売の価格が決定し、本日分売が実施されました。ただ分売実施の規模の割にはネットでは「当たらなかった」という声が多く、繋ぎの空売りなどの買い戻しが膨らんでいる形。やはりこれくらいの株価まで下落してきたら、利回りなどで妙味が強いようですね。下値での出来高膨張からの買い戻し圧力に期待します。


一蔵(6186)も続伸。昨日訪日外国人観光客数が発表され、前月比では倍近い93万人に。中国人観光客がほとんどいない中ではかなり復調してきた感じです。ただ折角の円安メリットが減ってきたのは彼らにとっては残念ですね。ともあれインバウンド関連株として同社にも買いが入る形。割安感、出遅れ感も強いです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。