KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

長期金利落ち着きでアメリカ株高

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前日のNYはベライゾンやGEなど個別企業の決算が好調だったことや、PMIが予想を上回っても長期金利が一服したことなどで3指数揃って堅調。昨日の日本株同様に、前半で一旦値を消しましたが後半盛り返しました。VIX指数は19ポイント割れ。WTI原油先物は83ドル台に下落。引け後に決算を発表したGoogleことAlphabetは予想を下回り時間外で6%超の下落。


投資判断は「売り」。先週は金利上昇を背景に、特にハイテク系が打撃を受けてNASDAQが3.2%の下落と大きく。原油高が下支えしたダウの下落率の倍になりました。ここまで幾多の危機を乗り越えた実績があるパウエル議長が、言葉を慎重に選んでも下がった辺り、前回「毛色が変わった」としましたが、やはり先々週末から流れが変わった感じです。

ダウに続いてS&Pも200日線を割ってきました。年に3~4回くらいしか感じない空気の変化を感じるので、そのことは念頭に置いておいた方が良いでしょう。

NASDAQ下落の要因は色々あって複合的でもあります。より下落が強かったのはギガテック系で、NVIDIAが対中国輸出規制の追加を受けて下落、Teslaが決算を受けて下落、Appleが中国での販売不振を受けて先週末まで6連敗・・・と、ここにきて中国での商売がギガテック株の足を引っ張った形。上海総合指数も3000ポイントを割り込んで、昨年11月以来の安値となっています。中国政府がETFを買ったと伝わりましたが焼け石に水。香港株も似たような形。

アメリカ株は決算が少しずつ出て来て、総じて予想を上回った好決算ではあります。にも関わらず、初期反応は良くても結局株はジワジワと下がっています。以前のChatGPTのように、突然ゲームチェンジが出来るような大きなネタがここから出てくるでしょうか。

中国に関しては、予想を上回る経済指標や追加景気刺激策の検討など、色々と前向きな話が出て来ましたが、一向に株価は浮揚しません。それらを打ち消す不動産問題の深刻さから、資金がドンドン逃避しています。それがまた人民元安に→人民元買い支えのため米国債売り→アメリ金利高に繋がる悪循環。

また、先に出た韓国SAMSUNGや、台湾TSMCがそれぞれ半導体市況の底打ち感を示唆する決算を出したにも関わらず、半導体株もイマイチ上昇できません。SOX指数は先週4%の下落でNASDAQの足を引っ張りました。こういった好材料に反応しなくなってきた点が「毛色が変わった」と強く感じる点です。

一応、アメリカの長期金利に関しては、先般より「10月は上がりやすい」と指摘したように高止まりが続いています。例年であれば下旬辺りでピークアウトするタイミングですし、また米債ショートポジションもかなりの積み上がりということから、そろそろ上げ止まってもおかしくはありません。

5%目標も時間外では達成してきましたし、(株の売り材料であることには変わりないものの)感応度も落ちてくると思います。

日経平均に関しては18日の上昇幅は2円未満と小さかったですが、この辺りに先物主導の恣意性が見え隠れしますね。今年最小の変動幅ですが、昨年大納会にはわずか83銭高という記録があります。その翌大発会こそ急落しましたが、その後上昇が続きました。

一方、その前はというと21年6月24日に34銭高というものがありましたが、その後2ヶ月ほど株価は下落トレンドになっています。この小幅で恣意的な着地は、その後長期トレンドが発生する前触れなのかも知れません。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の裁定残高は買い残6,717億円に対して売り残476億円で差し引き6,241億円の買い長。前週比では531億円減りました。多少需給が軽くなりました。

10月第2週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を4,557億円の買い越し。先物も3,279億円の買い越し。先週の急反発は案の定外国人の仕業でした。信託銀行(年金)は606億円の売り越し。

そして、グロース市場に関しては外国人投資家は現物を126億円の大幅売り越し。どこからこんなに出てくるのかという感じですね。過去のパターンだと、この外国人の売りを見て、また明日売られるというのが多いです。

最後に雑感の類いですが、よく日本の将来を悲観して新NISAは外国株だけでいこうと考える投資家が多いように見受けられます。まあその気持ちはわかりますが、例えば中国の投資家は同じように自国がダメと考えて日本の不動産などに投資をしています。自国のことがよく見える一方、他国の欠点に気付いていないのかも知れません。アメリカも色々な部分でボロボロだとは思いますけれど。もう少し自国のことを客観的に捉えて、良い面を伸ばした方が建設的ですね。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。前日と逆にバイオが売られたものの指数はしっかり。陽線で高値圏での引けとなりました。売買代金は1322億円と最近の中では活況。ただアメリカでラッセル2000が弱いところを見ると、少なくとも外国人投資家は簡単には買い転換してこないと思います。日本の個人投資家がどこまで奮起できるかが焦点でしょうね。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオ寿スピリッツ(2222)は昨日大幅続落。前日に業績上方修正を発表し、朝方こそ買われて始まりましたが、すぐにマイ転すると200日線割れを決定的に。4月以来の安値となりました。まあ期待値が高いグロース株ですから、反応としては当然ですね。1700円くらいまでは価格帯出来高の薄いゾーンが続き、下値メドが見えません。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)も昨日大幅続落。モルガン・スタンレーMUFGによる格下げ、目標株価3000円を受けて急落。ただ地合の復調や75日線の下支えもあって終値で5000円はキープしました。昨晩のアメリカでは海運株がしっかりしているので本日は反発機運ですが、基本的には需給のみで成り立っている海運株の上昇は長続きしないでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。