KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

権利落ちもしっかりの動き

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本日の日経平均は反落。前日のNYは半導体大手マイクロンが決算自体こそ悪かったものの「AI産業が需要を押し上げる」との見解を受けて買われたことで、閑散相場ながらNASDAQ中心に3指数揃って上昇。半導体関連株指数のSOX指数は3.3%の上昇に。一方、長期金利は3.57%に上昇。中古住宅販売は予想を上回りました。VIX指数は19.1ポイントに低下。WTI原油先物は73ドル割れ。


それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。まず配当落ち分が252円と試算されていましたが、その分程は下げずに事実上強含みました。ただほぼ寄り天の形で、その後は次第安。中国株が始まった辺りからは為替も円高方向に反転し、一段と売りが出てくる形。売買代金は前引け時点で1.3兆円台とやや少なめ。


投資判断は「売り」。先週はクレディスイスの破綻懸念から、金融不安が一層広がる形になりました。主要株主サウジ・ナショナル・バンクが追加出資を否定したことで、財務懸念が高まりまったことがきっかけ(そもそも外資系の出資が10%を超えられないという規制がある模様)。こちらは名前がよく知られたメジャーバンクなので、インパクトはSVBなどの比ではないです。

ただそもそもクレディスイスは以前から危ない危ないと指摘され、昨年10月の増資以降、度々上場来安値を更新してきました。今回改めて注目されたのは、やはり心理面も含めた「負の連鎖」が拡大していることに他なりません。

特にクレディスイスは5日の時点でかつての筆頭株主が全株売却ということで、既に泥船化していました。今回のアメリカの金融不安は、ラクダの背中に乗った最後の藁一本だったということでしょうか。

基本的に今回の危機がリーマンショック化する可能性は低いと思います。今回はアメリカはちゃんと預金者を保護しましたから。アメリカのハイイールド債のETF(HYG)なんかも落ち着いた値動きですし。また株価に対する姿勢も、皆それ程楽観的でも無かったですから、ある程度の人は売ってしまっていたでしょう。

ただし、だからといって株がもう下がらないと言っているわけではありません。むしろドミノ倒しは始まったばかりであり、次はドイツ銀行だ、いやHSBCじゃないか・・・などと不安感が広がっていく過程にあり、それが落ち着くまでは収まらないと思います。

今のところ全治4ヶ月くらいの相場だと見ています。つまり夏頃にならないと底打ちしないのではないでしょうか。その間ずっと金融不安が燻るというより、本日の米ロの緊張だったり、インフレだったり、様々な不安要素が入れ替わり立ち替わりするのでしょうね。

今回破綻した金融機関はそれぞれあくまで固有の問題であり、他行に懸念は連鎖しない・・・というのは、至極真っ当な意見。ところが、政治でも何でもそうですが、わかっている人とわかっていない人が入り交じって参加しています。その意見が真っ当なのかどうなのか判別できない人だって預金しているのです。

そういう人がSNSなどで拡散されたフェイクニュースを信じ、コロナの時のトイレットペーパー騒ぎと同様に、どんなに理路整然と説明しても不安を感じ、ATMの前に並ぶのです。もし私が悪の売り方だったならば、パウエル議長がATMに並んでいるフェイク画像を拡散しますよ(※勿論本気にしないでください)。

というわけで、今回の一連の騒動はまだしばらくあの手この手で続くと思いますし、また別のジャンルに飛び火したりするもの。具体的にはスタートアップ企業の破綻に繋がり、それがまた取引先の経営不安に繋がり・・・という連鎖が想定されますが、思わぬところから火の手が上がるかも知れません。

ただ、足元を冷静に見ると、まだジャンク債市場は落ち着いていますし、為替ではドル買いもドル売りも目立って動きはありません。ビットコインは急伸しましたが。

とにかく日本にとって都合が悪いのは、3月期末という節目の前の混乱だということ。これがまた地銀の資産などに影響することから、外債売りなどで世界の混乱を加速させるかも知れません。特に農林中央金庫はCLO(米欧のレバレッジドローンをパッケージ化したローン担保証券)を大量に保有しており、日本で火の手が上がるとしたら、この辺りになるかも知れませんね。

