KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NVIDIAの決算でNASDAQ先物一段高!

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前日のNYはPMIが低調だったことで長期金利が4.2%を割り込み、NASDAQ中心に上昇。特に引けに決算を控えるNVIDIAが期待感から買われ牽引しました。そして引け後に発表された同社の決算は予想を上回り、更に250億ドル規模の自社株買い計画まで発表して時間外では一時10%超の急騰。その後6%高程度となり、500ドルを意識した攻防に。WTI原油先物は78.5ドルに下落。


投資判断は「売り」。今週はアメリ長期金利リーマンショック後の高値を更新した割には相場はしっかりでした。特にこれでNASDAQやギガテック株が上昇するのであれば、また無敵モードに入ったような印象も。ただ薄商いなので、ちょっとしたことで上下どちらにもブレやすいだけだと思います。世界で一番時価総額が大きいのが債券市場であり、その中でもアメリカ10年国債は最大の商品。それが下がっているのですから他への影響は極めて大きいでしょう。

アメリ長期金利という軸がブレてきていることが様々な金融商品に影響しています。そして債券価格が下落すると、また機関投資家のリバランスが懸念され株式市場への売り圧力に繋がります。

では前回リーマンショック後の高値を付けた昨年10/21のアメリカ株はどうだったかというと、実はその一週間前の10/13にS&Pは大底を打ち、その後値を戻しています。なので必ずしも金利ばかりを警戒しているわけではないのですが、当時は予想を上回るCPIが発表されて、朝方大きく売られた後に反発し、そこで売り一巡感が出ました。今回もジャクソンホールがその役割を担うのでしょうか。

為替は短期筋のポジションが久しぶりにユーロ買いドル売りに振れたものの、ユーロが売られドルインデックスの上昇が続いています。
https://imm.gradefour.net/

ここで久しぶりに人民元に注目すると、人民元ドル相場は昨年11月以来の安値水準に。中国政府も頑張ってドル売り介入=米国債売りが足元の相場の混乱を引き起こしている説もあります。ただアメリカの債券のうち海外が保有する割合は約3割とされていますが、その大部分は3年以下の短期債であり、10年以上の長期債は大きくないとされています。

商品市況に関しては、WTI原油先物こそ80ドル辺りをキープしてしっかりしていますが、こちらもやはり中国の景気減速を本気にしていない感じ。その他の商品は下落基調。特に金は先週木曜まで9連敗で、17年3月以来の過去最長に並んでいました。あれもこれもアメリカの長期金利という軸がブレたせいでしょう。ビットコインイーロン・マスク氏のスペースXによる大量売却もあり下落。2ヶ月ぶりの安値。

スケジュールとして25日(金)はドイツIfo企業景況感指数。そしてジャクソンホールでパウエル議長の講演があります。本来別に政策決定の場でも何でもないはずなのに、なんだかんだで毎年注目されていて、昨年もジャクソンホールを境に株価が大きく反落しました。

ただ流れを変えるという意味ならば、先のFOMCでもややハト派発言が出ましたし、株安の流れを止めることができるかもしれませんね。事前に草稿的なものが出るかもしれませんが、とにかく発言に注目です。あと消費者態度指数の発表もあります。

日経平均は週間では鯨幕になっていて、6月後半から10週間プラスとマイナスを繰り返しています。となると今週はプラスの番。直近の投資主体別売買動向でも外国人投資家も買い越しに転じていましたし、雰囲気は悪くありません。幸い日本もヨーロッパも香港ハンセン指数が急落しても、大きく反応する感じはありません。

さしあたり為替は円売りがストップしました。これも短期的には恒大集団様々なのかもしれません。ただ先週は「株安、円安、債券安」のトリプル安の週で、円安による買い支え効果が落ちてきています。高値達成感から円高方向に振れていますが、円高に振れたら振れたで株は売られるでしょうし、結局はアメリカの金利動向次第。アメリ長期金利という軸が安定しないと不安定さが伝播します。

チャート的に日経平均一目均衡表の雲下限、遅行線も雲上限を意識しています。NT倍率も下がりきって14倍の節目に達してきました。ただし長期的に見てチャートは完全に崩れているので、日経平均がおいそれと32000円から更に上放れて上がって行くとは考え辛いです。下方の価格帯出来高の薄さから、大筋ではこのままスルスルと下がっていく方向性を見ています。

業態的には中国の景気減速を嫌気して機械株が売られる形。安川電機(6506)・・・は厳密には機械株ではないのですが、ツガミ(6101)の安値推移など、機械セクターが弱く。今の中国株の推移を見ていると、敢えてこういったところは選ばれないだろうという感じ。

そんな中国では4位の不動産開発会社の融創中国の株価が1香港ドル割れ。コロナ前のピーク時から株価は98%下落ということですが、それでも世界の株式市場に第二次チャイナショックが起こらないのは不幸中の幸いでしょうか。


新興市場も「売り」。昨日のグロース指数は続伸。NASDAQが復調してきたことでハイテク株に資金が戻ってきている感じです。Core指数も75日線を回復。金利の上昇もひとまず落ち着いたことで、本日も強含みそうな感じです。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日反発。衣料品業界では秋物が売れてきているという話もありますが、足元でNVIDIAの好決算から半導体株への資金移動が起こりそうで、そうなってくるとリバランスなどで相対的に同社株は劣後してきそうな感じはあります。


同じく売りポートフォリオ寿スピリッツ(2222)は昨日続落。こちらも全般的にインバウンド関連株のブームが一巡する中で、これまで買われていた分資金逃避が起こりそうな感じです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。