KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

米中の緊張はやや緩和

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金曜の日経平均は反落。朝方から売りが先行し32700円手前まで一気に売り込まれましたが、SQ値が32737円となると、その後はその水準を意識したもみ合いに。為替が円高方向に振れて142円台に入りましたが、比較的値持ちが良く。中国株が軟調スタートも、比較的落ち着いたスタートになったことから日本株も一段の売りは見られず。また「正午に日銀が緊急利下げか」というウワサが飛び交いました。

ウワサはウワサで終わったものの、昼に日中韓の財務、中銀当局者の緊急会合があり、トランプ関税の影響を協議。後場寄りは下げ幅を縮めて始まったものの、改めて売り直される動き。13時半以降は為替が円安反転しても一旦売り込まれましたが、14時以降は買い戻しが膨らんで後場の高値圏での引けに。下げ幅を半分くらいに縮めて終えました。売買代金は5.4兆円と前日並の大活況。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはPPIが予想を下回り前月比マイナスとなったことや米中貿易戦争が激しさを増す中で中国が「これ以上の関税ゲームの相手はしない」と発言したことなどで安心感に繋がり3指数揃って反発。ミシガン大学消費者信頼感指数が予想よりも悪化しましたが、買い戻しが優勢になりました。売買高は191.9億株と活況ながら前日より低下。

関税問題で一々上下しています。まず我らが日本には24%の追加税率となり、まさかのEUの20%を上回る着地に。これまで良くも悪くも日本は無視されている感じでしたが、しっかりと高関税をかけてきました。そしてそれは一旦90日間撤回。バタバタしています。

しかし本来、結局お金を出して買うお客さんの側は向こうなので、向こうに買いたくないと言われれば、本来こちら側が文句を言う筋合いはありません。それはあくまで輸出業に関わっていない私の個人的なキレイごとの感想ですけれど。勿論、アメリカで物が売れなくなるとドルが調達できなくて、企業としては困ります。

ただ21年にはドル円が110円くらいで戦っていた日本企業なのですから、当時くらいは稼げるはずです。任天堂(7974)のSwitchのように、世界が欲しがるオンリーワンの商品を作って、高くても買わせるのが本筋でしょう。トヨタ(7203)などにも是非そのような車を作ってもらいたいです。

ドル安と関税がセットになれば、当然アメリカのインフレは一段と加速することになりますが、少なくとも関税などを意識して先回りした業者の在庫がありますから、それが消費者の実態面に現れてくるのはまだ数ヶ月先。

とりあえず足元のトランプ大統領の支持率は更に下がって不支持との差は4ポイントに拡大。本気で3選目を実現しにいくのかどうかは知りませんが、国内の側から「関税を止めろ」と言わせる他ないですね。まあ関税で一番苦しむのは自国民なので、そういう反応になるのも必然でしょう。アメリカ製品に対する反感も出そうですしね。

足元のVIX指数の上昇は関税及び関税合戦によるアメリカ国民の疲弊のみならず「トランプ大統領のやることが無茶苦茶だ」というところのリスク回避も多分にあるでしょう。結局色々と理屈付けて難癖を付けていますが、関税率の計算も「貿易赤字÷輸入額」の単純計算であり「日本はコメに700%の関税をかけている」「非関税障壁が多い」などと色々難癖を付けていますが、これらを解消したからといってそのまま下げてくれるわけではなさそうです。

そういう「理屈の通じない狂人が相手」という不透明感が株売りに繋がっていました。その狂人を上手く操っていた安倍さんを失ってしまったことがとにかく悔やまれます。個人的にアベノミクスのうち安倍さんが行った施策はあまり評価していないのですが、ただ1点「トランプ政権と上手く付き合った」という外交面は満点でした。

「恐怖と欲望指数」も一時3まで低下し、これは過去最低が2の場面もあったようですが、それに次ぐ水準。というわけで、上述のVIX指数同様、さすがにもう売る人は売ってしまった状況であると思います。
https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed

日本株に関しては、年金、GPIFは例年通りならば4月第1週にリバランスを終え、第2週からは通常モードに変わります。そうなってくると足元これだけ日米の債券が買われていますから、ポートフォリオリバランスで債券売り→株買いに傾かざるを得ません。ここが一つ大きな下支えになるでしょう。自社株買いもまた然り。

あとは空気的な部分で、皆の悲観色がかなり強くなってきました。ネットでの阿鼻叫喚具合も高まってきましたし、私の回りからも「どうなるの?」と尋ねられることが増えました。今はトランプ関税という負の面しか出ていませんし、関税戦争の激化も懸念されます。ただ今後は減税という公約や利下げの話なども出てきやすくなるでしょう。


新興市場も「やや買い」。金曜のグロース指数は朝安後に一環した買いが入り後場プラ転。そのまま高値引けとなりました。売買代金は1588億円と活況。週間でも5%の上昇でしたが、スタンダード指数やREITも含めてそれぞれ週間でプラスをキープできました。本来、相場が荒れた時に一番ダメージを受けるのは中小型株の方なのですが、高値からの下落率も浅く、そして戻りも早くなっている点はポイントです。


【注目銘柄】

イカレント(6532)は大幅続伸で実質上場来高値更新。前日に好調な本決算と自社株買い、増配の3点セットで逆行高となりました。まあ地合に逆行した分、地合が戻ってきた場合の反動が大きくなる可能性はありますが、好需給が続くのは間違いなさそうです。


SHIFT(3697)は反落。こちらも前日に好決算を出したものの、織り込み済みの形で売られてスタート。ただその後は地合の上昇もあって下げ渋って陽線を付けました。実は有料メルマガの方で取り上げて、寄り付きからの上昇率が10%を超えて一時「寄り付きからの値上がり率ランキング」でトップに。こういう銘柄を探すのは苦労しますね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。