一応、手前みそながら、結構年初から相場の流れをまあまあ予見できたと自負しています。偶然アメリカの銀行の破綻があったからじゃないかと言われそうですが、それはあくまで一本の藁。上述したように、これまでクレディスイスが危なくても下がらなかったのに、今になって下がり始めたのは、相場が「下げたかったけどきっかけを待っていた」に過ぎないからだと思います。下がるべく状況証拠が整っていたのは、これまでもお伝えしてきた通り。

まあ銀行以外を含め期末のB/Sがボロボロになると、その分5月の本決算発表辺りでTOBMBOが増えると思いますから、それはそれで市場の整理が進んで良いのかも知れません・・・。逆に言えば株式市場は必ず復活すると思っていますから(リーマンショックやコロナ暴落を超えることがあるとは思えない)、実は個人的にはそんなに悲観していません。

日本株に関しては、騰落レシオは個人的にはほとんどアテにしていないのですが、25日平均ではまだ117と、むしろ少し過熱気味です。今は指数や銀行株などで見る程には悲惨な状況ではない、ということになるでしょうか。
https://nikkei225jp.com/data/touraku.php


新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は続伸。こちらは権利落ち影響がほぼ無いということでしっかりした動きになっています。ちなみに昨年のマザーズ指数は権利落ち日の3/30に4%の急伸となりました。大型株が権利落ちで買い辛い中で、逃避資金がドッと向かった形。今回もそうなるかどうか。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。配当落ち分4円も埋めて、一段高となっています。やはり新年度相場からトレンドが変わる気配がありますね。また本日から東京ビッグサイトで開催されるインターペットが刺激材料としてテーマ性を帯びています。


一蔵(6186)も続伸。こちらも21円もの配当と優待の権利が落ちたのに、朝方から買い気配スタート。気合いのプラ転を見せています。昨日からインバウンド関連株が妙に強く、その辺りを意識して実質新年度相場入りから好調な出足です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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明日からまた少しお休みしますが、次回は3月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

ゲレンデが溶けるほど 完結編

娘のスキー話もいよいよ最終回です。


最後にインストラクターの人が点呼をとり、全員の無事を確認。すると子どもたちから「もう一回行きたい」の大合唱。余程楽しかったのでしょう。うちの娘も声を挙げています確かに超順調だったのでもう一回行けるくらいの時間は残っていましたが、まあインストラクターさんが大変ですし、その日はこれにて早めの終了となりました

その後、教室からご案内。補講(ボーゲンヘルパーを取って、ちゃんとしたボーゲンで滑れるようになるワンランク上の講座)を申し込めばもう2日間追加で教室を受けられるということだったので、娘に「受けたい?」と聞くと「もういい」との塩返事。娘よ、先ほどの「もう一回行きたい」という声は何だったんだ?単に周りの雰囲気に流されただけで、自分の意見ではなかったのか・・・

「残り枠若干名」と説明された補講の枠は、半分以上の人が希望したものの、不思議なことにきちんと全員受講できるようでした枠って一体・・・。お友達は全員補講を希望しましたが、娘のみ断固拒否そういう点では芯が通っている娘と言えますが帰りはまた温泉に寄ってホカホカスッキリと帰路に就きました

まあ、何とか無事3日間のスキー教室をやり遂げ、山頂から滑り降りてくるというミッションをコンプリートできたので、一つ娘の自信には繋がったのではないでしょうか結局この冬はこれっきりスキーには行きませんでしたし、私もぶっちゃけスキーが面白いと思ったことは一度もないのですけれど

関西の人はたこ焼きが、富山県人はスキーが出来て当たり前と思われる中、最低限のスキルは身につけた感じ。やって良かった経験だと思います(完)

銀行株は躁鬱状態続く

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本日の日経平均は続伸。前日のNYはSVBが正式に買収されることが決まったことで、金融株中心に買い安心感が広がりダウとS&Pは上昇。一方、半導体関連株が売られSOX指数が下落し、NASDAQ軟調。2年債入札が低調だったことで2年金利は一時4%台を回復。長期金利も3.54%に上昇。イラク原油の輸出停止を受けてWTI原油先物は73ドルまで急伸。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ半導体関連株などグロース系が売られ、ほぼ寄り天の形。為替が円高方向に振れて一段と上値が重くなりました。一方、金融株や資源株が権利落ちが近いこともありしっかり。ただ前引けにかけてマイ転する場面も。売買代金は11時15分時点で1兆円台と低調。REIT指数は反発。


