KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アニコムHD(8715)は自社株買いと提携を発表!

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金曜の日経平均は反落。朝方から売り先行で始まると、38400円割れの動き。ただTOPIXがほぼ寄り底の形で下げ渋り、日経平均も戻りが続きました。後場も一段と下げ渋ったものの、14時以降はトーンダウン。最後は前引け水準に戻して終えました。売買代金は4兆円割れ。REIT指数も続落で5連敗。


投資判断は「売り」。金曜のNYは3指数揃って反発。出てきた経済指標が良かったことや、前日急落の反動が出ました。長期金利は4.47%に上昇しましたが、NASDAQ終値ベースで最高値を更新。一方、前日30銘柄全て下落したダウはほぼ横ばい。NVIDIAがまた最高値を更新し、SOX指数は1.9%の上昇。WTI原油先物は77ドル台後半に反発。

先週はNVIDIAの決算にかき消されましたが、中古住宅販売が予想を下回り、FOMCの議事要旨も市場には冷たく、景気的にはマイナスの状況。金はさることながら、銅や原油といった景気関連の商品市況が下落したのも示唆的です。ヨーロッパの回復に対して、アメリカにはうっすらとスタグフレーション懸念が出てきています。

先週はVIX指数が一時12ポイント割れとなり、コロナ禍以降の最低を更新。まあVIX指数に関しては、以前も書いたことがありますが、私はあまり気にしなくなりました。というのも、NVIDIAなど個別株のオプションが流行過ぎて、もう指数だけで市場の強弱度合いを測るご時世ではなくなってきたと思っているので。

ただし市場があまりにも警戒しなさ過ぎているのは確認できます。「幸せ過ぎて怖い」というような感じですらあり、逆にユーフォリアチックな点が上げの勢いを削いでいるようにも思います。買いたい人は既に買っている状態なので、多少残っている売り方の買い戻しなどで高値は更新するけれど、上げはちびちびと。警戒感が無いということは、予期しない何かが起きた時の衝撃度合いは大きくなるということです。そのきっかけが何になるかがわからないのですけれど。

一方、日経平均のEPSは、保険3社の決算を受けて更に上昇。この辺りを材料にするならばもう少ししっかりしても良いと思うのですが、日中の売られ方が残念な日が続いています。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

そもそも論ですが、先週はSOX指数が4.8%も上昇したのに日経平均の上昇は限定的でした。日本の半導体株はそれなりにしっかりしていて、ソフトバンクG(9984)やリクルートHD(6098)なども決算を受けて上昇。それ以外が弱かったというところです。

先々週末時点の信用倍率は前週6.4倍→6.2倍に低下。買い残が少し減って、売り残が少し増えました。大きな変化はありません。

また先々週末時点の裁定残高は買い残1.9兆円に対して売り残0.3兆円の差し引き1.6兆円の買い長。前週に比べて552億円増えました。

5月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を383億円の買い越し。先物を1739億円の売り越しということで、差し引きでは売り主体に。先週は上昇した週でしたが、外国人の関心は薄れたような格好。一方、信託銀行(年金)は472億円の買い越しで4週連続の買い。事業法人が2,616億円とこの週最大の買い主体となっています。日本株は自社株買いに支えられている構図。

なお、グロース市場では外国人投資家は現物を105億円の大幅売り越し。やっぱりって感じですね・・・。こちらは事業法人の買いが27億円に止まり、自社株買いも少ない市場ですから、ひたすら売りに押されるという具合。ちなみにスタンダード市場は外国人投資家が105億円、事業法人が113億円の買い越しとなっていて、先週は下落の週ではありましたけれど、株価位置を比較的高値に保っていられるのはこの差でしょうね。

REITに関しては日本の長期金利上昇や中国の不動産上昇による比較感からトーンダウン。決算が一巡してプライム市場の利回りも少し上昇したことからも、相対的に魅力を失っています。まず下値固めが先決という場面。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続落。22年に付けたグロース指数最安値781.3ポイントに肉薄し、その後下げ渋りました。外国人は売り続けているし、個人投資家も参戦意欲をすっかり無くしています。終値ベースで22年以来の安値ですから、また追い証の投げ売りなんかも警戒されます。売買代金的にも陰の極ではあると思うのですが、浮上のきっかけが欲しいところです。

グロース市場はIPO銘柄は上場から約1ヶ月間指数に算入されないので、最初の一番高いところが反映されない→下り坂になったところでの指数算入・・・となり、基本的には不利な指数です。一方でプライムに行ける程の優良銘柄は抜けていくわけですから、元々構造的に欠陥のある指数でもあります。そこにブックビルディングの始まったアストロスケールHD(186A)が始まり、申し込みのために換金されやすい状況です。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は金曜反落。そして金曜引け後に自社株買いとアクサ損保の提携を発表。自社株買いは思ったより早く出ましたが、提携は新規の好材料です。このまま株価のステージを変えてくれれば良いのですが、ここは600円を超えたらすぐに頭を叩かれるので、何とか踏ん張って欲しいところ。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反落。一時2月以来の4万円割れの場面がありました。先週はNVIDIAの好決算を受けて半導体株が買われ指数が押し上げられましたが、その裏側でリバランスもあって同社は売られる動き。ここから市場の買い主体となる自社株買いや配当の再投資の対象でもなく、上値の重い展開が続きそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。