KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

鮎甘いかしょっぱいか

先日の連休は老人ホームに入居中で半寝たきりの父から「鮎を食べたい」とリクエストがあり、希望に添うため車イスごと外に連れ出しました。富山は水資源が豊富で庄川という川の上流では鮎が捕れます。そこでは鮎料理店が軒を連ね、しのぎを削っています。今回はその中から「鮎の里」という店に行きました。

↓鮎の里HP
http://www.groovy-net.co.jp/tonami/ayu.html

店の近くを流れる庄川では休日という事もあって、たくさんの釣り人が鮎釣りを楽しんでいました。緑溢れる土地柄で、天気こそやや曇りがちだったものの、気分もリフレッシュ。

↓庄川

今が鮎の子持ちのシーズンという事で、丁度旬な時期のようです。鮎のコースは2500円〜で、子持ちのシーズンは鮎3匹、子持ちでない場合は5匹というような形で提供しているとのこと。単品で頼むと一匹450円。さすがに川魚である鮎は大量に獲れませんから高級魚です(××)ほぼ一口サイズの鮎一匹の値段で、某ファーストフード店では牛丼が食べられて玉子も付けられるんですから。

やや車イスでは入り辛い入り口でしたが、店の人に手伝ってもらって何とか店内に入れました地元では有名店だけあって大きな店で大繁盛(××)囲炉裏のようなところには鮎の串刺しがぐるりと並べられ、食欲をそそります。味は確かに美味しく、以前街の中で食べた鮎料理よりも満足できました(当時はシーズン外だったという事もあるので公平な評価はできないのかも知れませんが)。ただやはり全体的に量は少なめで、いっぱい食べたい私としてはやや物足りない感じです(T△T)

父は老人ホームでは喉に引っかからないような流動食めいたものしか与えられていないので、久しぶりに小骨がたくさんあるような魚を食べれて満足している様子でした。ただ普段はスプーンでサラサラ食べる(食べさせられる)ので、自分一人で箸を使って食べるのには慣れていません。結局一時間位かかり、店にとっては回転の悪い客になってしまいました(-。−;)勿論嫌な顔をされたり何か言われたりしたわけではないですが。

ようやく食べ終えると外に出て少し散歩。近くにはダムがあって、滝のように水が流れ落ちています。何だかマイナスイオンを感じているような気分になりました(あくまでも雰囲気だけ)。

↓ダム

そんな久しぶりに外出した父でしたが、やや元気がありません。父はどうやら先ほどの店でご飯を食べるのに一時間以上かかった事を気にして、我々や店に迷惑をかけたと悔やんでいるようでした。別にそんなトコを気にする必要はないと思いますが、父も自分のワガママで周りに迷惑をかけているというような意識があるんでしょうね。早く身体が少しでも良くなってくれば良いのですが。

さて、少しでも良くなってくれば良い株式市場は本日反発。昨晩のNYは保険大手AIG救済観測報道が流れて反発。それを受けた日経平均も昨日のリバウンドもあって反発してスタート。そして2年のつなぎ融資という限定的なFRBの救済策であるものの、850億ドルの公的資金を投入してAIGを救う事が決定したという報道が流れると、市場には安心感が拡がりました。しかしアジア株が軟調に推移した事もあって上値は限定的。上値の重い印象のまま引けました。

投資判断は「中立」。原油は更に下落し一時90ドル台まで、為替も105円まで円安が回復し、昨日の大幅下落の割にはリバウンドが弱いという印象は否めません。出来高は22億株、売買代金も2兆円を超えていますが、市場が「やった!」とばかり買いに向かっている印象はありません。まだ懐疑的なムードは払拭されず、もうしばらく事態の経過を見守りたいという投資家が多いようです。昨晩はゴールドマンが決算を発表して、一つは懸念材料が通過しましたが、まだまだ通過すべき障害はたくさん残されています。

一方でテクニカル的には3月安値を昨日更新してしまった点が痛いところです。一応10500円〜12000円というゾーンは2004年3月から1年以上ウロウロした価格帯ですから、ある種居心地の良い水準と言えます。なので個人的には最悪でも10500円で大底を打つと思っているのですが、ノックイン価格を狙った売り仕掛けなど、様々な資金の思惑があるのも事実です。個人的には先日もお伝えしたように10月後半が反転のタイミングであるとし、9月中間配当落ちに向けてもう少しだけ下落する余地があると見ています。事態解決にはもうしばらくの政府の注力と時間が必要なようです。

新興市場は「強気の買い」。本日は日経ジャスダック平均のみわずかに下落。新興市場には先んじて下落していた分相対的に強い印象があり、また以前より多少状況が好転してきた雰囲気は感じます。今日のところは不動産関連銘柄が売られた感じですが、昨日はあのような総悲観の環境でもストップ高となった銘柄が新興市場には多く存在しました。それは消去法的にでも資金の矛先が新興市場に向かっている事を意味しています。また新興市場ではあまり無いのですが、追証発生による「投げ買い」により値を上げる銘柄があるのも事実です。ともあれ流動性が高まってきてボラティリティが高いとなれば、いよいよ新興市場時代復活の土台が出来上がります。

ソフトクリエイト(3371)は反発。昨日は市場総悲観に連れて最安値更新の動き。ただその後は本日にかけて切り返してきており、逆に下値が固まってきたのかなという印象もあります。ある種予定していた700円台到達により、後は上に上がるだけでしょう。雨降って地固まるとなって欲しいのですが。

ソネットエンタテイメント(3789)は続落。こちらは下げ止まり感が未だ出ていません。四季報の内容も良いのですが、DeNA(2432)を始めとする子会社株式も下げ止まり感が出ないのが痛いところ。一方本日はFTTH人口がADSL人口を逆転したという事で、プロバイダー業としては客単価の改善が見込まれる良いニュースが出ています。

ソフトバンク(9984)も続落。昨日はなまじ反発の動きを見せてしまったがために長い上髭をつける格好に。再度下値模索の動きが出ています。世界株安の中、持株会社として逆資産効果が強く出る場面でしょう。しばらく苦杯を舐める動きを覚悟。

メディカルシステムネットワーク(4350)は反発。昨日は出来高の薄い中、投げ売りにやられてしまった格好で一気に10万円割れ。ただこちらも四季報の中身は強気増額見通しですから、需給要因以外の悪材料は見えません。どっしりと腰を据えた投資で。

ダイハツ(7262)は反落。昨日はあの総悲観相場の中逆行高。追証発生による投げ買いが出ていたものと推察されます。中にはリーマンが売っていたものの買い戻しもあったのでしょう。本日のところは相対的に売りに押される格好。まだ強気トレンドは崩れていませんから、こちらも腰を据えた投資で。

みずほFG(8411)は続落。先日のブログで「上げ相場の中心になる」としましたが、状況が状況だけに金融株は逆に下げる側での中心銘柄となってしまいました。一方で金融株が上がらないと上げ相場にならないのも事実で、先の意見を撤回するつもりはありませんが、今はまだそういう意見が台頭し辛い状況です。一方で空売りも増えているようですから、上がり始めたら早いでしょう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→828円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→252000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1587円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→98400円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1234円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→415000円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→10400円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→236円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→480000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。