投資判断は「売り」。SVBの次はfirst republic bankという全米トップ20に入るSVBとほぼ同規模の中堅の地方銀行(2,130億ドル=28兆円規模)が破綻懸念。富裕層や不動産業界、テクノロジー企業などとの取引が多いとされています。

アメリカの方では新たな危機を押さえ込もうと当局がドタバタしています。直前まで「救済はしない」とイエレン財務長官が言っていたのに、一転保護すると言い出したのは、やはり新たな破綻の連鎖の始まりが見えたからでしょう。危ない銀行はこのドサクサで破綻を発表してしまおうと傾くでしょうし、当局はこれ以上の金融不安拡大を阻止したい。この辺り幾度の危機を経験してきたイエレン、パウエルコンビにしてみれば、当然の結論だったのかも知れません。

しかしこうなってくると、やはり利上げスピードは抑えざるを得ないでしょう。そういった流れが日本にも波及し、日本の長期金利は0.33%に低下しています。日銀金融政策決定会合による現状維持の肩すかしもあり、また日銀を攻めた国債売り浴びせを跳ね返すことに成功したような感じです。まあ実はそうやって日銀にプレッシャーを与えることで、緩和策維持を促しているのだとすれば、彼らの目標は達成されているのかも知れませんけれど。

一つ一つの規模は小さいものの、SVBやシグネチャーの預金者を保護するのであれば、今後出てくる破綻の都度に保護しないと不公平になります。そしてその財源は?足元で債務上限問題が解決の目処が見えていないのに、更に歳出を増やし、一方で金利を上げて市場からM2を吸収する。その二正面作戦の歪みに、売り方は付け入る隙を見出す展開になりそうです。

前回のブログでも書いたように「コロナ禍でのトイレットペーパー騒ぎ」のようなもので、実際に保証される、されないの問題ではなくて、パニックで必要な時に買えない(出せない)かもしれないから、皆で預金を引き出しておこう→資金がショートして信用不安の連鎖・・・ということになるのでしょう。

これは今も昔も変わらない人間の不安心理増幅の問題であり、SNSで更にフェイクニュースで増幅されやすく(人間は信じたい方の情報を信じるから)、チャットGPTでも解決できない問題です。

アメリカの金融機関に関しては、結局預金者は救われるが投資家は救われない、という点がステークホルダーとして大きな違いです。我らがGPIFも550億円ほど今回破綻した2行の株を持っていたということですが、残念ながら救われません。

ですから、政府が預金を保護するから大丈夫・・・といって銀行株が戻るわけではない、という点を勘違いしてはいけません。一応2年金利と10年金利の差である逆イールドはSCB破綻前の1%超→0.4%まで一気に縮みましたが、だからといって金融危機が遠ざかったと考えるのも時期尚早。そもそも解消されていませんしね。

政府当局にこれ以上打つ手が無ければ、市場が落ち着くのを待つか、株価を支える暴落阻止チームとされるPPTを編成するしかありません。しかし今の政権は株価には関心が無く、あくまでインフレ退治が優先。動くのはもう少し遅れるのかも知れません。

日経平均のチャート的には3/6の急伸で空けた窓で12/16~3/3までが巨大な離れ小島となった「アイランドリバーサル」が出来ています。なのでこの窓に吸い寄せられるのは必然です。しかしこれも「いつ戻るのか」が不明なので、ちょっと心許なくもあります。

特に厄介なのは、日本の銀行にとっては期末という最も重要なタイミングであるということ。また日銀金融政策決定会合が現状維持だったということで、銀行株は利ざやの改善が望めなくなっています。また植田新総裁は「今の金融緩和継続が適当」と言っている以上、最初の日銀金融政策決定会合でいきなり信用を失うような逆撃も入れにくいはず。となると当分YCCの解除は無いということになります。

そのタイミングで資産のボラティリティが上がってしまうと、バランスシートの期末評価に不透明感が出て来ますから、なるべくキャッシュ化してしまおう・・・ということにもなりかねません。しかし昨年末にバフェット氏が株を既に売っていたという話も、またさすがはバフェット氏・・・ということになってくるのでしょうか(翻ってキャシー・ウッド氏は・・・)。

