KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

AIの暴走が金融危機を引き起こす?日経平均の行方と株式市場に潜む「見えないリスク」

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金曜の日経平均は続落。前日のNYはマチマチ。トランプ大統領が「中間選挙前にイランを攻撃しない」と表明したものの、メキシコ湾のハリケーン影響などから原油の一服が限定的。またMicrosoftなどへ就労ビザ申請利用を無期限停止、更にフィナンシャルタイムズがOpenAIの売上予測が年500億ドルと想定の200億ドルを下回ると報じたことでハイテク株が売られました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日に期待値を下回る決算を出したファーストリテイリング(9983)やOpenAI関連のソフトバンクG(9984)が売られ、指数寄与度の高いところが下がりました。SQ値が68465円で決まるとその水準を意識して上下。中国株が始まった辺りからようやく下げ渋りました。TOPIXはプラ転し前引け。

後場は一段と下げ渋り。OpenAI側は年内700億ドルの売上を想定とし、半導体株に安心感が戻る形。アドバンスト(6857)などがプラ転し、日経平均も次第に下げ幅を縮めるとプラ転。ただ引けではわずかにマイナスでした。TOPIXと共に高値圏での引け。売買代金は7.8兆円台とSQながらも前日並。REIT指数は反発でした。


投資判断は「中立」。金曜のNYは3指数揃って上昇。長期金利は5.24%で落ち着き。マグニフィセント7はマチマチ。AppleはiPhone18 Proなどの生産を15%縮小と報じられ1.1%の下落。一方、Microsoftは結局年初来高値更新。SOX指数は0.4%の下落。一方ソフトウェア株は2.8%の上昇。パランティアが5.2%の上昇で牽引しました。ラッセル2000は0.5%の上昇。

アメリカ株高はアメリカの景気が良いから、という声も聞こえます。確かにISMなどの経済指標は悪くありません。ところが昔から景気の先行指標とされるダウ輸送株指数などはここ2ヶ月以上下落基調。住宅もローン金利の高止まりで建たなくなっています。「昔の景気指標なんて役に立たない」と言い切って良いものなのでしょうか。ニューノーマルという言葉で割り切ってしまっていいのかどうか・・・。今はともかく後で強烈なしっぺ返しが来そうな感じはしています。

為替に関しては今週はドルインデックスが上昇。やはり金利高がドル買いに繋がりました。結果、昨年3月以来の高値水準に。最近はユーロが安くなってきていて、アメリカがというよりフランスに端を発した欧州の金融不安がドル買いに繋がっている感じです。

商品市況に関しては原油は欧州が原油備蓄を放出ということでやや落ち着き。一方、下値はやはりWTI先物で90ドルが堅いような印象もあります。ロシアの方もドンドン石油関連の施設が壊されているのですが、ある種の上値耐性が付いてきているような感じ。最近は材木も住宅が建たないことでみるみる下落。

ところで世界的に本格的に相場が崩れるとしたらやはり何らかの危機がきっかけになると思いますが、今のところ中東の地政学リスクも金利上昇も全く株価を動揺させるようなものになっていません。より政治と離れた「何か」が起きない限りは混乱には繋がらないと思っています。政治に繋がる「何か」は所詮人がやっていることなので、人が何とかできるだろう、あるいはイベント毎にヘッジできるという考えが底流にあるのかもしれません。

じゃあそれ以外の「何か」は何か?と考えると、最近時々書いているように「AIの暴走による金融危機の発生」だろうと考えています。ナンセンスな感じですがAIに聞いてみたところ「金融機関によるバックアップがしっかりとられているので、その可能性は低い」とされました。

ところが、最近はやたらと情報漏えいの話が目立っています。先日のパーク24(4666)の免許証データ流出が一番騒がれていますが、毎日のように個人情報流出の話が出てきて、最早漏れていない情報は無いという具合に。

明らかにAIにより脆弱性が発見されやすくなって、そこを攻撃されやすくなっています。これは日本だけの話では無く、アメリカや海外でも当然増えています。金融機関のIDやPWが盗まれた上に二段階認証が簡単に破られる日は近いように思います。

