KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

債務上限引き上げの下院採決迫る

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昨晩のNY市場は雇用動態調査が好調だったことで6月の利上げ確度が高まり、また債務上限問題の採決も控えていたことで3指数揃って軟調。中国の経済指標悪化からWTI原油先物は67ドル台にまで下落し、エネルギー株が売られました。ただMSCIのリバランスがあり、引けにかけてやや下げ幅を縮める動き。ここ最近急騰の反動でSOX指数は2.7%の下落。VIX指数は17.9ポイントに上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から売り先行のスタートが予想されています。


投資判断は「やや売り」。先週はアメリカでAIを悪用したデマが流れましたが、崩されなかったところに、株式市場の強さがあるとも言えます。結局株式市場にとって「事象が真実かどうかは別」であり、投資家が「そう思う」方が真実。つまり現在付いている株価こそが唯一の真実であるという面があります。アメリカ市場もNASDAQは年初来高値圏にあり、投資家心理も少しずつ過熱してきている中で、大崩れしなかったのは立派なもの。

今のところ、5月中旬以降の株安に白旗を揚げた私のイメージとしては、(更に上がるかどうかは別として)6月末くらいまで「暴落はない」という感じです。6月メジャーSQまでは需給が良さそうですし、その後も株主総会シーズン=配当金支払いシーズンとなり、買い意欲が衰えなさそうです。6月のNYダウは「Sell in May」の格言響き、00年以降8勝15敗と弱いものの、日経平均は同14勝9敗と勝率が高いのはこの辺りに原因を求められます。

ただ「上がるかも知れないけれど、上げは限定的。リスクの方が大きいのでは」という意味合いで、ポジションは抑えて待った方が良いという認識です。S&P500のPERは19.5倍ということですが、日経225の指数ベースでの予想PERが18.7倍ということで、結局EPSの回復ペースに合わせて日本株のPERも上がってきました。まあ指数全体のPERでの比較は評価軸に統一性がないので、あくまで目安に過ぎませんけれど。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

そうこうしている間に個人投資家が痺れを切らして買い始め、ここまで弱かった中小型株が遅れて上がって相場を下支えしそうです。

ただ逆に言えば、本日の採決が否決されれば7月頃にまだ債務上限問題がゴタゴタし、米国債格下げ・・・というようなことも考えられます。夏場は薄商いで売りが出たら下がりやすく、どこかで起こるであろうリセッションを意識した水準訂正は、その辺りに起きるんじゃないかと思っています。その辺りで個人投資家の資金が株式市場に入りきり、高値圏で捕まってしまった・・・という遭難者が増えるパターンになるのではないかと見ています。

ところで過去に「日経平均TOPIXが上がって、マザーズ指数が弱かった期間はいつだったかな」と思い、チャットGPTに聞いてみましたが教えてもらえず、自力で探ってみたところ、18年4月と今年の4月に類似性がありました。

当時はトランプ政権が中国に関税をかけて圧力を与え、中国株が大きく売られ始めた時期ですが、当時との類似点は「中国リスク」「新年度相場入り」という辺りで、根本的な原因は結局外国人投資家が大型株は買うけれど、マザーズ指数は売っていた、というだけでした。

当時は5月に入ると一旦乖離が無くなりましたが(また大型株と連動するようになった)、6月~8月半ばまでまたアンダーパフォームするようになりました。6月中旬にメルカリ(4385)という超巨大IPOがあり、7月には当時時価総額3,000億円規模のやはりユニコーンとして期待されたMTG(7806)がIPOしたのも、需給バランスを崩した一因でしょう。

じゃあ何故8月後半から下げ止まったかというと、結局外国人投資家が売り尽くして一転買い越し始めたから。3月末→8月中旬まで20%以上指数が下落し、ようやく落ち着いたというのが背景です。その4月~8月半ばまでの間、やはり大型株に資金が流れるということでNT倍率が徐々に上昇していく傾向が目立った期間です。

そんなNT倍率は半導体株が買われて牽引。75日線との乖離率も8.5%。短期過熱感があることは、こういったところを見ずともわかります。
https://nikkeiyosoku.com/ntchart/

個人的に意外な感じがするのが、業種別で「機械」の指数が5/29過去最高値を更新したこと。勿論、円安なので更新しても不思議では無いですし、機械受注の良さが買いに勢いを与えた形。ただ本日、そこまで機械株が皆皆強かったわけでもないのですが。この辺りはもう少し精査してみる必要はありそうです。


新興市場は「中立」に。昨日の東証グロース市場指数は続伸。昨日は日銀や財務省などの緊急会合による円高MSCIのリバランスが大型株の相場を崩しましたが、そういった影響を受けないグロース市場は安定感がありました。マスコミで「日経平均3万円」「33年ぶりの高値」と報じれているのを見て、焦った新規の個人投資家が入り、出遅れ中小型株に資金が入りそうな感じはあります。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は昨日続落。結局増配発表前の水準に押し戻されました。ここは窓をしっかり埋めてくるタイプの銘柄なので嫌な予感はしたのですが、案の定的中しましたね・・・。ただ逆に言えば窓をほぼ埋めてきたので、今度は上値に開いた窓を埋めに行く動きを期待できます。6月株高アノマリーにも期待。


不二越(6474)は昨日大幅続落。MSCIのリバランスがあり安値引けとなりましたが、200日線も割り込んであっさり5月の上昇分を全てはき出す形。まあこういうケースは翌日シレッと戻るので、本日の戻りに期待します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は5月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。