KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

カナダ、メキシコの関税延期

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前日のNYは3指数揃って続落。カナダなどへの関税策やISM製造業景況感指数が予想を上回ったことなどで下落したものの、メキシコへの関税が1ヶ月先送りとメキシコ大統領が発言し、トランプ大統領も認めたことで下げ幅を縮小しました。引け後にはカナダも1ヶ月延期に。売買高は活況。長期金利は4.57%に上昇。OPECが減産維持を決めたもののWTI原油先物は72ドル前半に下落。


投資判断は「やや買い」。先週は中国発の小規模のスタートアップ企業が開発した「DeepSeek」がOpen AIやGoogleのGeminiなどに匹敵する性能を持ち、しかも高価なNVIDIAGPUを大量に使わずとも実現できたとされて波乱を呼びました。

一応「DeepSeek」が性能を誇示したのが一週間前の20日だったことで今更反応したのも不思議な感じはあります。個人的には信憑性はちょっと薄いのではないか(パフォーマンスにからくりや誇張、虚偽があるのではないか)という気が、特に根拠もないですけれどするのですが、ともあれテック業界では突然技術的ブレークスルーして革命が起こるものです。

この「革命」という言葉、トランプゲームの「革命」でもありますけれど、「弱者と強者の立場が逆転する」という意味合いがあります。ちょっと話がズレますが、最近の芸能界の松本人志さんや中居正広さんの転落は、この革命感を感じています。

NVIDIAはこれまでこの生成AIに同社のGPUがとにかく必要だということを理由に成長性を担保されてきました。それが(必要は必要かもしれないけれど)、それ程必要ではないということになってくる、あるいは「市場にそう思われてしまう」ことはかなり打撃だと思います。

上述のようにひょっとするとパフォーマンスに怪しさがあるかもしれませんが、そういった「ハシゴ外し」が唯一のNVIDIAの泣き所でした。

個人的にはヨーロッパ株が最高値を更新しているのですから昨年付けた42426円を上回ってもバチは当たらないと思います。ただ誤解の無いように付け食われ場、イメージとしては3月末の権利落ち手前までの目標といった感覚です。

その間、山あり谷ありなのは仕方ありません。まずは目先の決算シーズンがあります。ただこれはアメリカも毎度のパターンで結局事前よりも概ね好調→株高に繋がりそうです。実際、金融株はそれぞれ上回ってきています。日本の方も、とりあえず賃上げ圧力などがありますけれど、無難に通過できるのではないかと思っています。

最大の問題はやはりトランプ砲がいつどのような形で炸裂するかです。こればかりは予見のしようもありません。やはりトランプ1.0と同様ならば、結局お約束の日本時間でのちゃぶ台返しが怖いです。

一応慣れている部分があるとはいえ、アルゴトレードで日本市場は大きく影響を受けそうです。また2月の石破トランプ会談もどうなるやら。ただ悪材料はある程度折り込んでいますから、余程新しい関税を論じない限り、そんなにガチャガチャしないような気はします。

中国に関しては、昨年から色々と株価対策を講じている割には株価の反応が限定的と思います。以前ならば、特に春節前の駆け込み買いがもっとグッと株式市場に押し寄せて、仕手株みたいな動きをしたものですけれど。昨年10月の国慶節前の急騰が結局その後沈静化してしまったので、さすがに懲りたのでしょうか。

個別の選び方については、今週のマグニフィセント7の決算を見てまた考えたいところです。マグニフィセント7はここ一ヶ月イマイチ弱いです。特にAppleは今年右肩下がり。一応それ以外のGoogleAmazon、メタはそれぞれ最高値更新波動なのでマグニフィセント7が終わったわけではありません。ただトランプ大統領就任という大きな変化があったので、物色対象に変化が出ても不自然ではありません。

日銀の利上げについては、経済の影響は勿論ありますけれど、既に金利が高まっているので実態面では大きな話でなはいように思います。ただ純粋に最近思うのは、特に昨年最大の買い手となった自社株買いなどの企業のアクションについてです。

自社株買いが増えた背景の大きなものは東証の市場改革による低PBR是正が主因だという点に異論はありません。ただ企業にとっても、高い配当を出し続けるよりも自社株買いをしてその配当総額を減らすのは、ある種の財テクで好都合でもありました。

ところが足元では金利が上昇してきました。日本はアメリカのように企業が借り入れしてまで自社株買いするような風潮はありませんけれど、利回りと金利の差が縮んでくると、その財テク効果が薄れます。また逆に企業にとしては資金調達を銀行からの借り入れよりも増資で行おうかという気持ちに傾きやすくなります。

一方、金利の上昇は一般的に裁定買い残の積み上がりに寄与します。金利分将来の受け渡しとなる先物価格が上昇→現物とのサヤ拡大→先物売り、現物買いが増えるから・・・というロジックではあるのですが、まあ0.25%の利上げがあったからといってどれくらい増えるんだ、という突っ込みはあるでしょうけれど、一応その裁定買い残の増加分株価は上がりやすくなります。そういったことを全体感として思っています。


新興市場も「やや買い」。グロース指数も昨日続落。売買代金は1096億円とやや薄め。グロースはまだ来週末に決算集中日を控えているので、なかなか動き辛いところです。


【注目銘柄】

フジ・メディアHD(4676)は昨日大幅高。すっかり仕手化している感じです。元々不動産業が主力でPBRが0.4倍だったこともあり割安ではあったのですが、それが世間に広く認知されるには、悪目立ちでもこういうインパクトが必要ということですね。空売りは厳禁です。


マツダ(7261)は昨日大幅安。関税発動を受けて自動車株が下落率トップでしたが、中でもやはりメキシコに工場がありアメリカへの輸出比率が高いことで同社は売られました。逆に自動車株でも影響がほぼ無いスズキ(7269)は一時買われる展開に。本日は一旦その逆の目が出そうですが、まだまだ余談は許しません。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。