もし一番弱いところ、例えば信金や第二地銀のようなところ(逆にIT化が進んでいないため大丈夫という皮肉な話もありそうですが・・・)が狙われ、直接顧客の資産を盗み取られなかったとしても、決済系でおかしな不具合が発生する、あるいは何日間も取引が再開できないような事象が発生し、またそれが相次ぐと、実際に政府や金融機関が何らか対応したとしても「次はどこがやられるのか」という疑心暗鬼が投資家を覆います。

この「疑心暗鬼」が株式市場には一番厄介。サブプライムローンの場合は「どこにどれだけの不良債権が組み込まれているのかわからない」ことが売りが売りを呼んだ要因になりました。上述のケースの場合は「どこにどれだけのセキュリティホールがあって、何社やられるかわからない」「どれだけ影響が拡がるのかわからない」ということになります。


新興市場も「中立」。金曜のグロース指数は反発。引き続きネットセキュリティ関連株が買われた他、サンバイオ(4592)の細胞治療薬「アクーゴ」が北海道大学病院にて市販後1例目となる患者への投与が実施され、患者の麻痺の症状に改善傾向がみられるなどと明らかになったことでストップ高に。Core指数の牽引役になりました。売買代金は3944億円と大活況。来週はSaaS系の決算に注目です。


【注目銘柄】

ローツェ(6323)はストップ高。前日に上方修正と増配を発表し買われました。同社の搬送装置の引き合いが強く、海外でドンドン工場を拡大して増産していく方針。いよいよ時価総額1兆円も視野に入ってきました。AI関連株はいつまでも活況ですね。


ファーストリテイリング(9983)は反落。こちらも前日に発表した決算が評されました。本日なんかは朝方半導体が弱かったので、平時であれば日経平均の安定を保つために買われるタイミングでしたけれど、許されませんでしたね。むしろ後場からは半導体が盛り返して一段と売られるハメに。まあバリュエーションも十分高いですからね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

買い取り詐欺 後日談後編

案外まだ続いている買い取り詐欺話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20260920.html

母はヘルストロンも毎日のように足繁く通っていますヘルストロンは電気のイス(電位治療器)のことで、ハクジュプラザというところが運営し、何回行っても無料で使わせてくれるので高齢者には大人気健康食品などの販売もしています。そのヘルストロンに座るだけで身体が健康になる、中には「ガンが小さくなった」などと言う話もあるので正直なんか怪しい・・・と思っています

母は「向こうから強引なセールスされることはない」と言いますが、心理学のいわゆる返報性の原理を利用した商売だと思っています一番高いので3万円の磁気ブレスレットを私に黙って買っていたのはありますが、基本的には1000円以内の買い物で済ませていますし、通っている客同士のコミュニティにもなっているので、まあ本人が楽しんで行っているのであればと放任しています

一応、これに関しては私も正確なエビデンスや確証を持っているわけではなく、勝手に怪しいと思っているだけのことです。あるいは本当に効いているのかも知れません。実際に母は大病もないですしね。そうでなくてもプラセボで健康でいられるのであれば悪い話ではありません

問題はうちの娘も誘ってくること一種の宗教のようなものです。母は「ヘルストロンに座っていたら伸長が5cm伸びる」などと言ってくるのですが、本当にそれだけ伸びたら逆に身体に悪そうで余計に怖い娘はジュースが飲めるといってむしろ積極的に行きたがっているのですが、私は「やめておけ」と言っています。繰り返しますが、効果の真偽は不明であくまで私の猜疑心からきています

そんなわけで買い取りにしろ何にしろ、高齢者をターゲットにしたビジネスが多いです。我々子供世代はどう対応したら良いのやら

AI相場の次に何が起きる?メタ『Muse』が映し出す、これから売られる会社・買われる会社

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前日のNYはフランスの長期金利上昇が再燃し、アメリカの長期金利も一時5.36%まで上昇し02年ぶりの高値を更新する場面があり3指数揃って反落。ただ10年債入札が好調で最終的に5.28%に落ち着いたことで朝方よりは下げ幅を縮小しました。マグニフィセント7はマチマチ。SOX指数、ソフトウェア株共に1.2%の下落。WTI原油先物は国際エネルギー機関(IEA)の備蓄放出で89ドル割れ。


