KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC前に銀行株へのプレッシャー

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日経平均は火曜続伸。前日のNYはIMF製造業景況感指数が予想を上回り、長期金利が3.57%に上昇。ファースト・リパブリック・バンクの破綻や、FOMCを前にメタが70億ドルの社債発行を計画と伝わるなどで債券市場の需給が緩むと見られたことも上昇に繋がりました。結果、3指数揃って引けにかけて売られ軟化。半導体関連株指数のSOX指数は上昇。WTI原油先物は75ドル台に下落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。137円台後半まで進んだ円安を受け、いきなり29200円を超えてスタートとなりましたが、寄り天の形で利食い売りに押される動き。前日に続きグロース指数が弱かったことで足を引っ張られました。ただその後はグロース指数に買い戻しが入り、前場段階では反比例のような動き。日経平均は前引けにかけてマイ転しました。

後場はプラス圏に再浮上。ただ29200円から上が重く、FOMCや連休を控え引けにかけて売り戻されました。売買代金は2.7兆円弱とそこそこ。REIT指数は続落でした。


投資判断は「やや売り」。火曜のNYは今度は地銀のバックウエスト・バンコープなどが大きく売られ、FOMC前にFRBに対する圧力に。3指数揃って1%超の下落となりました。中小型株指数のラッセル2000は2%超の下落。VIX指数は17.8ポイントに急伸。長期金利は3.43%に低下。WTI原油先物は景気減速懸念を嫌気し71ドル台に急落。ドル円は136円台と円高方向に振れました。

先週のアメリカ株はファーストリパブリックバンクを巡る懸念で一旦押した分、木金で急反発して伸びました。月末ということで幾分リバランス的な買いも入ったと見られますが、それでもしっかりと高値圏に戻し、4月のアメリカ株高アノマリーは今年も土壇場で成立しました。

ただアメリカでは銀行不安がなかなか拭えません。足元で言われている商業用不動産の危うさに加え、ファースト・リパブリック・バンクからの預金流出に伴い、支援している大手行の負担も重くなります。まあファースト・リパブリック・バンクから流出した預金がどこに行くかと言えば結局大手行の預金に回るのでしょうけれど、弱小地銀の破綻が相次ぐようだとひいてはそれがダムの決壊に繋がる恐れがあります。

アメリカの不安定さの裏側でユーロが買われ、ユーロ円は15年以来の円安水準となりました。先週のブログでヨーロッパ株が強いという話を書きましたが、まだ金利上昇ペースの強いヨーロッパに資金が集まっている感じです。日本のREITがしっかりしているのも、退避資金の受け皿になっているからなのでしょうか。旅行関連同様、コロナ5類移行による住宅、商業REITの回復期待も指摘されている形。

アメリカの長期金利は3.4%とやはり大きな変化はありません。ただアメリカの10年債に対してはヘッジファンドの売りポジションが史上最大に溜まっているのだとか。今はその買い戻し過程にあるのかも知れません。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-24/RTLQ07T0G1KW01

日本株に関しては騰落レシオに関しては個人的にはあまり気にしていないのですが、一時過熱感を示す146.5まで上昇してきました。まあ、足元のように、むしろ騰落レシオが過熱感を示してから上昇が続くケースが多いのですが。
https://nikkei225jp.com/data/touraku.php

先週の補欠選挙において、自民党が4勝1敗ということで、岸田首相のリーダーシップ力の高さが示された形。支持率が上昇してきており、解散総選挙期待感が高まった面も株にはプラスです。一般的に解散総選挙は株高アノマリーに繋がるので。

しかも今回負けたのが和歌山ということで、二階氏の力が弱まった点も現政権にとっては追い風と言えるでしょう。一応首相本人は「勝ったけど中身が悪い」「今は解散を考えていない」と発言していますが、まあ選挙戦略的にわざわざ解散をほのめかす必要がありませんからね・・・。

先々週末時点の裁定残高は買い残9,715億円に対して売り残4,079億円の差し引き5,636億円。前週に比べて442億円増えました。大きな変化はないですね。

4月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を2,760億円の買い越し。先物も7,441億円の買い越しということで、計1兆円超の規模に。4月の外国人買いアノマリーは順調です。一方、売り向かうのはやはり国内勢で、事業法人すら売り越しの全面売り。新年度に入って持ち合い解消やプライム市場上場基準を満たすための売りが続いている感じです。

なおグロース市場においては外国人投資家が現物を177億円の売り越し。グロース市場の弱さの原因がここにありますね。


新興市場は「やや売り」。火曜の東証グロース市場指数は反発。前日大きく売られたCore指数が後場から買い戻されて反発する形になりました。ただ200日線を意識した形で上値も重そうな印象。アメリカではまた金利が上昇しており、ここから出る決算もグロースは売られやすい場面でもあり、当面厳しそうな動きが続きます。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。アメリカではペット保険大手Trupanion(TRUP)が昨日こそ急反落ですが、このところ急伸。しかし同社に波及はしてきません。25日線を割り込んでサッパリな動き。売買高も今年の最低水準となっていて、保険株の中で一番売られる格好。一体どうすれば反発するのやら・・・。


月曜前引けから買いポートフォリオ入れとなった不二越(6474)は反落。為替が円安進捗したのですが、同社にはあまり響かず。ただ国内では半導体工場が次々と建設が決まっており、省力化投資の動きはまだまだ続くと見られ、同社にとっては強い追い風が吹いていると思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。