高岡古城公園には私が生まれる前から機関車が展示用として設置されていて、子供の頃はよく昇ったりしたものでした。機関室にも自由に出入りできたので、石炭を入れる部分を開閉したり、汽笛を鳴らすヒモを引っ張ったり(鳴りませんが)。運転手の気持ちになれてテンションが上がった思い出のオブジェでした
近年は老朽化が進み、機関室への入り口は閉ざされてしまい、また昇るための階段も封鎖されてしまいました。完全に観賞用となってしまい、子どもたちが周囲をまとわりつくことも無くなってきました。昔と違って子どもたちが車体から落ちてしまった時、市の管理責任が取られてしまいますから仕方ないですね
そんな機関車が静岡県の大井川鐵道に譲渡されることになりました。車体の点検を行い、このSLを再び走らせるのか、部品の一部を別のSLに転用するのか、具体的な活用方法を判断するとのこと。どちらから提案があったのかはわかりませんが、高岡市も財政難ですし、譲渡先を探っていたのでしょうね
一市民の勝手なセンチメンタルですけれど、無くなってしまうのは非常に残念つい先日も娘の運動教室が傍の体育館でやっていたので通って都度鑑賞していたところでした。明日もまたあると思い込んで写真を撮らなかったが悔やまれるところ娘も大きくなった時に、昔ここで機関車を近くで見た・・・ということを覚えているでしょうか。