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本日の日経平均は続伸。前日のNYはSVBが正式に買収されることが決まったことで、金融株中心に買い安心感が広がりダウとS&Pは上昇。一方、半導体関連株が売られSOX指数が下落し、NASDAQは軟調。2年債入札が低調だったことで2年金利は一時4%台を回復。長期金利も3.54%に上昇。イラク産原油の輸出停止を受けてWTI原油先物は73ドルまで急伸。
それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ半導体関連株などグロース系が売られ、ほぼ寄り天の形。為替が円高方向に振れて一段と上値が重くなりました。一方、金融株や資源株が権利落ちが近いこともありしっかり。ただ前引けにかけてマイ転する場面も。売買代金は11時15分時点で1兆円台と低調。REIT指数は反発。
投資判断は「売り」。SVBの次はfirst republic bankという全米トップ20に入るSVBとほぼ同規模の中堅の地方銀行(2,130億ドル=28兆円規模)が破綻懸念。富裕層や不動産業界、テクノロジー企業などとの取引が多いとされています。
アメリカの方では新たな危機を押さえ込もうと当局がドタバタしています。直前まで「救済はしない」とイエレン財務長官が言っていたのに、一転保護すると言い出したのは、やはり新たな破綻の連鎖の始まりが見えたからでしょう。危ない銀行はこのドサクサで破綻を発表してしまおうと傾くでしょうし、当局はこれ以上の金融不安拡大を阻止したい。この辺り幾度の危機を経験してきたイエレン、パウエルコンビにしてみれば、当然の結論だったのかも知れません。
しかしこうなってくると、やはり利上げスピードは抑えざるを得ないでしょう。そういった流れが日本にも波及し、日本の長期金利は0.33%に低下しています。日銀金融政策決定会合による現状維持の肩すかしもあり、また日銀を攻めた国債売り浴びせを跳ね返すことに成功したような感じです。まあ実はそうやって日銀にプレッシャーを与えることで、緩和策維持を促しているのだとすれば、彼らの目標は達成されているのかも知れませんけれど。
一つ一つの規模は小さいものの、SVBやシグネチャーの預金者を保護するのであれば、今後出てくる破綻の都度に保護しないと不公平になります。そしてその財源は?足元で債務上限問題が解決の目処が見えていないのに、更に歳出を増やし、一方で金利を上げて市場からM2を吸収する。その二正面作戦の歪みに、売り方は付け入る隙を見出す展開になりそうです。
前回のブログでも書いたように「コロナ禍でのトイレットペーパー騒ぎ」のようなもので、実際に保証される、されないの問題ではなくて、パニックで必要な時に買えない(出せない)かもしれないから、皆で預金を引き出しておこう→資金がショートして信用不安の連鎖・・・ということになるのでしょう。
これは今も昔も変わらない人間の不安心理増幅の問題であり、SNSで更にフェイクニュースで増幅されやすく(人間は信じたい方の情報を信じるから)、チャットGPTでも解決できない問題です。
アメリカの金融機関に関しては、結局預金者は救われるが投資家は救われない、という点がステークホルダーとして大きな違いです。我らがGPIFも550億円ほど今回破綻した2行の株を持っていたということですが、残念ながら救われません。
ですから、政府が預金を保護するから大丈夫・・・といって銀行株が戻るわけではない、という点を勘違いしてはいけません。一応2年金利と10年金利の差である逆イールドはSCB破綻前の1%超→0.4%まで一気に縮みましたが、だからといって金融危機が遠ざかったと考えるのも時期尚早。そもそも解消されていませんしね。
政府当局にこれ以上打つ手が無ければ、市場が落ち着くのを待つか、株価を支える暴落阻止チームとされるPPTを編成するしかありません。しかし今の政権は株価には関心が無く、あくまでインフレ退治が優先。動くのはもう少し遅れるのかも知れません。
日経平均のチャート的には3/6の急伸で空けた窓で12/16~3/3までが巨大な離れ小島となった「アイランドリバーサル」が出来ています。なのでこの窓に吸い寄せられるのは必然です。しかしこれも「いつ戻るのか」が不明なので、ちょっと心許なくもあります。
特に厄介なのは、日本の銀行にとっては期末という最も重要なタイミングであるということ。また日銀金融政策決定会合が現状維持だったということで、銀行株は利ざやの改善が望めなくなっています。また植田新総裁は「今の金融緩和継続が適当」と言っている以上、最初の日銀金融政策決定会合でいきなり信用を失うような逆撃も入れにくいはず。となると当分YCCの解除は無いということになります。
そのタイミングで資産のボラティリティが上がってしまうと、バランスシートの期末評価に不透明感が出て来ますから、なるべくキャッシュ化してしまおう・・・ということにもなりかねません。しかし昨年末にバフェット氏が株を既に売っていたという話も、またさすがはバフェット氏・・・ということになってくるのでしょうか(翻ってキャシー・ウッド氏は・・・)。
そういう意味で毎度の繰り返しですが、やはりスタンダード市場などのように「海外や為替との連動性が薄く、安定感がある内需系」は、あまり負の影響を受けなそうですから、売却の優先順位は低いと思います。
新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反落。昨日は注目のIPOであるカバー(5253)が後場に初値を付けた途端に、金曜から強かった直近IPOが総崩れ。本日はそのカバーがまた買い上げられ、またIPOが3社上場したところで資金が奪われたような感じになっています。NASDAQなどグロース株の弱さも逆風な感じに。
【ポートフォリオ銘柄】
アニコムHD(8715)は反落。昨日反発した分、本日は保険株が強い中でも反動が出る格好になっています。ペット関連株はエコートレーディング(7427)やペットゴー(7140)といった関連株は強い上昇トレンドを続けているのですが、時価総額がこれらに比して大きな同社は下落トレンドが止みません。期末をターニングポイントにできるかどうか。
トヨタ(7203)は続伸。ヨーロッパではドイツが35年までのガソリン車全面禁止に反対。それを受けてトヨタを始めとする日本の自動車メーカーに復調期待感が出ています。まあ発電時にCO2が出るEV化は環境を考えてやっていることではなくて、単に欧州自動車メーカー復権のためのパフォーマンスに過ぎませんでしたからね。当然の帰結だと思います。
・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。