KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCを控え小動き続く

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日経平均は本日反落。前日のNYは朝方こそダウがプラスに転じる場面があったものの、引けにかけて売られ3指数揃って軟調。Teslaが6%超の下落となるなどGAFAM系が売られた他、OPECプラスが原油生産を現状維持すると伝わったことでWTI原油先物が78ドル割れまで下落したことでエネルギー株が売られました。半導体関連株指数のSOX指数は2.7%の下落。VIX指数は20ポイントに上昇。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。その後は前日終値を挟んで一進一退。ドル円が次第に円高方向に振れる割にはしっかりの動きが続きました。アジア株も全般的に小動きに終始。売買代金は前引け時点で1.2兆円台と低調。REIT指数も反落。


投資判断は「やや売り」に。ドル円が130円を回復し、しっかりの展開になっています。ドル安は一時の「ドルしか買えない」リスクオフの状況からの脱却を示しており、ヨーロッパや新興国も含めた全世界的な復調とも繋がっていて、その一環(アメリカ株以外の相対的優位性)で日本株も買われている感じです。ドルインデックスは100ポイントに近づいてきており、この辺りは節目としてまた意識されそうな感じはあります。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

一方、ドル安が足元でアメリカの輸入物価高に繋がっているという指摘もあり、確かにアメリカの景気減速やエネルギー価格の下落によりインフレは一定の沈静化を見せていますけれど、今後は「需要が無くても物価が上がる」というスタグフレーション懸念が次第に高まってくると見られます。その場合、FRBは引き続き高金利政策を続けないといけません。つまり利下げのタイミングが先延ばしになります。

となると、そのうちドル安牽制発言がアメリカ側から出てくる可能性があり、そうなった場合はまた立場の弱い日本は円高を受け入れないといけません。というより、むしろ嬉々として受け入れるという言い方が妥当にも思われます。実際、12月の日銀金融政策決定会合は政府の関与により、日銀の決定に圧力が加わったような示唆がありました。

「悪い円安」「円安は日本に害」というマスコミが声高に叫んだせいで、政府はこれ以上の円安を看過できなくなっています。皮肉なことに、円高に振れても内閣支持率は下がり続けているのですが・・・。ともかく、来週にも明らかになる次期総裁人事は、やはりタカ派色の強いものになってくるのでしょう。その場合、やはり日本株には売り圧力が強まってくるのだろうと思います。

チャート的に指数は12月日銀金融政策決定会合前の水準を回復しましたが、日経平均は昨年12/19の、TOPIXは12/2の急落でそれぞれ空けた窓を埋めに行く動き。その分戻りやすかったと言えます。先導役となっているのがTOPIXコア30で、こちらは11月の戻り高値に迫る動き。時価総額の大きなところの戻りが大きくなっています。
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0090

ただ11月の戻り高値どころか昨年8月以来の高値になっているのはドル建て日経平均。210ドルを回復してきました。アメリカでVIX指数が低下しているように、日経VIも低下し、それに合わせて底堅さも出ています。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

しかし円建ての日経平均に関しては一応、私が戻りのメドとした27500円に到達してきたことで達成感もあります。

売られた銘柄に関しては、先日下方修正を出した日本電産(6594)は案の定売られましたが、電気機器や機械といった業種への売り波及は限定的でした。永守会長は説明会で「うちのモーターは各社が使っているから、うちがダメなら他もダメ」と不吉な発言をしていたようですが果たして。

本日も引け後に最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週4.9倍→4.7倍に低下。大きな変化はありませんが、市場が強含んだことで逆張り的な動きが出た模様。先週もこのまま需給が改善してくれているでしょうか。

先々週末時点の裁定残高は買い残4,162億円に対して売り残5,519億円で差し引き1,357億円の売り長。前週に比べて1,110億円減りました。この解消による買い戻しが先々週の日銀金融政策決定会合を受けて出た感じで、相場の押し上げに繋がった模様。

1月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を987億円の買い越し。先物は3,590億円の買い越しということで、日銀金融政策決定会合を受けた外国人投資家の買い意欲が見られました。この先物買いで急いでまとめて日本株を買った分を、足元個別株に振り分ける形で上昇したという感じなのでしょうか。なお、信託銀行は先週同様に1,200億円規模の売り越しで、それとほぼ同額を事業法人の自社株買いが吸収。

グロース市場に関しては外国人投資家は61億円の売り越しということで、個人的にはちょっと意外でした。足元のグロースの強さは個人投資家の頑張りなんですね(個人は85億円の買い越し)。


新興市場も「やや売り」に。本日の東証グロース市場指数は反落。ただグロースCore指数に関しては、ANYCOLOR(5032)が急反発したことでしっかり。売買代金は膨らんでおり、だいぶ熱を帯びています。本日もマザーズの売買代金は前引け段階で1154億円と活況で、この戻り高値圏で連日売買代金が膨らんでいます。


ポートフォリオ銘柄】

北陸電力(9505)は続伸。昨日発表された決算は赤字拡大でしたが、アク抜け感から一時大幅高。昨日発表した中部電力(9502)が予想外の黒字転換上方修正したこともあり、電力株が業種別値上がりトップ。ここからの値上げ効果や、足元のエネルギー価格の落ち着きが収益好転期待感に繋がっています。


一蔵(6186)は続落。昨日はTOPIXウエイト低減銘柄のリバランスの日だったので、除外対象銘柄である同社は引けにかけて大きく売られた形。ただ中国が日本人へのビザ発給再開ということで、日中の緊張緩和からインバウンド関連に妙味が出てくると見られます。ただ、それはまずは決算を通過してから、ということでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。