投資判断は「中立」。アメリカに関しては金曜の雇用統計を受けて10月利上げ確度が一気に23%に後退。しかしまあいつまでもいつまでも景気よりも金利動向が気にされるんですねぇ。不思議な世界です。ただ金曜は原油も下がった割には金利高が継続。欧州発の金融不安がアメリカ国債にも影響している格好です。

金利はジワジワ・・・というよりも早いペースで上昇しています。その割には株式市場は頑強。やはり一部は大量に起債されている社債に流れてはいるものの、インフレのスピードを考えると現預金で保有しておくわけにはいかないので、まだ何とか大丈夫な株に資金が移っているという状況とみられます。

また資金を吸収する可能性が大きいアンソロピックに関しては11月中旬にIPOという報道。中間選挙後に投資家向け説明会が行われる見通しということですが、逆に言えばそれまでは波乱が無いのかもしれません。ただアンソロピックのAIだけのせいとは言いませんが、最近国内でも色々な会社の情報漏えいが目立ってきました。やはりAIの発達で脆弱性が見つけやすくなったのでしょう。個人的にはこれで大きな金融被害が突然出るリスクを恐れています。

マグニフィセント7が主導しているようなイメージでしたが、先週は意外に下落でした。週初の下げを後半の上昇でカバーできなかった格好ですが、9月月間でのマグニフィセント7の上昇率4.2%に対して、S&P500は0.5%の下落。またマグニフィセント7を除いたS&P500のETFは2.5%の下落ということですから、この程度の反動は許容範囲。

ここにきてNVIDIAが最高値更新波動。それに伴ってNASDAQも最高値と上放れ波動になっています。金利が上がってもそれ以上に成長していくだろう、結局ハイテクしか勝たん、といった投資家の評価が押し上げています。日本でもアメリカでも同様の動き。

9月絶好調だったのはメタ。AIエージェント「Muse」をガジェットに落とし込んで、ユーザーを獲得しようという試みが投資家の心を掴んでいますが、私はどうもそのメリットがよくわかりません。しゃべりかけることでネットで比較して安い商品を選んで買ってくれる、旅行を手配してくれる、ということですが、そんなの毎日毎日使うものなのかな?という気がしています。

実際、ウォールストリートジャーナルやバロンズの記者が体験記事を書いていますが共に「便利だが、メールやクレジットカードなどを連携してまで使おうとは思わない。メタが個人情報を雑に扱ってきた歴史があるから」とのオチ。うーん、メタバースを打ち上げた時のメタと同じような感覚のような・・・。 しかもこれを使うことでユーザーは広告を閲覧する機会が無くなることから、メタの既存事業にとってはマイナスでは?という話も。収益化の道のりも不透明。

ただ良い点としては、何となく無駄に続けているサブスクの解約(スポーツジムなど)には最適なのだそうです。そう考えると、むしろこれによって打撃を受ける会社の方をチェックしないといけないのかもしれません。

ともあれ、株は究極的には業績で買われるのではなくて、期待値で買われるという大原則にはここまでマグニフィセント7の中で劣等生だったメタの株価を刺激するには良いネタでした。AppleのiPhone Duoの販売が好調という話も、高級腕時計のように機能の問題ではなくて、持っているというステータスを示すアイテムという意味では富裕層には売れるかもしれませんが、台数が多く出てAppleの業績を押し上げる・・・という類いではないような。

マグニフィセント7よりも、マイクロンやアクセンチュアの方が主役ではありました。マイクロンの株価自体は決算を受けてそこまで上がっているわけではないのですが、引き続き旺盛な需要ということでSOX指数構成銘柄を刺激するには一役買いました。またアクセンチュアも「やっぱりAIを使いこなすために理解できる人の力が要る」ということで、SaaS系銘柄の押し上げに作用しています。

