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前日の海外市場はイタリアが銀行に対して今年限定で40%の超過利潤税を徴収と承認したことで銀行株が急落し、イタリアの株価指数が2%超の急落。またムーディーズがアメリカの中小銀行の信用格付けを引き下げたこともあり、大手銀行株にも波及しNY市場は3指数揃って軟調。また中国の貿易統計が弱かったことも嫌気されました。ただWTI原油先物は83ドル台を回復。
投資判断は「売り」。先週はフィッチによる米国債格下げが相場のネガティブサプライズになりました。鶏が先か卵が先かのような感じもしますが、結局フィッチの指摘するアメリカ財政の危うさが証明されているとも言えます。
なお、11年8月5日のS&Pによる格下げの際は翌日にS&P500が6.6%の急落。ただそこを目先のボトムにして、その後は長期上昇波動に移っていきました。今回は昨晩まで1.7の下落と至って普通の下落率でしたから、これで売り切った・・・とは言えなさそうな。もっとも、当時と状況はまるで違いますけれど。
フィッチの格付け機関としての規模の弱さや、事前に警告されていた分もあり、市場のインパクトは限定的な感じです。
フィッチの格下げばかりが注目を浴びていますが、本質的にアメリカの長期金利はその前から上昇していて、それが足元のアキレス腱になっています。7/19を目先のボトムとして以後切り上げの展開が続いていて、中銀ウィークを経て加速→それに輪を掛けたのがフィッチの格下げや、今週の債券入札の増額、また入札前の金利上昇圧力が理由とみられますが、先週は一時4.2%を超え、節目の4%ラインを明確に突破。昨年11月以来の高水準となりました。
なおフィッチはリーマンショックの時によく名前が出た住宅抵当のファニーメイとフレディマックも格下げ。今後はアメリカ国債という軸が格下げになったことで、連鎖的に他の債券の格付けも一段階ずつ引き下げられるという懸念も出て来ました(勿論一律に引き下げるわけではないにせよ、バランスを考えて引き下げられやすくなるのでは)。例えばフィッチは日本国債に関しても「YCCを撤廃するなら格下げ」としていた模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB00006_T00C23A8000000/
これで下落トレンドが出来てしまうと、もうトレンドが変わるようなイベントが目先ありません。フィッチも各中銀ウィークを通過し、特に日本がYCCの修正を行ったサプライズもあり、株価下落の責任の一端を押しつけることができるとも言えますね。
最近の日本株市場に関しては、プライム市場では海運株に資金を取られ、他の銘柄が逆に弱っている印象。特に後場は外国人投資家の方向性を探る上で重要ですが、円安になっても株価が上がらないのが痛いところ。ドル建て日経平均は6/1付近の安値水準に沈んでいます。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php
チャート的には日経平均の方は一目均衡表の雲入りに。TOPIXの方はまだ大丈夫そうに見えてそれぞれ新値足も陰線が出てしまっており、かなり雰囲気は悪くなりました。
7第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を738億円の買い越し。一方、先物は3310億円の売り越しということで差し引きでは売り越しでした。信託銀行は現物944億円の売り越し。先物は412億円の買い越しということで、差し引きでやはり売り越し。なおグロース市場に関しては外国人投資家は現物を147億円の大幅売り越し。
日本株に関してはすっかり先月と180度様相が異なっています。あれだけたくさんあった日本買いの要素は、一ヶ月で全て霧散してしまったのでしょうか。・・・というのは私なりの痛烈な皮肉で、大半は上がった株価に対する後付けの理由に過ぎなかったのでしょうけれど。
日経平均のEPSはジワジワと低下。今週は更に決算が集中します。主力株は既に決算が終わっているところが多いので、ここから小粒な企業の割合が増えてくるのでしょうけれど、今警戒しているのは、スタンダード市場選択ラッシュになるのではないかというところ。最近はもうプライム市場を諦めてさっさとスタンダード市場を選択する企業が増えています。
幸い、スタンダード市場を選んでも翌日の株価があまり下がらなかったりしているのですが(流動性の少ないところなどは既に降格リスクを織り込んでいるor元々TOPIXの組み入れが微々たるものなので実需売り影響が小さい)、今まで期待されていたような自社株買いやMBO、TOBが望めない・・・ということでの、個人投資家の投資意欲減退に繋がるのは残念。各企業それぞれ気概を持って投資家との対話に努めて欲しいのですけれど・・・。
先月からユーロが弱いので「格下げがあったけれども安全を求めたドル買い」という皮肉的な説明の難しい状況になりそうです。
新興市場も「売り」。昨日のグロース指数は安値引け。世界的なグロース株安の流れが上値を重くしています。ここから新興市場の決算も出てくる中で、この200日線水準をキープできるかどうかに注目です。
【ポートフォリオ銘柄】
アニコムHD(8715)は昨日急進。前日に出た決算が好感される動きになりました。コロナ禍で盛り上がり過ぎたペットブームも一巡し、再度ペット需要が盛り返してきたとのこと。またしっかりと事業費率を引き下げて、着実に利益が出る体質に。値上げも高齢ペット限定のもので、維持率の低下も限定的。3年続いた下落トレンドは終焉した模様です。
一蔵(6186)は昨日決算を発表。増収も赤字額がほぼ変わらない1Q決算を出してきました。これは残念です。どうも600円水準が19年以降抵抗ラインになってしまっているようですね。戻り局面で進退を考えたいと思います。
・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。