KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中東リスク和らぎ金下落

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :4月27日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/739bd21e8082f63d203542a65e2b9854/

当然私も参加します(^_^)/

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昨日のNYは先週金曜下落の反動もあり、NASDAQ中心に3指数揃って上昇。S&PNASDAQは7営業日ぶりの反発。ただ商いはやや低調。長期金利は4.62%に若干低下。半導体株指数のSOX指数は1.7%に上昇。NVIDIAは4.4%の反発。一方、値下げが伝わったTeslaは7連敗。イギリスのFTSEは最高値更新。WTI原油先物は中東リスクの緩和や限月交代もあって83ドルに下落。


投資判断は「売り」。まず先週の世界の株式市場の振り返り。上海が1.5%の上昇でトップで、次いでイタリアやスペインといった南欧が0.4%高。NYダウは横ばいで、ドイツが1%超の下落、ラッセル2000、香港、S&Pが3%、TOPIXが4.8%、NASDAQが5.5%、日経平均6.2%といった順でそれぞれ大きく下落しました。ちなみにSOX指数は9.2%の下落。

NASDAQはCPIを受けても更に買われて11日に最高値を付けていました。そういう意味で先週下落率が特に大きくなったのは、無理が祟った反動と言えます。NVIDIAが遂に崩れ金曜は10%の大幅安。「一生一緒にNVIDIA」の大合唱が懐かしく感じますが、アームも17%近い暴落で、先週だけで30%超下げました。ASMLやTSMCの決算を受けて、すっかり流れが変わったSOX指数。

逆にダウはそれまで6連敗と弱かった分、先週はプラマイ0の位置で済みました。アメリカは全く中東リスクなんて痛痒も感じていません。まあダウは個別企業の決算がたまたま良かったことが押し上げに繋がっている面もありますが。とりあえず総じて言えるのは、4月に入ってからザラ場で引けにかけて売られがちになり、各指数共に陰線が目立っていましたから、流れは変わっていました。

その要因は利下げ期待感の遠のき、それに伴う長期金利の上昇にあります。今や6月の利下げは確率が低くなり、年2回の利下げが主流に。中には今年の利下げはない、いや、むしろ利上げだという声すら出てくるようになってきました。

本来、景気が良いのですから、それはそれで喜ばしいことのはずです。ただ今のところ出始めたアメリカ企業の決算を受けて、総じて株価は弱い反応が多いです。特に金利上昇で利ざや改善が一番恩恵があるとされる金融機関の株が売られ(ただ決算で急落した後は多少買い戻されてはいる)、半導体も売られ、Netflixも売られました。

S&P500社のうち70社の決算が出た1Q決算の序盤ですが、78.6%がアナリストの予想を上回ってるとのことですけれど、株価の反応は悪いです。

最近の金利上昇で先週一時2年金利と株式の益利回りが逆転し、2年金利の方が上回ったとか。つまり株が稼ぎ出す利益よりも、2年持っていれば無リスクの米国債の方が割安ということで、そちらに資金が移ったという面もあるようです。まあそもそも株価が割高過ぎるんですよね。

日経平均も元々36000円~38000円の価格帯出来高が薄く値が飛びやすいゾーンに入ってきたので、余計に下げがきつくなりました。これまで守護神だった日銀のETF買いも無くなったことで、前場段階でTOPIXも2%超の下落。

そもそも先月まで買われ過ぎていた分の反動もあるのですが、日経平均のチャートは三尊天井を形成済み。今買われるような素地はありません。

結果的に今週空売り比率が高くても戻れなかったのは、肉食的な空売りが増えてきたことによるものだったということですね。

4月第2週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を5,955億円の買い越し。先物も2,354億円の買い越しということで、先週の上昇の原動力になりました。そして信託銀行(年金)は366億円の買い越しということで、わずかですが買い越しに転じました。さすがに株価が下がってきたので、売り止めましたね。売っているのは個人のみ。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発で高値引け。ただ売買代金は785億円と低調でした。空売りが入らない、GPIFなどが買わないグロース市場や小型株は鈍いですね。追い証発生の投げ売りもあったと見られます。なお、4月第2週の投資主体別売買動向でグロース市場は外国人投資家が現物を133億円の売り越し。まだまだ売りが続きますね・・・。


ポートフォリオ銘柄】

SPDRゴールド(1326)は昨日反落。昨晩の海外市場でも金先物は3%近い下落となっており、ひとまず一旦天井を打ったような感じです。ただ引き続き中国を始めとして各国中央銀行が金買いを続けるとみられる以上、まだまだ買われる流れは続くと思います。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日反発。半導体安の裏側で半導体以外のファーストリテイリングがまた買われ、何とか日経平均を支える歪な構図になってきました。日経平均寄与度は10.86%とまた上昇してきた格好。一方、先週まで10%に迫っていた東京エレクトロン(8035)は8.5%に低下し、その他の半導体関連株も低下となっています。
https://nikkei225jp.com/nikkei/


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。