結果、多少は「半導体買い、SaaS売り」というペアトレードは流行らなくなってきました。ただしお金の出し手側のブルー・アウルなどは9月からまた株価が伸び悩んでいます。また一部で解約制限の話がチラホラ出てきました。またオラクルもパッとしませんし、ハイテクでも素直に警戒されて売られているところはちゃんとあります。


新興市場も「中立」。昨日のグロース指数は反落。一部ネットセキュリティ関連株に売りが出て勢いが削がれました。売買代金は3781億円と大活況。サイバーセキュリティクラウド(4493)一社で1293億円出来ました。同社は昨晩のPTSでもストップ高となっており、今投資家はこれが一番ホットな銘柄と認識しているようです。


【注目銘柄】

フリービット(3843)は昨日大幅高。創業者である石田氏の退任でアク抜け感が出た模様。石田氏は自身が保有していた別会社を5億円弱で子会社化したことで職権乱用が指摘されていました。ちゃんとやってれば5億円くらいの報酬は数年で回収できたでしょうに。欲をかくとろくなことありませんね。


ディスコ(6146)は昨日大幅安。前日に好調な2Qの売上げ速報を発表したものの、出尽くし感が台頭。昨日の半導体安のきっかけになりました。この「出尽くし」というのがまた厄介なんですよね。いつまで経っても株は難しいですね・・・。


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買い取り詐欺 後日談前編

案外まだ続いている買い取り詐欺話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20260920.html

あれから1ヶ月くらい経ちましたが、母はまだ懲りもせずに買い取り業者に足繁く通っている模様今度は古銭を売りに行っていますどうもこの団塊ジュニアの親世代は、当然後期高齢者なのですが、時間をもてあましているのでそういうところに行きたがるのですいくらの値が付くかというワクワク感と、年金だけでは昨今の物価高に心もとないので唯一稼げる手段として

先日聞いた話によると、買取大吉にオリンピック記念硬貨を持って行ったそうです。それが3000円になったとのこと。それで先の損失(?)5万円のうち4万円取り返したと喜んでいましたうーん、まあ古銭は私が集めたものじゃないので良いんですけれど、私、古銭や切手とか結構好きなんですよね折角きちんと集められていたのに、切り売りされてしまうのはしのびない・・・

私が「買取大吉はあんまり良い噂聞かないよ」というと、それを言い終わる前に「なーん(注:富山弁でNOの意味)、店の人はとても親切」と被せて否定するのです。また私の言うことよりも、人の良さそうな赤の他人を信じる母

まあこの件に関しては、私は取引の現場を見ていませんし正当な評価はできないのですけれど、もうこの手の買い取り業者全般に不信感しかないんですよね2、3カ所回って合い見積もりをとらないと売るべきではないと思っています。また騙されていないか心配です(つづく)

「ハイテク一強」で日経平均はどこまで上がる?「10月4日投資の日」アノマリーと下半期相場の行方

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前日のNYは原油価格やフランスの長期金利上昇が一服する中で3指数揃って上昇。NASDAQは最高値更新。長期金利は一時5.35%まで上昇し02年ぶりの高値を更新する場面があったものの、引けでは5.3%で終了。マグニフィセント7はマチマチ。引き続き24兆円自社株買いパワーでNVIDIAが最高値更新。SOX指数は0.3%の上昇。ソフトウェア株も1.2%の上昇。


投資判断は「中立」に。まず先週の世界の株式市場は

SOX 3.7%
日経平均 2.9%
ソフトウェア株 2.3%
台湾 0.9%
NASDAQ 0.5%
ラッセル2000 ▼0.2%
S&P500、マグニフィセント7 ▼0.3%
東証グロース ▼0.4%
ドイツ ▼0.7%
TOPIX ▼0.9%
ユーロ・ストックス50 ▼1.0%
韓国 ▼1.1%
上海 ▼1.2%
NYダウ ▼1.3%
イギリス、フランス、香港 ▼2.2%