そういう意味で毎度の繰り返しですが、やはりスタンダード市場などのように「海外や為替との連動性が薄く、安定感がある内需系」は、あまり負の影響を受けなそうですから、売却の優先順位は低いと思います。


新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反落。昨日は注目のIPOであるカバー(5253)が後場に初値を付けた途端に、金曜から強かった直近IPOが総崩れ。本日はそのカバーがまた買い上げられ、またIPOが3社上場したところで資金が奪われたような感じになっています。NASDAQなどグロース株の弱さも逆風な感じに。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。昨日反発した分、本日は保険株が強い中でも反動が出る格好になっています。ペット関連株はエコートレーディング(7427)やペットゴー(7140)といった関連株は強い上昇トレンドを続けているのですが、時価総額がこれらに比して大きな同社は下落トレンドが止みません。期末をターニングポイントにできるかどうか。


トヨタ(7203)は続伸。ヨーロッパではドイツが35年までのガソリン車全面禁止に反対。それを受けてトヨタを始めとする日本の自動車メーカーに復調期待感が出ています。まあ発電時にCO2が出るEV化は環境を考えてやっていることではなくて、単に欧州自動車メーカー復権のためのパフォーマンスに過ぎませんでしたからね。当然の帰結だと思います。


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ゲレンデが溶けるほど その10

本当にゲレンデが溶ける季節までかかってしまった娘のスキー話もいよいよ佳境です。


麓のインストラクターの話や、滑り降りてきた斥候のママさんの言から推察するに、あと30分くらいで滑り降りてきそうな感じでした。当初1時間半くらいと言われていたのが30分も短縮順調なようです

外で子供の戻りを心配そうに待っていた同じクラスの見知らぬ別のママさんに「どうやらあと30分くらいかかりそうだから、もう少しレストハウスで待っていた方が良い」と助言しました。それが他のママさんにも伝播し、皆ぞろぞろと一旦レストハウスに引っ込みます。

ところが15分くらいすると早くも「来た来た」という声が聞こえました。もう先頭の子が視界に入るくらいのところにやってきています私の助言のせいでシャッターチャンスを失いかけたママさん達にバツが悪く、私は慌てて飛び出しました

視界に入る子が2人、3人と増えると、その後は加速度的に増えてきて、一気に30人の子供の集団が全員「ハの字」を保ちながら、ゆっくりと滑り降りてくるのにが見えましたこの光景は妙に圧巻。感動・・・というか、大昔の角川映画天と地と」で騎馬隊が丘の向こうからドドドっとやってくるシーンのような、そんな圧がありました

そして我が娘も無事到着特に疲れた様子もなく。「転んだ?」と聞くと「転んでない」という返事。実際は2、3度転んだようですが、基本的には全員スムーズに滑ってこられたので、予定時間の半分くらいで超順調に滑り降りることができたのは事実。「これまでの生徒さんに比べ、皆さん上手です」というインストラクターの人の言はお世辞ではなかった模様。うーん、早くも父親超えの見事な滑りっぷりでした(つづく)

今度はドイツ銀行、次は・・・

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金曜の日経平均は続落。前日のNYはイエレン財務長官が下院の公聴会において、正当化される場合は預金保護に向けた追加措置を講じる用意がある」と前日の否定発言が軟化したことで、3指数揃って反発。中でも半導体関連株指数であるSOX指数が2.7%高と大きく伸びました。空売りで知られる米投資会社ヒンデンブルグ・リサーチが決済大手のブロック(旧スクエア)を標的にしたことで同社株が急落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。その後は買い戻しを交えながらも、為替が円高方向に振れて水曜の安値水準まで売り込まれました。ただ10時以降は買い戻しが優勢に。業界団体の予測で24年の半導体前工程の製造装置投資額が21%増と伝わったこともあり、東京エレクトロン(8035)が買われた他、信越化学工業(4063)やSUMCO(3436)なども買われ下支え。

後場は改めて戻り待ちの売りに押されたものの、引けにかけて買い戻し。TOPIXはプラス圏に浮上する場面もあり、高値圏での引けとなりました。売買代金は2.5兆円台と程々。REIT指数は反発でした。

