またまた湊かなえさんにやられています今回は「U-NEXT」に入ったので「ポイズンドーター、ホーリーマザー」のドラマ化されたものを見ているのですが、これがまたよく出来ています実写化は本当に大変な作業ですが、TBSの湊かなえさんの作品を手がけた脚本家清水友佳子さんを始め、豪華スタッフ陣で固められたWOWOWドラマの傑作です
「イヤミスの女王」の真骨頂と言いますか、表バージョンと裏バージョンのどんでん返しが見事です<観た後はどんよりした気持ちになるので、気持ちに余裕のある時に観ることをオススメ致しますが、何とか一度観ておくと良いと思います最後は多少救われる箇所もあるので、そこに「配慮」を感じますね
今回はオムニバス形式となっていて、全6話の短編(うち表題作が2話)の構成。世界観が繋がっていますが、それぞれ独立した話になっています。タイトルの通り「毒親」といった言葉が流行った裏側にある「毒娘」にもスポットを当て、どちらにも言い分がある、という感じでのすれ違いがメインです。別作品「母性」も同じような作風ですね。
出演陣も豪華で、特に清原果耶さんは影のある透明感が絶妙で大好きな女優さんです「透明なゆりかご」とか、非常に良い作品に出ていて、印象に残ります既に朝ドラ主演などで有名ですが、更なる活躍に期待ですね
一方、「そして、バトンは渡された」の映画も観てみたのですけれど・・・うーん、これはいかがなものか原作の良いところが全然出ておらず。良かったのは私の好きな歌手の安藤裕子さんがまさかのほんのちょっとだけ出ていたところでしょうか・・・やはり映像化は原作ファンの手厳しい目線があるから難しいですねそれだけに成功した時の賞賛は大きいと言えます