先週もまたハイテク株主導で上がる相場。マイクロンやアクセンチュアの決算もそれらを後押ししました。一方で引き続き金利高によりハイテク株以外が弱い形。特にフランスの財政懸念がここでまた注目されてきて、ヨーロッパが厳しいところ。ただ当のフランスよりも(ここには記載していませんが)イタリアやスペインといった南欧の方が下げが大きかったのですけれど。あと韓国は祝日の関係などもあってか弱い動きでした。


9月の世界の株式市場月間騰落率は

SOX 9.5%
マグニフィセント7 4.2%
台湾 3.9%
NASDAQ 1.9%
日経平均 0.7%
韓国 0.3%
S&P500 ▼0.5%
TOPIX ▼1.2%
東証グロース ▼1.5%
イギリス ▼2.0%
ユーロ・ストックス50 ▼2.4%
ソフトウェア株 ▼3.2%
上海 ▼3.6%
香港 ▼3.7%
ドイツ ▼4.0%
NYダウ ▼4.3%
ラッセル2000 ▼5.4%

SOX高によるハイテク復権が明らかな月でした。一方、金利高で一番打撃を受ける中小型株のラッセル2000が下落トップ。NYダウも消費関連株中心に売られ、ハイテクに弱い欧州系も下落。ハイテクとそれ以外の差がとにかく乖離しています。

日本に関しては上半期が終わったので、一応騰落率を確認すると

日経平均 30.7%
TOPIX 17.5%
東証グロース 12.1%
スタンダード 8.1%

TOPIXと日経平均は倍まではいかないものの、結構差が開いています。

アドバンテスト(6857)は今月からまた寄与度が引き下がりました(それでもまだ12.2%とダントツですが)。以前「ウエートキャップ抵触で日経平均の構成比率が引き下がる月は上値が重くなる」と書きましたが、その反動もあってそれぞれアク抜けとなる翌月は買われる傾向があります。やはり以前「日経平均除外銘柄の方が上がりやすい」という話も書きましたが、同じような構図です。

勿論、アドバンテストに関してはマイクロンの好決算もありましたし、また単純にこれらの入れ替えがあった翌月は新年度、下半期相場の始まりということで、日経平均が買われているから上がっている・・・という「卵が先か鶏が先か」的な感じもありますが。

先週の日銀短観の数字も確かに良かったです。特に大企業製造業のDIや設備投資がAI投資の恩恵を受けて3ヶ月前の調査と比べて上方修正。それと円安が押し上げに繋がったのは確かだと思いますけれど。

本日また最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は7.3倍→6.2倍に低下。中間権利取りに向けて優待タダ取りの動きが出ています。

先々週末時点の裁定買い残は3.3兆円。2日間でしたが、買い残が0.4兆円増えました。結構膨らんできた印象ではありますが、まあこれが需給を壊す程ではない感じではあります。信用評価損率は前週▼5.2%→▼5.5%とやや悪化。一応上昇した週のはずですが・・・。

9月第4週の2日間の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を930億円の売り越し。先物は6358億円の買い越しということで、差し引きでは買い越し。9月の外国人投資家はSQに絡んだ玉移動という特殊要因もありますが、基本的に現物売り、先物買いのポジションでした。これが本日の大型株買いに繋がっている面があるのかもしれません。

一方、信託銀行(年金)は3673億円の売り越し。また自社株買いの端境期でもあり事業法人も1339億円の売り越しで、現物市場は証券自己以外は全て売り越し。

10月4日は投資の日でした。毎年投資の日を底値に上がっていくというアノマリーがありますが、今年はどうでしょうか。ここまで十分高いのに更に上がっていけるのかどうか。


