KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカCPIは予想下回るも13ヶ月ぶりの上昇

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木曜の日経平均は反発。水曜のNYはアメリカのクレジットカードの債務残高が1兆ドルを超えたことを嫌気し3指数揃って軟調。特にGAFAM系が売られ、NASDAQの下落率が1%を超えました。10年債入札は好調で長期金利は4.0%に低下。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。SQ値が32013円に決まり、ぎりぎりそれを上回って推移して下値切り上げの展開に。半導体株指数であるSOX指数の下落を受けて半導体関連株は売られるも、中国の団体旅行が日本を含めて解禁になったことで、内需関連株中心に買われる動きになりました。

後場も一段高。ドル円が144円を回復し、他のアジア株が弱い中で逆行高。37500円は維持できなかったものの、高値圏で引けました。売買代金は4.1兆円台と大活況。REIT指数は続伸でした。


投資判断は「売り」。木曜のNYは注目のCPIが市場予想よりは低かったものの、13ヶ月ぶりに上昇。長期金利は発表直後に3.95%に低下したものの4.11%に跳ね上がり、為替は円安方向に振れました。3指数揃って上昇も、朝方強かった株も金利上昇に合わせて次第に値を消す形に。

雇用統計によってアメリカの長期金利が一段と上昇するようであれば株式市場はもっと売られたと思いますが、雇用統計は良かった部分悪かった部分それぞれあるも基本的には良いトコ取りが続いています。足元は特にこのアメリカの金利動向に一喜一憂する展開が続くとみられます。

アメリカ主要企業の決算は先週で概ね一巡。S&P500社のうち422社の決算が出た段階で2Qは4.2%減益の見込みとのこと。ただエネルギーセクターの反動減が大きいので、同セクターを除くと2.0%減増。8割弱はアナリスト予想を上回っているということです。

決算が進むにつれ良くなってきていますが、先週から特にNASDAQやハイテク株への売りが目立っています。NASDAQ100のリバランスも影響しているとは思いますが、金利上昇の影響大きく特にSOX指数が今月7%弱の下落。

個別では決算を受けてAppleが大きめの下落で、一気に6月安値に接近。決算以外にもインドで海外メーカーのパソコンが突然輸入を制限されたということもあり、色々とAppleを巡る環境が悪くなっています。時価総額は3兆ドル割れ。GAFAM系の決算後の反応としては良かったのが3銘柄(AmazonGoogle、メタ)、悪かったのが3銘柄(AppleMicrosoft、Tesla)と拮抗。

金利上昇はハイテク株だけでなく、より明確にREITに悪影響です。日本でも日銀金融政策決定会合から(厳密に言えば、決定前のYCC修正報道から)反転下落となっていますが、アメリREITETFでも7月安値を割り込んでいるものが目立ちます。まあまだそれが他に波及しているような感じもないのですが、中銀ウィークを経て金利という軸が動き、それぞれの金融商品の流れが変わってきた点は注意しておく必要があるでしょう。

長期金利が上がってきたことで逆イールド自体は縮小傾向。先週は若干ドル高に振れ、短期筋のポジションを見てもややドル買いに動いています。このドル買いが何とか今の相場の安定感に繋がっていて、もしドルも売られるようだとトリプル安ということに。ただし単なる有事のドル買いなのであれば、あまり良い傾向とは言えないですけれど。
https://imm.gradefour.net/

商品市況に関してはそのドル高もあって全般的に下落。特に穀物は弱い動きが続いています。ただ原油は引き続きOPEC減産による供給タイト化懸念を受けて上り調子が続いています。

本日は山の日で日本がお休み。アメリカではPPIミシガン大学消費者態度指数が出ます。

日本も金利が上昇してきたことが、日本株の重石に繋がっています。特にハイテク系への売り圧力に繋がり、ハイテク系やグロース系の寄与度が高い日経平均への下落圧力が高まっています。SOX指数の下落も重石に。他方、バリュー系が買われ、結果NT倍率がドンドン下がって来ていて、足元は14.2倍と5月以来の低水準。過去の推移ではひとまず14.0倍に抵抗力があるので、その辺りまでの下げは見ておく必要がありそうです。

需給面ではやはりGPIFによるリバランス売りが懸念されます。先週金曜にGPIFの6月末時点における各資産の割合が発表されました。日本株に関しては25.1%とほぼ基本方針(各資産25%)に沿ったレベル。外国株の方は26.1%ということで、±7%には沿ったレベルでしたが円安も寄与してかやや多め。

6月末で特に駆け込み売りも無かったのに、株価があれだけ上昇してもきちんと基本方針レベルで収めているということは、ほぼほぼリアルタイムでリバランスが行われているということですね。

そして足元で国内外債券が下がるならば、国内外株式を売ってリバランスしないといけません。実際、投資主体別売買動向では信託銀行(年金)の売り越しが続いています。外国人投資家は買いが止みましたし、一応売買代金が高水準ではあるので、誰かしら買ってくれている人もいるのは事実ですが、差し引きで売り圧力の方が強いので株価は下落しているという格好です。


新興市場も「売り」。木曜のグロース指数は反落。一時6/2以来の安値を付けました。木曜は決算の集中日でしたが、来週月曜もまだ小型株中心に決算が色々と出てきます。グロース市場も決算が一巡してしまえば、少し出尽くし感が出てくると思いますが。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は反発。木曜後場に決算を発表。出てきた数字は案の定の大幅減益となりました。ただ中期計画に対する営業利益進捗率が72%と高く、むしろ好感される形。半導体市況の厳しさも承知の上ですし、ここからの巻き返しに期待します。


アライドテレシスHD(6835)は小動き。ただ水曜には直近高値を上回り21年以来の高値を更新。足元の円安が好感されています。来週の決算に期待が高まります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。