KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

YCC修正無しのアドバルーン上がる

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金曜の日経平均は続落。前日のNYはTeslaやNetflixが決算を受けて急落したことなどでNASDAQS&Pは下落したものの、J&Jが好調な見通しを受けて買われたことでダウは9連騰。決算を受けてTSMCが売られたことで、半導体関連株指数のSOX指数は3.6%の下落。新規失業保険申請件数が予想を下回ったことなどで長期金利は3.85%まで上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。半導体株中心に売りが膨らみましたが、32100円を割り込んだところからは下げ渋り。為替が円安方向に振れ、そのまま買い戻しの動きが出るとTOPIXの方はプラ転となりました。アジア株もそれぞれ寄り付き後はしっかりの値動き。日経平均もマイナス圏ながら前引けはほぼ高値引け。

後場は一段と下げ幅を縮め前日安値に到達。ただ窓を埋めた達成感から後場は寄り天の形で引けにかけて沈みました。最後は少し戻して32300円台で終了。TOPIX後場マイ転しましたが、引けでは何とかプラスで終了。売買代金は3.1兆円台で3兆円回復。REIT指数は反落でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYはNASDAQ100のリバランスが実施されたこともあり、引けにかけて売られNASDAQは下落。ただ同時にウィッチングデーでもあった割には売買高は平均以下。ダウは辛うじてプラスをキープして6年ぶりの10連騰。Bloombergが次の日銀金融政策決定会合でYCC修正が無いと報じたことで日経平均先物は32700円となっており、週明けの日本株は上昇が予想されています。

今週出た数字として、アメリカの6月小売売上高が予想の前月比+0.5%に対して+0.2%と低調。既に利上げ圧力が低下している中で、ソフトランディング実現に向けて消費はある程度しっかりしているのが望ましいところ。また足元中国の消費も弱い中で、アメリカまで購買力を無くしてしまうと世界で物が売れなくなってしまいます。

今のリスクオンムードを引っ張るアメリカ市場は銀行株を中心に好調。警戒していた地銀株も、REITも、ハイイールド債も、それぞれ不安感なんてドコ吹く風。低水準のVIX指数に裏付けされている感じです。

アメリカの決算は今のところ順調な推移。13日のブログでも示したように、アメリカの決算数字が事前予想が慎重過ぎて、決算が出たらアク抜け感が買われる・・・というのも、毎回毎回のお約束ですね。ただ買われているのは「surging 7」や「S&P7」とも言われているAppleAmazonなどギガテック7社のみ。7社の年初からの上昇が70%近いのに対して、残りS&P493は5%程しか上がっていません。

ですからギガテック7社ばかり時価総額が大きくなっているので、結局この7社の決算がどうなるかが問題です。そのうちの一つTeslaがまず転けました。決算自体は良かったけれど、高過ぎる株価を正当化できるものではなかった形。元々アメリカ企業の業績は良く無さそうなので消去法的に安全な大型株を買う・・・というものが仕手化したように行き過ぎているのが、今現在の7社の状況。

日本株に関しては、2、8月期銘柄の決算は出揃いましたが、足元の売買代金が薄いので、買われた(あるいは売られた)としても、翌日すぐ逆の動きが出てトレンドに継続性がありません。あくまで来週の中銀ウィークの結果を待ちたいという投資家の姿勢が見え隠れしています。

こちらは18日のブログで示したように、足元の円高の理由の3/4くらいは「ドル安」が原因です。なので、日銀金融政策決定会合を通過しても、大きく円安に転換するとも考えていません。足元の為替市場の出来高も低位ということなので、円高トレンドが変わるような気配はまだありません。

なお、上述のように今回の日銀金融政策決定会合も現状維持っぽいですね。恐らく植田総裁は黒田総裁と金融政策の考え方は同じでも、市場にサプライズを与えて何とかしようという気持ちは無さそうです。

というわけで結論としてはもう少し日経平均に上昇余地はあると思いますが、このままドンドン買われるとは考えていません。日本株は7月月初の高値を上回ることはないと考えています。

アメリカ株が堅調で、日本株は翌日寄り付きは高くなりがちな分、場中に反動が出やすい感じが続いています。日本株を買うくらいならアメリカ株を買っておけ、というムードに戻ってしまった模様。

先週末時点の信用倍率は前週と同じ4.2倍と横ばい。ただ若干買い残が増えて売り残が減りました。日経ダブルインバース(1357)の買い残が減って、日経レバレッジETF(1570)の売り残が減っているのが、先週の相場の下支えになっていたのかも知れませんね。

一応、イスラム教がヒジュラ暦で新年に入ったそうです。このヒジュラ暦は一年を354日で見るので、毎年毎年11日ずつズレるのですが、今年は19日からなのだそう。どこの国でも新年は買いから入りやすいので、明日から数日はイスラム系のオイルマネーの買いが入りやすい・・・という期待感があるそうですが、今年は果たしてどうでしょうか。個人的にはあまり気にしていないのですが。ちなみに去年は小じっかりでしたが、一昨年は下落でした。


新興市場も「売り」。金曜のグロース指数は続落。Core指数に続いて75日線を割ってきました。Core指数もそーせいG(4565)が海外事業の買収で大幅反発しましたが、その他が売られたことで続落。このグロース市場の弱さも、個人投資家の参戦意欲の低さを示します。夏のボーナスで株式投資・・・という人は少ないのでしょうね。


ポートフォリオ銘柄】

アライドテレシスHD(6835)は反落。ただ7月は着実に下値と上値を切り上げており、金曜も地合の割には底堅さが見られました。同社の割安感が見直されている形で21年以来の高値水準に。需給は良好です。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は続落。決算後はすっかり弱い動きになっていますが、金曜のところは東京エレクトロン(8035)などの半導体株が弱い→同社の日経平均の寄与度が相対的に上がる→月末に控えたウエートキャップ上限超え懸念が拡がる、という悪循環に。本来半導体株が弱かったらリバランスで買われやすいのですが、結局半導体株と一蓮托生な感じです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。