KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

今度はDELLが時間外で急落

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昨日のNYは3指数揃って続落。1-3月期GDP改定値が予想通り下方修正されたことやセールスフォースの決算が嫌気され急落し、他のAI関連株も巻き込みました。長期金利は4.55%に下落。NVIDIAも決算後初の反落。WTI原油先物は78ドル割れ。引け後に決算を発表したDELLも決算が予想を下回り時間外で18%の急落。またサウジアラムコが総額2兆円規模の追加売出を発表。


投資判断は「売り」。月末は期末の銘柄であれば自社株買い自粛期間にはなりますが、5月、11月期決算銘柄は少ないのであまり意識する必要は無さそうです。むしろ3月期決算が一巡し、5月としては過去最高の総額5兆円超の自社株買いが示されており、日本もアメリカのように自社株買いが株式相場の主体になってきました。実際、直近の投資主体別売買動向でも、買いの主役は事業法人でした。

また来月下旬の株主総会時期にかけて配当金がぽつぽつと支払われる時期でもあり、その面でも再投資期待感はあります。MSCIのリバランス売り圧力はありますが、これまでの経験則上、既に織り込まれている可能性があるので、必ずしも新規の売り圧力になるとは限りません。

他方、チャート的には39000円前後での価格帯出来高が大きめであり、この辺りが上値の蓋になっています。NVIDIAの好決算をもってしても、この蓋はこじ開けられませんでした。引き続きTOPIX一目均衡表の雲上限が下支えしてくれていますが、ねじれ部分が近づいてきており、そろそろこの抵抗力も弱まってくる段階。

また先々週までは中国市場への資金の環流が日本株売りの要因とも言われていましたが、中国株が下落してきても結局日本株は売られる展開になっています。

足元では珍しく日本の長期金利が市場の主役となりました。昨年10月に0.9%到達→年末にかけて一旦0.6%割れまで低下→今年改めて上昇基調で1.1%到達、ということで、水準だけで論じれば気にする必要は無いものの、その勢いに市場がビビっているところ。勿論日本の長期債はほとんどが日銀や国内金融機関で占められていて、日銀さえその気になればいくらでも止められるものです。
https://jp.investing.com/rates-bonds/japan-10-year-bond-yield

ただ日銀の姿勢としては、なるべく市場原理主義に沿いたいということで、それを見越した外国人投資家の日本債空売りも嵩にかかってきます。今後の買いオペの動向を見ながら神経質な展開が続きそうです。

また困ったことにそれでも円安が止まりません。本来、円安は株高材料のはずですが、日銀の金利正常化に向けた動きは今のところ単に株安、円安、債券安のトリプル安に繋がっているだけになっています。

個人的には金利正常化の道は進むべき正しい道だとは思うものの、しばらくは茨の道になりそうです。そのうち市場が慣れるとは思うものの、いつになったら慣れるのか。6月の日銀金融政策決定会合で姿勢がハッキリするまで続くのでしょうか。

また、株式市場では根腐れ感もあります。グロース市場はいつまでも弱いまま。本決算を通過してアク抜け感が出るどころか、益々新興小型株は買えないという状況になっています。長期金利がぐんぐん上がっていく中でグロース株には逆風なのですが、TOPIXのグロース株指数は前月末比でまだ0.3%高の位置にあるのに、東証グロース(市場)指数は6.2%安。同じグロースでも明暗が分かれています。

新興企業は円安メリットが無い(むしろAWSなどの使用料上昇で逆風)こともありますけれど、従業員の年齢が若い→昨今の人材不足で賃金を上げないといけないが、その上昇率が大きくなっていることも背景にあると思います。

もう一つREIT指数も長期金利の上昇を受けて冴えません。金利負担や相対的な利回りの魅力低下に繋がり、REITには強烈な逆風になります。またもう日銀買いも無くなってしまったので、買い主体が心細い状況。為替同様、こちらも長期金利の行方に神経質な展開になりそうです。

先週末時点の信用倍率は前週6.2倍→6.1倍に低下。信用買い残、売り残共に増えました。倍率は下がりましたが、実態面としては買いが増えました。

先週末時点の裁定残高は買い残2.5兆円に対して売り残0.3兆円の差し引き2.2兆円の買い長。前週に比べて6,388億円増えました。先週は株価としてはそれ程動きが無かった週なのに、また特段イベントも無かったのに随分と増えた形。ちょっと不気味です。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。一時プラ転する場面もあったものの、最後は力尽きて続落し最安値更新。底値でようやく陽線を出しましたが、特にCore指数がプラスで踏ん張り。昨年のグロース指数は6月が強かったこともあり、今年もアストロスケールHD(186A)でも触媒にして、ここから強含むことができるでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は昨日堅調。終値で600円を回復してきました。足元の金利上昇が保険株に追い風である他、自社株買いが下支えして逆行高を演出。今月の出来高は上場来最大となっており、このまま月間ベースでプラスを維持できれば、長期下落トレンドの底打ちを期待できそうです。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日続落。先物主導で売られた格好で、4万円を割り込んで2月以来の安値となりました。また半導体株も売られており、指数寄与度はそれでもまだ10.2%と10%超え。まだ柳井さんは売ってきそうな気配があります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は5月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。