投資判断は「売り」。金曜のNYはドイツ銀行の破綻懸念を受けて朝方安く始まったものの、イエレン財務長官が金融安定監視評議会を緊急招集したことで安心感が広がり3指数揃って切り返し。メガバンクは売られましたが、地銀は買われました。ただ市場の出来高は閑散。一方、前日強かったSOX指数は1.7%の下落。それらを受けた日経平均先物は27130円と結局金曜終値近辺で終えています。

足元金融不安の連鎖が止まりません。まず降って湧いたのがSVBというマイナーな銀行の経営不安。スタートアップ企業専門に貸し付けるというニッチな銀行ですが、株価が一日で60%下げ、そしてあっけなく破綻。

当時皆「こんな銀行聞いたこともない」「過剰反応」と言っていたので、あまりにも無警戒でした。得てしてこういう「訳のわからない下落」が、いわゆる「ブラックスワン」であり、始末が悪いです。先に暗号資産絡みでシルバーゲート社が打撃を受けた際にはほぼ影響がなかったのに、今回は他行も巻き込む事態に。

解説によれば「大手行も債券の急落での損失が表面化してくるから」「銀行を組み入れているファンドが、銀行のポジションを落とさないといけなくなったから」などといったものが挙げられています。この不透明な負の連鎖がどこで断ち切れるか。変なスイッチが入ってしまったような感じを受けます。

特に今回象徴的だったのは、増資計画が発表されてからわずか2日間でのスピード破綻という事実。規模としても連邦預金保険公社(FDIC)加盟銀行の破綻としては08年のリーマンショック以来最大(28兆円規模)とのこと。アメリカの利上げスピードに、銀行が追いついていけていないことが表面化しました。こうなってくると、FRBは「インフレ対応に更なる利上げ強化をしたくてもできなくなる政策のジレンマ」が出てきます。

今回のSVBは特徴的な銀行であり、極めて特殊例と片付けてしまうのは簡単でしょう。ただ、やはり純粋に市場の雰囲気として「下げのきっかけを待っていた」のではないかと思います。クアドルプル・ウィッチングデーに向け下げたかったところに、渡りに船とばかりに口実が出来たというところが本当ではないでしょうか。

しかし本質的にそうであったとしても、これまで下がりきっていたVIX指数や投資家の楽観度合いなどを見ても、警戒が薄れてきていたのは事実だろうと思います。

また、噂が本当になるように、単なる懸念が本質的な危機に変わることもよくあります。コロナの際にトイレットペーパーが買い占められたことと同じ現象ですね。特に足元はインフレが高進していることで、消費者の不安がSNSなどで増幅されれば、本来健全なはずの銀行も取り付け騒ぎに繋がりやすいとも思われます。

今回、特にスタートアップ系の金融機関の破綻ということで、ラッセル2000の下落が大きくなっています。ラッセル2000は今年に入って比較的好調でしたが、結局今年の安値水準まで戻して来ました。幸いスタートアップ企業は設備投資がそんなにかからないところが多いですが、人件費工面には苦労するのでしょうね・・・。

とりあえず足元は米国債に資金が逃げることでトリプル安は避けられています。ただその分ドル売りに繋がり、為替は円高方向に。黒田総裁最後の日銀金融政策決定会合も無事終え、なまじ円売りが入った直後の逆撃でしたから、余計に円高に振れやすい状況だったと言えます。

商品市況はラニーニャが終わりに近づいたとアメリカ当局が発表したことで、作付けの回復を期待し穀物が下落。ただ足元のドル安が全体的に買い圧力に。特に金の上昇が大きくなっています。

ダウはチャート的には34300ドル辺りに壁を感じますが、その手前の各移動平均線が上値を阻みます。6ヶ月もので4.7%の利回りが得られる国債もあるので、ざっくり半年でアメリカ株が2.3%くらいは上がらないと株を持っている意味が無いということになります(株には配当もありますけど)。

状況証拠を見る限り「アメリカの足元の経済は確かに底堅いが、個人の消費動向や各企業の決算、金利の状況などを見ると、今の市場は楽観的に過ぎる」と考えるのが自然です。個人的には変に山が高くなると、その後の谷が深くなるのではないかと危惧しています。

