KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均年初来高値更新!

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは寄り前にFDIC(連邦預金保険公社)が「預金保険基金に関する発表を本日行う予定」と一部報道が伝わり安心感が広がったものの、地銀のパックウエストの預金が一週間で1割減少したという報道から地銀不安が再燃。高安マチマチとなりました。決算を受けたDisneyの下落も響いてダウは下落も、AI検索機能を発表したGoogleが買われNASDAQはプラス。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が29235円となり、年初来高値更新を更新すると、一旦達成感による売りが優勢に。ただその後は改めて買いが入り、上値を拡げました。厳しい決算を受けてソフトバンクG(9984)が売られたものの、東京エレクトロン(8035)には買いが入るなど明暗。

後場は一段高。引けにかけてジワジワと買われて間際に高値を付けましたが、最後は後場寄り水準に戻して引けました。20年以来の5週連続高。売買代金は4兆円弱とSQでもありますが大活況。REIT指数は続落でした。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYはミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回ったことを受けて3指数揃って軟調。薄商いの中で方向感に乏しい小動きでした。長期金利は3.46%に上昇。VIX指数は17.0ポイントに微増。WTI原油先物は70ドル割れの場面も。それらを受けた日経平均先物は29570円となっており、週明けの日本株はまた年初来高値更新が見込まれています。

銀行破綻懸念に加え、足元で案の定心配されてきたのは債務上限問題です。イエレン財務相が6月1日にも資金が枯渇と警告。結果、市場ではわずか1ヶ月ものの短期国債利回りが一時5.8%と急伸し、債券の中で最も高い利回りに。
https://jp.investing.com/rates-bonds/usa-government-bonds

まあ1ヶ月ものは流動性が低いことから実需を反映していないでしょうし、現実的にイエレン氏の発言は合意に向けた尻叩きの面もあるのでもう少し大丈夫でしょうけれど、未だ明確な出口が見えていない以上、時間の経過と共に気にされて当然ではあります。

こうして考えてみると、5月に入ってから株でも債券でも「流動性が大きくて安心感のあるところ」に資金が集まっている感じです。AppleMicrosoftGoogleといったところが買われ、中小型株指数のラッセル2000は低迷、10年債は買われるけれど、1ヶ月ものは売られる・・・などなど。

FRBのバランスシートはSVB破綻の際は資金供給を拡大したことで一転急拡大したものの、今回のファーストリパブリックバンクでは拡大せず。過去2番目の規模の破綻とはいえ、早急にJPモルガンによる吸収が決まったこともあり、FRBの出る幕は無かったということでしょうか。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

ドル円は3月高値を抜けず。日米欧の金融政策が一巡し、総じて円高に振れた形になりました。毎年ゴールデンウィーク明けは円高になる印象ですが、ゴールデンウィークに海外旅行した人は何となく損した感じになりますね。

ちなみにアステラス製薬(4503)がアメリカの製薬会社を8000億円規模の巨額買収を発表し、その分円転が必要・・・ということが円安圧力になる面も指摘されていますが、まあ過去のソフトバンクG(9984)や武田薬品(4502)などの巨額買収案件に比べれば規模も小さいので、そこまで大きな作用にはならないとは思います。が、後押しするのは間違い無いでしょうね。

アメリカの金利は先に示した国債のショートポジションの積み上がりや、この債務上限問題で、上がりやすいタイミングにあるとみられます。となれば目先はドル高に向かいやすいはずですが、債務上限問題が上値を重くしている、という状況です。

連休中のもう一つの話題は、原油市場の乱高下でした。WTI原油先物は瞬間的とはいえ年初来安値更新。ロシア周辺のきな臭さがまたクローズアップされましたが、原油は弱含んでいます。もしドル高が進むなら、更なる下押し圧力になりそうですが。

決算に関しては、アメリカ同様に日本企業も少なくとも上半期は厳しい見通しを立てている感じです。ただ先に決算が出て来た大手は自社株買いなどの計画を同時に示し、PBRの底上げを進めています。体感的には計画も含めて自社株買い総額がまた過去最高を更新しそうな感じです。しかし中小型株は財務的な余裕がなく、自社株買いが難しいところが多いでしょう。そういう面でアメリカ同様に強い企業と弱い企業の二極化が進みそうです。

なお先々週の信用倍率は前週4.1倍→4.3倍に上昇。売り買い共に減少しましたが、売りの方が少し多く減っている形です。週間では上昇した週でしたが、売り方の諦めが強めに出た週ということでしょうか。


新興市場は「やや売り」。金曜の東証グロース市場指数は反落。大型株市場とは真逆に引けにかけて次第安。200日線に何とか支えられました。大型のCore指数は下げが限定的だったものの、決算集中日で警戒感が勝った形。来週月曜でほぼ決算も一巡するので、再評価されるとしたら火曜以降でしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は反落。紙パセクターが前場まで買われる動きになっていましたが、次々出てくる決算で雰囲気が悪くなり、ここも金曜後場に決算を発表。今期は増収も大幅減益見通しを出して急反落の形になりました。ただここは毎度保守的な決算を出して、後々修正してくるタイプ。株価は修復していくと思います。


一蔵(6186)は続落。こちらは引け後に決算を発表。今期は大幅増益見込みではありますが、四季報予想に比べると渋い感じ。ただ配当は21円→28円と大幅増額になっていて、利回りは4.9%に。足元株価は調整する動きになっていましたが、この辺りどう評価されるでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。