新興市場も「中立」。昨日のグロース指数も反発。ティアフォー(593A)など大型人気株が買われて牽引しました。売買代金は2909億円と活況。

なお、9月第4週の2日間の投資主体別売買動向ではグロース市場に関しては外国人投資家は219億円の売り越し、スタンダード市場は20億円の買い越しでした。


【注目銘柄】

TDK(6762)は昨日急伸。土曜の日経報道で「今期のAI向けの売上高が前期比25%増の計画を超える見通し」と伝わったことが買い材料になりました。同社はさりげなく日経平均の寄与度5位ですが、昨日は寄与度上位5銘柄で合計1210円の上昇。意味は無いですがこれらを除けば昨日は427円しか上がっていないことに。相変わらず偏重です。


パーク24(4666)は昨日続落。先週発覚した免許証データ流出が集団訴訟に発展する流れになっていることが嫌気されています。昨日は大和証券G(8601)が11万人分、物語コーポ(3097)も1078万人の個人情報流出も出てきて、最早漏れていない情報は無いという具合に。個人的にはウルトラクイズのパスポートデータが流出しないかどうか心配です・・・。


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買い取り詐欺 おまけ

ちょっと話がズレる後日談ですが、ある日のことタブレットを使っていると通知で「Googleマップ 投稿ありがとうございました」と出ました。ん?何の事?と思って色々調べてみると、Googleマップの口コミに母のGoogleアカウントで書き込みがあったようなのです

母のアカウントは私が作成して母のスマホに搭載してあるアカウント。タブレットも以前母が使っていたものをスマホを渡したら使わなくなったので私が引き取ってきたもの。なので母がスマホで何かGoogleのサービスを使うと、私のタブレットでもわかるようになっています

それで更に調べてみると、2件母のアカウントでGoogleマップの口コミが書いてありました1件は親戚の務めている会社に、もう一つは「買取のおた○らや」でした。内容を見ると写真付きで「骨董品を買い取りしてもらいました!色々親切で説明もわかりやすかったです」などと絵文字付きで書いてありましたへ?85歳のうちの母親が写真をアップしてこんな文章を書くわけがない

これは乗っ取りだと思い、早速パスワードを変更そして母に電話をしました。それで「ネットに母ちゃんのアカウントでこんなこと書いてあるんだけど」というと「あぁ、それは店の人が私のスマホで書いたの」と。へ?

まず母は姉と一緒に姉の持っている骨董品を「おたか○や」に持って行き、実際に買い取って貰ったそうなのです。その際に店の人が母のスマホを使って、自画自賛の口コミを書いたのだとか更にご丁寧に店側からの返信も「ありがとうございました!」などと書いてあります。口コミの偽造です

どうも高齢者が相手の場合は、訳がわからないだろうから適当に言いくるめて代筆しているようなんですね同じような高評価の口コミが数十件並んでいて★4.9なんて非常に嘘くさい評価にちなみにもう一件の親戚の会社の口コミ(全く別業態)も同様の手口らしいですそっちは義理で許可したらしいのですが、まったく・・・皆さんもネットの誰が書いたかわからない口コミは信用しないように

日経平均の正体はマイクロン?キオクシア株分割で起きる「売買代金減少」の罠と今後の暗雲

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金曜の日経平均は反落。前日のNYはISM製造業景況感指数でインフレ圧力が続いていることなどから長期金利が一時5.34%に上昇し24年ぶりの高値になったものの、FRBのジェファーソン副議長が追加利上げを急ぐ必要は無いと発言したことで5.25%に低下し、3指数揃って小幅高。マグニフィセント7はマチマチ。決算を発表したアクセンチュアが予想を上回る内容で16%の上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日に急騰した反動が出ました。アドバンテスト(6857)は逆行高で最高値更新も、ソフトバンクG(9984)などその他の寄与度四天王銘柄が売られる形。また再編期待が高まる地銀株こそ買われるものの、金融株全般的には売りが出てTOPIXも軟調。為替も円高方向に振れるも、日経平均は68100円手前で何とか下げ渋り前引け。

