KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均も33年ぶりの高値に!

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり4,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は金曜続伸。前日のNYは6月利上げ観測が強まるも、債務上限問題に関して合意を得られると楽観的な観測が引き続き、3指数揃って上昇。小売最大手のウォルマートの決算見通し引き上げも、市場心理の改善に繋がりました。日本に今後数年で5000億円規模の投資をすると発表したマイクロンなどが買われ、半導体関連株指数のSOX指数が3%超の急伸。NASDAQはまた年初来高値更新に。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が138円台後半にまで円安が進み、夜間の先物が既に30900円を突破していたこともあり、一気に上値を追って33年ぶりの高値に。ただほぼ寄り天の形で、その後は戻り待ちの売りが上値を押さえました。10時以降は買い戻しが進んで、改めて高値を伺う動きに。

ただ後場は週末特有のリバランスや、日曜に控えるバイデン大統領と下院議長の協議の結果もあり、利食い売りに押される展開。それでも最後は30800円台を維持して、終値ベースでも33年ぶりの高値を付けました。売買代金は3.4兆円台と活況。REIT指数は反発。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは債務上限問題の協議が中断されたことで3指数揃って反落。またイエレン財務長官が「銀行は一段の合併が必要になる」とコメントしたことで地銀株も売られました。一方、パウエル議長が「政策金利をそれ程上げる必要がないかも」と発言したことで6月利上げ観測が後退。それらを受けた日経平均先物は30820円となっています。

日本株の強さの理由はバフェット氏の日本株買いコメントに象徴されるように、外国人投資家の買いが挙げられます。投資主体別売買動向でも外国人投資家の買いが鮮明。外国人投資家が売るグロース市場が弱いという形です。

高値を更新しても空売り比率や信用残などを見ても、売り方の買い戻しが相場を押し上げている感はあまりありません。良く言えば実需主導の上昇。個人投資家は指をくわえて上昇相場を眺めるか、あるいは小型株の下落で打撃を受けているかということになります。

今回の決算シーズン、市場が反応するのは来期の業績動向よりも「どれだけ株主還元に積極的か」がテーマになっている印象です。勿論業績が良くて還元もするのが◎なのですが、今期減益見通しであっても増配や自社株買いに積極的でPBRを押し上げようという意思が見て取れれば、今後も続く還元姿勢の現れだとして株価の反応と、その後の持続力が良いものが目立ちます。

ともあれ無事決算がほぼ一巡したわけですが、日経平均のEPSはなんだかんだで結局決算シーズン前と大きくは変わらない程度に回復しました。PERは18.3倍ということで、割高ではあるものの、前日の19倍に比べるとマシ。うーん、どういう計算でこうなってきたんですかね・・・。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

あと、個人的な感想としては市場改革が意識される中、自社株買い、増配が増えた以外はあまり大きな動きが無かったなという感想です。例えばTOBMBOというのはあまり目立って増えていません。あるいは低PBR改善や、プライム市場残留に向けて何らかの決意表明が出るかと思いきや、逆に諦めてスタンダード市場に降格するケースもチラホラ。その辺りのリスクが中小型株にとっては時限爆弾的なリスクになっていて、買い辛さがあるのかも知れません。

大型株選好の流れは継続しており、先週からプライム指数の方がスタンダード指数を上回っている形。ただ個人的には徐々にスタンダードに降格する企業が増える→スタンダード市場全体の時価総額が増える→新指数などが出来やすくなる、という形で、これまでの東証2部やJASDAQスタンダードとは異なり、成長力が出来た点ではポジティブだと捉えています。

業績的には日米共に今期は減益見込みの中で、株価が上がり続ける度、違和感も大きくなってきますが、私がよく言う「チキンレースは最後に旨みがある」という状況に今は入っていると考えています。

その裏側に「皆が下がると思っていたら下がるに下がれないから、出遅れたと飛びついてきたり、諦めて売りポジションを手仕舞わせるような状況が作り上げられてから下落に向かう」という需給側の事情があるからでしょう。今散々売り手に回っている個人投資家を誘い込もうとしているようにも見えます。

ただ個人投資家の最大の武器は「待てる」ということ。機関投資家のように「現金で持っているわけにはいかないから、債券を売った金をどこかのリスク資産に投じなければならない」という制約がありません。機会損失は確かに悔しいのですが、自身の理解できる、あるいは納得いく状況になるまで相場を客観的に見ていれば良いのです。無理をする必要はありません。「頭としっぽはくれてやれ」と考えるのが精神衛生的にも正解なのだろうと思います。

アメリカ市場に連動しないのは日本株の良いところなのですが、さすがにアメリカが急落したりしたら途端に追随せざるを得ないでしょうし。債務上限問題の行く末や、それで突然格付け機関が格下げをほのめかしたり・・・という展開も十分考えられます。とにかく株式市場がいつ「正気を取り戻す」かわからないので、注意しておくに越したことはありません。


新興市場は「やや売り」。金曜の東証グロース市場指数は反発。週末のリバランス的な動きもあって、昨日まで大型株市場に反して売られていたグロース市場にも買い戻しが入りました。ただあくまであや戻しに過ぎないとも思いますから株価は高値圏を維持し、外国人が好む大型株買いの流れに変化は無さそうです。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は大幅反発。金曜後場に中期経営計画の修正を発表。数値目標自体に変更は無いのですが、実は個人的に良かったなと思うのは来年からの商号変更と所属業種区分の変更協議。もうほとんど製紙会社では無いので、こういうところの地道なアピールは良いと思います。ただ今回4%も反発した理由がよくわかりませんけれど。


Deere & Company(DE)は反落。金曜に決算を発表。予想を上回る決算を出して朝方こそ買われたものの、結局売られて引けました。昨年末からずっと下落のトレンドに変わってしまっており、流れを変える程のインパクトは与えられなかったようです。うーん、しばらくきつそうですね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。