KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカCPIの低下で利上げ確度が緩和

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本日の日経平均は反発。前日のNYはCPIが予想を下回り、今後の利上げ確度が緩和されたことで3指数揃って上昇。S&PNASDAQは年初来高値を更新しました。10年債入札も無難に通過し、長期金利は3.86%に低下。ハイテク株中心に買いが入り、NVIDIA終値ベースで最高値更新。VIX指数は13.5ポイントに低下。WTI原油先物は76ドルに乗せる場面も。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後ドル円では円高が進んで138円手前まで下落し、前日終値水準まで押し戻されましたが、その水準をキープするとその後は円安反転。歩調を合わせて日本株も買い戻しに勢いが付きました。

後場も一段高。中国の貿易収支が出て中国株がしっかりしたこともあり追い風に。ただ上値は重く、結局後場寄り水準程度で終えました。売買代金は3.3兆円と昨日よりは減りました。REIT指数は反発。


投資判断は「売り」。個人的に先週気になったのはヨーロッパ株の急落の方でした。特に木曜はユーロストックス50が4%近い急落。香港株も3%超の下落でしたが、金曜も下げ止まらず。イギリスも景気減速懸念を受けて下げ止まりませんでした。今月に入って下がっているのは何も日本だけではありません。

この辺りは小売売上高が予想よりも悪かったなど色々各国固有の要因があると思いますが、先月で3.2兆ユーロ規模の債券購入プログラムの再投資が終了した需給面の影響が大きいのではないかと思います。

アメリカの投資家心理も強気のまま。Appleを始めとするギガテック、ハイテク系が高値圏を維持しています。
https://www.aaii.com/sentimentsurvey

ただ先週はSOX指数が2.6%と大きめの下げ。金曜はサムスン電子が2Qの決算速報を発表し、半導体需要の低迷により95.7%営業減益という着地。サムスンの場合はメモリー主体なので、足元のAIブームには乗り切れていない部分があり、半導体部門だけでは赤字とのこと。

実際、世界の半導体出荷額は昨年後半から前年比マイナスが続いています。「AI、AI」と市場が騒ぎ立てている裏側で、スマホの販売不振などで汎用的な製品は従来のシリコンサイクルの波に飲まれている感じです。

ドル円円高が進んでいますが、足元の短期筋の円売りポジションが少なくとも過去5年で最大だったことから、巻き戻しが出た際の損切りが出やすくなっています。今月の日銀金融政策決定会合は下旬に予定されていますが、近づくにつれYCCの目標変更観測記事が出る→円高圧力・・・という展開になりかねません。意外にここから円高が進んでいくシナリオは想定しておくべきでしょう。元々8月は円高の季節でもありますし。
https://imm.gradefour.net/

商品市況に関してはドル安を受けて原油などには買い圧力が強まっていますが、それ以外はそれ程でもなく。こちらもあくまで個々の需給要因の影響が強そうです。

半導体の弱さもありますが、個人的には後場の閑散ぶりが相場の力の無さを示していると思います。もうボーナスステージが終わってしまい、需給が悪くなった感じ。

チャート的には6月と7月の高値でダブルトップを形成してしまいました。ドル建ての方も6/27の安値を割り込んでしまい、こちらは6/1以来の安値で、より強力な逆三尊を形成(6/16が山、6/6、7/3が肩。ちなみにNT倍率も同じような逆三尊)。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

足元でSOX指数も少なくとも上げ止まってきましたし、為替も円高方向に振れてきており、NT倍率は下押し圧力が強そうです。日経平均が下がる・・・ということは、これまでの日本株を主導していた外国人投資家の中でも「ツーリスト投資家」と名付けられた「日本株のことをあまり詳しくないけど何となく日本株が良さそうだから、とりあえず一番メジャーな日経平均を買っておけ」といった層に飽きが来始めている、ということを意味します。

一方、野村證券が年内の日経平均目標株価を38000円に引き上げ。先の日銀短観の好調ぶりなどから、強気の姿勢を示してきました。なんだかんだで国内最大の証券会社であり、アメリカのゴールドマンと同じように結構最終的にその見通しが当たる傾向はあります。一応、私はそれには反対の立場で、もう年内直近の高値を超えないとは思っているのですが・・・。

他方、シティがAIへの期待感が高過ぎるとしてアメリカ市場の投資判断を引き下げ。決算発表シーズン前に各アナリストがそれぞれ見解を出してきていますが、特にアメリカ株に対しては割高を指摘する声が多くなっているように見られます。ただ決算発表前は決算が厳しいという予想が出て、通過してみたら「思ったより良かったね」というのが毎度のパターンなのですが。


新興市場も「売り」。本日のグロース指数は反発。アメリカで金利が低下し、ハイテク株や小型株のラッセル2000などが買われたことで、日本でもグロース市場に買いが入りました。このリバが継続的なものになるかどうかは微妙ですが、とりあえず一服という感じです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。これだけ日本株が強い中で逆行安が続いています。自社株買いは本当にやっているのか、という感じですが、まあお陰で6/21に急伸し1円だけ空けた窓を埋めました。これで後顧の憂い無く、明日以降上がっていく展開を期待します。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は続伸。本日これだけ日本株が上がっているので、当然のように上昇していますが、本日は引け後に3Q決算発表。中国など海外の好調を背景に上方修正と増配を出してきました。明日の日経平均の押し上げに繋がりそうですが、一方で足元の日経平均寄与度は11.12%。となると株価的な上げ余地は小さいように思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。