KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

閑散相場も高値引け

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日経平均は本日反発。前日のNYは出てきた経済指標が予想を上回ったことや、ブラックアウト期間前のボストン連銀総裁のタカ派的な発言を受けて3指数揃って軟調。中でも対中国規制を意識して半導体関連株指数のSOX指数が3%近い下落となり、ここまで相対的に強かったNASDAQの下落が大きめ。Netflixは3%安で終えたものの、引け後の決算を受けて時間外で7%程の上昇。

それらを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行。ただほぼ寄り付きを底値に次第高の展開に。為替も次第に円安方向に振れ、株高に繋がりました。アジア株もしっかりで追い風に。

後場ドル円が129円台を回復したことで買い安心感。そのまま右肩上がりで昨日寄値を超える高値引けとなりました。売買代金は2.3兆円台と閑散。REIT指数は直近安値を更新する場面があったものの、引けで戻して1800ポイントを回復しました。


投資判断は「やや買い」。まずアメリカ株の方は今年に入ってから比較的順調です。S&Pは今週4000ポイント台を回復する場面があり、今年に入ってからの上昇率は4.2%に達しています。それに合わせてVIX指数も1年ぶりの低水準を付ける場面も。ちなみに日経VIも18ポイント割れで案外低水準です。

注目のアメリカCPIは総合に関しては全く予想通りの着地で、前月の年率+7.1%→+6.5%に低下。エネルギー価格の落ち着きが主因の模様です。コアも+6.5%→+6.3%ということで、インフレのピークアウト感が見えて個人的にはベストシナリオで着地したようには思われます。

売られ過ぎた半導体株中心にNASDAQに買い戻しの資金が入り、今の状況の良さが見て取れます。売り方が嵩にかかって売り仕掛けられる場面ではないということはわかります。

ドルだけは下がっているのでトリプル高ではないのですが、債券もしっかり。ISM非製造業景況感指数がコロナ時を除けばリーマンショック以来の50割れとなったことなどから2年債と10年債の金利差が広がり逆イールドが深耕しているのは気がかりですが、ともあれアメリカ市場に資金が戻ってきている形です。より正確に言えば、EUやイギリスといったヨーロッパがトリプル高の状況にあります。

もう一つ、日本株の弱さの裏側で中国株の復活が顕著です。もっと言えば世界で円建ての日本株だけが弱い状況とも言えますが、アジア株のリバランスとして中国株買い日本株売りは、(それ程大きくは無いにせよ)少なからず起きているのではないかと見られます。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-13/ROF1CCT0G1KW01

昨年末の日銀の金融政策の変更がキャリートレードの巻き戻しを誘って世界の株式市場が混乱に・・・という事態に及んでいないのは不幸中の幸い。金利差は十分大きいですが、為替が円高に進む中で外国人から見た債務残高が増えますから、嫌気する巻き戻しが出ても不思議ではありません。

ビットコインは今年に入ってから息を吹き返してしっかり。特に最近はドルが安くなってきた分、ビットコインに資金が回っている感じです。またその他商品市況にもドル安の恩恵があり、しっかり上昇している形。

日本株に関しては大発会こそ安く始まりましたがその後は強く、結局昨年10~12月と同じような展開になる可能性があります。色々なイベントがありますが、機関投資家のポジションリバランスが一番の需給要因であり、それに沿って動きが「後付け」でイベントの結果を使って解説されているだけなのかも知れません(イベントの初動はアルゴで反応しているだけ?)。

チャート的には年初のブログで書いた長期下値支持線、すなわち「アベノミクス開始後の下値支持線」が意識されているような形で何とか命脈を保っています。ここを明確に割り込んでしまうと下落がいよいよ本格的になってくるのでしょうけれど、個人的には1月は乗り切れる方が可能性は高いと思っています。私も含め皆が皆「年前半は安い」と言っているので、警戒感は十分織り込まれていると見られますし。

ここから相場が一段と下がるには、もう少し買い方を油断させるか、発射台を高く持ってこないといけないでしょう。この水準から売り仕掛けようにも、ハイリスクローリターンだと認識している投資家が多いと思います。

個別では、日本製鉄(5401)が昨年5月以降続いた上値抵抗線をブレイクしてきたように、外需が今年に入ってから元気。安川電機の決算に関してはアナリストがそれぞれサーボモーターの受注減にケチを付けたようでしたが、それでも買われたところに意味がありました。

一方、更なる政策は時間の問題という見方から銀行株は好調。三菱UFJFG(8306)はリーマンショック以来の高値を付けました。銀行も金利が上がったからと言ってすぐ貸出金利が上がり、収支が改善するわけでもありません。そもそも債券価格やREITなどの下落でのダメージが大きいです。ただ決算発表までまだ1ヶ月程時間があるので、銀行株はその間は買われやすい時期とも言えます。


新興市場は「中立」。本日の東証グロース市場指数は続伸。例年1月は低PBRが優位ということもあり、スタンダード市場も含め全方位的に買われても不思議ではない素地はあります。できれば日本も「株高、円高、債券高」のトリプル高となって欲しいですが、日本の方は債券価格が下がっているので、それが資産ポートフォリオのリバランスを生んで日本株を弱くしている面はあるでしょう。



ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は反発。値動き自体はパッとしませんが、なんだかんだで5連続陽線となっています。先日の日経報道では自動車セクターが「09年2月の以来の不人気」ということですが、09年2月はリーマン・ショック後のボトム近辺。陰の極から後は買い戻されるだけというような感じが出て来ています。


一蔵(6186)も反発。中国の春節入りを控えインバウンド関連株は空運や百貨店株で盛り上がっていますが、和心(9271)は反落の動き。同社も戻りがイマイチです。もう少し盛り上がるきっかけが必要です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。