KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

人間標本にやられる 前編

湊かなえ先生の「人間標本」読了しましたいやー、これはもう本当にすごいという感想しかありません。読み終えて2日経過しても、その衝撃冷めやらぬ程でした読み進めるにつれて「なるほど」「そうきたか」「やられた」の連続でした。

ネタバレをするわけにはいかないので、内容に関しては公式HPに出てる程度で。表題の通り人間を蝶の標本のようにしたいという猟奇殺人者の話です。ところが内容は単純にサイコパスを気持ち悪がって終わる話では当然ありません。

前半部分は確かに気持ち悪いです。私は娘がプールの習い事で待っている間に、他のお母さんらに囲まれて待合室で読んでいたのですが、内容のえげつなさに「これを読んでいるのがバレたら、危ない奴扱いされてしまう」と思いながら、カバーをかけてバレないようヒヤヒヤしながら読んでいました。

そうやって週に1時間ずつくらい少しずつ読んでいき、前半部分はそこまで強く引き込まれる感じではありませんでした。構成は見事ですが、単なるホラーミステリーを読んでいるような感じですし、書き方にも、何というか「粗さ」があるのです。

ところが。後々わかるのですが、その「粗さ」には理由があったのです。つまり敢えて粗くしているのです。後々その術中に見事にハマったことに気付かされ、読後に色々腑に落ちる仕掛けになっているのでした。(つづく)