KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

AppleがARヘッドセットを発表も出尽くし

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :7月8日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/fb33f62a62820dce2fdad549a3d14641/

当然私も参加します(^_^)/

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本日の日経平均は反落。前日のNYはISM非製造業景況指数が予想を下回ったことで3指数揃って軟調Appleが最高値を更新した後に開発者会議でARヘッドセットを発表したものの、出尽くし感から反落。OPECプラスの総会が24年末までの減産延長で合意の一方、来月からサウジが100万バレルの追加自主減産を発表。ただ時間外で高かったWTI原油先物は結局72ドル割れ。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。


投資判断は「やや売り」。先週までの半導体株好調の原因を作ったのはNVIDIAの好決算でした。次の四半期売上高が市場コンセンサスの1.5倍ということで、既に巨大な企業の急成長にビックリ。あのキャシー・ウッド氏も急騰前にとっくに売却してしまっていたということで、予見していた人が少なかった分、サプライズ感が強くなったようです。

そんなGAFAM系(NVIDIAが加わった新語がそろそろ出そうですが)の上昇に牽引されNASDAQは昨年8月以来の高値水準。NASDAQに対する空売りも膨らんでいるようですが、それを巻き込んで更に上昇しそうな勢い。
https://nikkeiyosoku.com/stock_us/short/NDAQ/

利上げに関しては、足元の経済指標が良いのでもう一回くらいあるというのがコンセンサスに。ただそうなったところで先週はS&Pも上昇。

地銀株安は一服。預金流出の動きが(少なくとも表面的には)一服したことや、空売り勢に対する当局の牽制も安心感になっている模様。ただ足元でオフィス空室率の高止まりなどで商業不動産の価格下落が懸念されていますが、その商業不動産ローンの7割を中小銀行が占めており、特に来年にかけてうち2割が借り換え時期に当たるラッシュなのだとか。一つのドミノが倒れると、深刻な不動産、金融ショックが起きかねません。

過去の経験則上、大体逆イールドが始まってから1年前後でS&Pがピークを付けます。ただその「1年前後」が6~16ヶ月後と幅広いので、ピタリと下落の開始を言い当てるのが難しく。今回の場合、昨年7月から始まりましたが、特に逆イールドが深掘りされていて、過去に無い水準にまで達しています。今のところ、直近ピークは昨年8月に付けた形。

債務上限問題に関しては、無事解決しました。ただ今後格付け機関が格下げに踏み切らないかどうか、懸念は残ります。まあ格付け機関も所詮は一民間企業であり、適当なものではあります。結局、流動性や安全性の面でアメリカ国債を凌ぐものが存在しない以上、一番信頼されている商品という位置付けに変わりは無いのですが。

もっとも、ドイツはGDPが2四半期連続のマイナスとなったことで正式にリセッション入りとなったものの、ドイツDAXは史上最高値圏にあります。今回の世界的な株高が明らかに金余りを背景にしており「株はインフレに強い金融商品」という特性がよく表れているのかも知れません。

私が子供の頃に「アメリカは双子の赤字」と習いましたが、それから一向に解消されないまま30年経って株はドンドン上がっています。リセッション云々より、結局お金がどこにどいう理由で集まるかを考えるのが重要です。

ここまでの外国人投資家による日本株買いに関しては、私も含めて色々と後付け講釈が進んでいますが、中台問題による地政学リスクからの資金の逃避、また日本株に相対的な割安性、優位性が意識されている、という説は一定の説得力があります。地政学リスクが消極的ながら日本株に資金を呼び込んでいるという皮肉。

ということは、この問題が解決しない方が日本株にとっては都合が良い、ということになります。

ちなみに日経平均のEPSは、なんだかんだで今年度で最大水準になりました。何がどう作用したのかよくわかりませんが、まあ自社株買いも多いので、進めばそれだけでEPSが増えるのかも知れません。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

為替に関しては日本株がこれだけ買われ、半導体工場などに外資が投資・・・となっても全く円高に振れず。まあ前者に関しては、むしろ海外投資家が円売りヘッジを入れながら長期投資の資金を入れていると考えれば合点がいきます。

商品市況に関しては、原油を始め各商品がドル高にも関わらず落ち着きを見せ始めています。総合的に先週はリスクオンだったという感じ。


新興市場は「中立」。昨日の東証グロース市場指数は続伸。先々週分の投資主体別売買動向ではグロース市場は外国人投資家が逆に現物を227億円の大幅売り越し。結局大きく前週買った以上に売ったんかい!・・・ということで、先々週のグロース市場の安値引けの原因がよくわかりました。ただ足元では戻りが強く、大型株が一服すればいよいよグロース市場に資金が回ってきそうです。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は昨日続伸。終値ベースでまた17年7月以来の高値を更新しています。目標株価1500円まであと少しというところ。こういう地合でも強弱振り回されず泰然自若としており、頼もしさがあります。


北陸電力(9505)は昨日急反落。先週末の決算を受けた出尽くし感が強く出た形になりました。地合が好調なことで、これまで強かった電力株にお役御免感が出た面も。原油市況の上昇も電力株にはマイナスでした。ただスーパーエルニーニョ現象が想定される中でも冷夏にならないとされており、夏の電力需要は強そうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。