後場はやや売りに押される動き。ただ全般的には雇用統計を控えて様子見ムードのほぼ横ばい。TOPIXの方は若干下値を切り上げる展開になりましたが、日経平均、TOPIX共に後場寄り水準に戻して引けました。売買代金は8.3兆円と活況。うちキオクシアHD(285A)は0.8兆円に止まり占有率は1割を切る形。REIT指数は続落安値引けで、25年4月以来の安値に。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは雇用統計で9月の非農業部門雇用者数が予想を下回った他、過去分も大幅に下方修正されたことで利上げ確度が22.7%に低下し、3指数揃って続伸。ただ長期金利は5.28%に上昇。マグニフィセント7は全て上昇。NVIDIAが最高値を更新。EV販売の好調が伝わったTeslaは4.7%の上昇。SOX指数は2.4%の上昇。ソフトウェア株は0.2%の上昇。

こうして遡ってみると、結局日経平均のチャートはマイクロンのチャートに一番近似しています。具体的にはマイクロンが前回6月25日に決算を発表して急騰したところを天井に、その後は調整モードに入っていますけれど、日本では国内最大の流動性を誇るキオクシアHD(285A)と、韓国KOSPIがそれに連動しやすいからです。キオクシアの日経平均寄与度はたかだか2%程度なのですが、その流動性の大きさで他の日本株、特にハイテク株への影響も大きくなっています。

個別では色々な銘柄が9月末で分割権利落ちしましたが、中でも注目はキオクシアHDの分割。前にも書きましたが、分割すると流動性は増しますが、結構トータルの売買代金は減ります。

やはり株式市場的には売買単価が高い方が多少無理しても買われることで、売買単価が膨らみやすいです。どうしても100株だけ欲しい人なんかは半分などの金額で済むわけですし。また売買単価が高いと個人投資家が入って来辛いので、機関投資家にしてみればトレードを乱す「邪魔者」が居なくてやりやすいですし、個人投資家にしてみれば単価の高い銘柄を持っているというステータスみたいなものもあるでしょう。

そうなってくると、これも私の持論で売買代金が低下すると株価も下がりやすいもの。そんなわけでキオクシアHDの株価はまたトーンダウンしていきそうですが、メモリ界隈は「SKハイニックスの子会社ソリダイムがアメリカでのIPOを検討」との報道も。

夏頃にはとにかく心配されていたナフサ不足に関して、今のところ少なくとも国内企業では大問題として扱われてはいません。別にTOTO(5332)なども生産を止めたりしていません。

なんだかんだで代替手段でやりくりできるのが日本企業の強さとも言えますが、そういう意味で「足りないからとにかく原油価格が際限なく上がる」というわけではないのも確か。150ドルや200ドルの状態がずっと続くようなら、さすがに皆手が出せなくなってくるでしょ、という次元の話です。海運運賃もそんな感じです。

恐らく株式市場には影響無いですが、最近の話題としては「アンソロピックのIPOの目論見書の実に261ページ中80ページもAIが人類に壊滅的な被害や存亡に関わる‌リスクをもたらす可能性を示している」という話。じゃあアンソロピックに投資する投資家は、人類滅亡の片棒を担ぐということになるのか、という感じがします。大いなる自己矛盾。
https://www.reuters.com/jp/world/security/IUFJNGLV7JI6TBCJ2CFL7C6AP4-2026-09-29/


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は反落。MTG(7806)やバイオ系の銘柄などが売られCore指数主導で下落しました。売買代金は1847億円と活況。そろそろ小型株に資金が回ってきても良い頃合いだとは思いますけれど。


【注目銘柄】

アドバンテスト(6857)は続伸。連日大きく買われて最高値更新となりました。売買代金もキオクシアHDに迫ってきており、夏前のキオクシア相場のような発展も連想される感じに。一応今月からまた寄与度が引き下がりました(それでもまだ12.2%とダントツですが)。裁定業者にとってみれば結局日経平均寄与度トップの銘柄なので、また元の寄与度に戻して使ってやろうという力学が働きやすいのだろうと思います。


ワークマン(7564)は大幅反落。前日に発表した月次は東京が9月全日雨などの記録を作る程に天候が悪かったことで雨関連が好調で既存店前年同月比20.7%と絶好調。ところがリカバリーウェアの売上が伸び悩んだという評価で売られる動き。うーん、株は難しいですね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


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