ただ確かに体感的に「今の株価が割高」と考える人が多いので、既に株を売却したりして備えている人が多い→陰の極で、少しでも好材料が出れば逆の反応になりやすい、というのはあります。


新興市場は「やや売り」。金曜の東証グロース市場指数は続伸。ただグロースCore指数は軟調。直近IPOに短期資金が集まって、値幅を稼いでいるだけという印象はあります。それでも実はマザーズ指数に関しては逆に「年度末に強い」アノマリーがあり、実に11年以降12連勝中。そういった流れが早くも出ているのかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。東京海上日動とペット領域における保険商品・ソリューションの開発・提供に向けた資本業務提携契約を締結という話が出ましたが反応薄。とにかく期末に向けて売られる動きになっています。ただ週末に東京ビッグサイトでインターペット(600社以上参加する国内最大のペットイベント)があり、反発のきっかけに繋がる期待感は持てます。


一蔵(6186)は大幅続伸。遂に600円を付ける動きになりました。確たる材料は見当たりませんが、やはりプライム指数との単純な差が過去最大に広がっているスタンダード市場に属して値動きが良いということ自体が前向きに受け取られている感じがします。勿論、インバウンド復調による業績への追い風にも期待です。


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ゲレンデが溶けるほど その9

娘のスキー話もいよいよ終盤です。

昼休みが終わり、いよいよリフトに乗って娘は頂上に向かいます本来、リフトが2基あり初心者向けに中腹で降りてそこから滑る予定だったのですが、その初心者向けが不人気なのか動いていませんでした。というわけで、未就学児である娘ですら、頂上から全長2kmのマジなスキーにトライしなければならなくなったわけですインストラクターの人が大変・・・

まあさすがに最年少の娘にはインストラクターの人が同乗してくれて、ようやくリフトに乗りました。私はリフトの下からお見送り。その際、変に手を振ったら娘が反応して動き回ってバランスを崩すと危ないので、黙って見守っていました達者でな、娘よ。表情はよく見えませんでしたが、後々聞いた感想としては、怖くなくて楽しかったのだそう

その後も生徒が続々乗り込ましたが、皆始めてなので乗るのに手間取り。リフトには一般スキーヤーの大行列が出来ていました皆さん、すみません・・・

インストラクターの人曰く「大体1時間半くらいかけて降りてくるのではないか」ということだったので、残された親たちはレストハウスで待機。お母さん方はおしゃべり、私は小説を読んだりして、皆何となくそわそわしながら待機していました。

途中、一滑りしてきたお母さんが「もう半分くらい滑ってきていたよ」ということでした。全員が頂上に着いてから30分くらいしか経っていないと思うのですが、思いの外早いペース。どうやら順調なようです(つづく)

金融不安落ち着きでNASDAQは1ヶ月ぶりの高値!

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本日の日経平均は反発。前日のNYはイエレン財務相の講演で「預金の取り付け騒ぎが起きた場合は、当局が預金を全額保護する方針」と発言し、金融機関に対する警戒感が和らぎ3指数揃って上昇。SOX指数はほぼ横ばいもNASDAQの上昇率が1.6%と高く、1ヶ月ぶりの高値に。ラッセル2000も1.9%高。VIX指数は21.4ポイントに低下。WTI原油先物は69.5ドルに上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり500円超の上昇となり、14日の寄値に肉迫。ただその後は今晩のFOMCを警戒する動きもあり、上値が重くなっています。売買代金は9時45分時点で9000億円台とそこそこ。


投資判断は「売り」。アメリカの4QはS&P500社でエネルギーセクターを除くと▲7.0%の減益だったとのこと。約2/3がアナリスト予想を上回ったようですが、これは結局過去平均並の数字(若干上回った程度)の模様。つまり「悪かったけど思った程では無い」という評です。

日本に関しては3Q決算を通過し、3Q単独では全体で経常利益が▲15.7%ということで散々でしたが、ソフトバンクG(9984)を除いて1Qからの累計だと+0.1%ということで、こちらもアメリカ同様に案外決算は思った程悪くないという評価の方が正しいようには思います。というわけで日米の決算シーズンは無事通過できたという感じ。

7月まではアメリカの政府閉鎖は起こらないということですが、債務上限問題の行方も気になります。「ノーランディング」という新語が登場したのはたった一ヶ月前ですが、今はそんな雰囲気は微塵もありません。0.5%利上げも・・・という声も霧散。

それにしても際立つのがウォーレン・バフェット氏が昨年末までにTSMC株や金融株を売却という話。さすがですね。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN150H20V10C23A2000000/

ただ今回のアメリカの決算を受けて目立ったのが「チャットGPTの隆盛がiPhoneビットコイン採掘以来の半導体需要を創出する」というもの。NVIDIAブロードコムなど「AI投資による需要増」が期待され、決算後に買われました。

大局的にデータを見ると、むしろ株価が下がる方に説得力があります。アメリカでは昨年12月にM2(市場全体の通貨供給量)が減少。月次ベースで減少したのは、50年以上前に統計を取り始めてから初めてのことだとか。FRBがバランスシートを縮小し始めてから1年近く経つのですが、実際にM2が減少するまで8ヶ月ほどかかりました。市場にお金がドンドン入り込む・・・という状況ではありません。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB14CA30U3A210C2000000/

日本株に関しては、3月相場は年度末ということで日本としては特徴的な月になるのですが、日経平均の上昇率は高い方の月ではあるものの、ここ10年は5勝5敗でマチマチ。うち一回はコロナショックの急落がありましたし、過去には震災があったりと、何かイベントが起きた際にメジャーSQが重なることもあって、下げが増幅されやすい特徴はあります。

ただそれらを織り込んでも平均騰落率はプラスなので、地力は強い月と言えそうです。例年3月は期末に向け、特に中旬から金融機関などを中心とした持ち合い解消売りが出やすい月とされています。

引き続き低PBR銘柄選好の地合が続きそうです。ここまでの低PBRブームに関して色々な人が「低PBR銘柄は理由があって低PBRのまま放置されてきたのだから、低PBRだという理由だけで買うのはおかしい」と言っているので、「もうはまだなり」パターンのように思います。確かに低PBR革命は現実的にはなかなか起こらなそうな雰囲気もありますが、投資家の買いを集める口実にはなるでしょう。

そういう意味で繰り返しですがスタンダード市場の強さは魅力的です。仕手株アースインフィニティ(7692)が牽引役・・・にも特になってはいないですが、高値更新波動が続いています。指数の単純比較でもプライム市場との差がドンドン開いています。

スタンダード市場に関しては上場基準を満たせないと26年には上場廃止になる恐れがあるので、やはり個々には尻に火が付いています。その案が出された1/25以降、相対的にプライム市場よりも上昇する動きになっています。

スタンダード市場は外国人投資家がいないので売りが少ない点も有利です。ただ如何せん流動性が小さいのが難点。その点、個人投資家であれば時間を味方に付け、割安感を背景に持ち続けることが可能ですから、TOBMBOでの退場を狙う作戦も使えます。

また「3Q(10-12月)はスタンダード上場企業の過半が損益改善」と報じられました。合計損益も5年ぶりの高水準になっており、牽引役は小売りやサービスで、非製造業の最終損益はここ10年で最大とのこと。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC164P80W3A210C2000000/

またグロース市場の売買代金もこのところ増えていますが、スタンダード市場もこれまで800億円程度だったものが1000億円レベルにまで増えているとのこと(本日も1051億円)。スタンダード市場の弱点は流動性でしたが、その流動性が高まっていること自体が株高要因になる順のスパイラルを産み出しています。


新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反発。NASDAQラッセル2000の強さを受けて日本でもグロース株優位の展開となっています。特に月曜に急落した分の反動が出た形。ただ月曜特に弱かったCore指数の戻りは鈍く。個人的には継続性に疑念もあるので、戻りはやや警戒です。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。月曜段階では終値ベースでも500円を割り込んで15年以来の安値水準となり、ここ7年半で買った人が全て損失に。本日の反発力も鈍いです。ただ足元の月次動向では継続率が88.3%に回復。懸念の契約流出は止まっている印象です。3月末までの解消売りを乗り越えれば、新年度からは反発できそうな感じがしますけれど・・・。


北陸電力(9505)は続落。昨晩のアメリカではリスクオンモードになったことで電力株などの公益株が売られる展開に。日本もその流れできています。ただ足元で原油などの資源価格が低下基調。この辺りは電力株にとって追い風になりそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


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