KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は金曜大幅続落。前日のNYはGoogleが生成AI「Gemini」を発表し5%超の急伸。半導体需要増の期待感も刺激し、半導体関連株指数のSOX指数も2.8%の急反発。長期金利が4.15%と低水準を保っていることもあり、ハイテク株中心に買われ3指数揃って上昇。一方、日銀正副総裁の発言や、岸田首相と植田日銀総裁が会談したことでYCC解除観測強まり、為替が円高方向に急落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。SQ値が32639円に決まると、その水準を上回ることなく一段安の流れ。144円に回復したドル円があっという間に143円に振れると、株も売られました。中国株が始まったところで瞬間買い戻しが出ましたが、その後も改めて売り直される動き。

後場は為替が円安方向に振れたものの、次第に下値を切り下げる展開に。32200円手前まで売られましたが、引けにかけては買い戻しも出て、結局いつものパターンで前引け水準に戻して引けました。売買代金は4.9兆円とメジャーSQでもあり、引けで2兆円弱出来て大活況。REIT指数は引けにプラス圏に切り返して、辛うじて反発でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYは注目の雇用統計において予想を上回る内容だったことで早期利下げ期待感が後退。長期金利も4.23%に上昇したものの、引けにかけて買われ3指数揃って上昇。それぞれ終値ベースで年初来高値更新となりました。ドル円は145円手前まで回復。それらを受けた日経平均先物は32520円となり、週明けの日本株は反発のスタートが予想されます。

11月は穀物が弱く、コーン、小麦はそれぞれ20年以来の安値となっています。インフレはあくまで家賃やサービス(人的資本)で起きているような構図。

ビットコインはスルスルと値を上げ45000ドルに接近。ETFの承認がまた見えてきたことを背景にしていますが、金先物も一時2100ドルを突破し、ドル建てでも最高値を更新。長期チャートを見ると20年、22年、そして今年の3回2050ポイント辺りで跳ね返されましたが、遂に三尊天井破りでグイグイ上がっていきそうな感じになっています。ここもアメリカの長期金利と表裏の関係にあります。リスク回避性金融商品が共に上がる珍しい形。

やはり日本株を考える上で重要なのは為替です。11月の中間決算シーズンを大過無く通過できたのも、円安効果で利益が押し上げられたからでした。勿論、企業の想定レートはまだ円高方向に設定されてはいるのですが、更に円安で上積み・・・という期待感は剥落。一方、上述のように穀物価格は落ち着きつつあり、また円安が止まったとあれば、食品系、外食系にとっては追い風になっていると言えます。ただこれらは指数への寄与度がほとんどありません。

11月相場は日本株も強い動きになりましたが、振り返ってみると特にイベントがあったわけではなく、総合的にアメリカの利上げ打ち止め観測が日に日に高まった結果であると言えます。需給的には10月末に多いとされるアメリカのファンドの決算を通過し、ポジションが好転したことや、10/30の空売り比率54.3%という歴代2位の高さになったことが大きなきっかけでした。

もし為替が円安反転できるのならば上放れの可能性もあります。ただ下値に残したままのアイランドリバーサルの窓や、外国人投資家の買い意欲低下、中間配当金の支払いピーク通過・・・など、買い手が少なくなってきます。GPIFはありますけれど。

また来週に今年最後のFOMCを控え、短期筋以外の買いも入り辛いとみられます。足元の金利低下や商品市況の下落によってインフレ警戒感が低下しているのであれば、FRBが甘い顔をして12月会合を終えるのかどうか。「万一」という可能性を考えると、今は動き辛いのではないかとみられます。いずれにせよ金利低下は円高日本株の重石、アメリカ株下落となるならば連れ安・・・ということで、上値追いは難しそうです。

そして今週の日本株は予想よりも大きな下落になりました。先週末のパウエル発言からドル安円高となったことを嫌気していたところにYCC解除観測強まり、朝方から自動車株中心に売られました。

背景は先週末の空売り比率の低さや、メジャーSQに絡んだ需給によるものに、円高という口実が上手くマッチして下落に繋がったものと思われます。今の相場は疑心暗鬼の中で形成された株高であり、投資家が一番怖いのは「買ったは良いけれど、自分が最後の買い手になりやしないか」という恐怖。崩れる時はパニック売りによるスピード感があり、それが出ました。

円高に振れて株安・・・となると、海外勢の中の特に長期投資家が売っている可能性も出てきます。すなわち、日本株を買う時に一緒にヘッジの円売りをかけていた分を、株売りと同時に解消している・・・と考えると辻褄は合います。直近の投資主体別売買動向でも外国人投資家は売り越し。

日経VIは20ポイントに上昇し、記録的な安値圏にあるVIX指数とは温度差があります。ですから、これでもし為替が円安反転するようだと、一気に買われる可能性もありますね。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続落。他方、水曜まで最高値を攻めていたスタンダード市場も忘れるべきではなく、特にスタンダード指数の前身とも言えるジャスダックは、年末に強い特性がありました。グロース市場の弱さとの好対照ぶりが見られます。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。地合が良い時にはおつきあいせず、悪い時は連れ安のスタイルですが、前々から警戒していた下方の窓埋めを実現。ここは20年の高値形成以後は確実に窓埋めをしていくスタイルです。となると、まずは12月に入ってからいきなり空けた窓埋めで600円回復の動きに期待です。


北陸電力(9505)は反落。原子力規制委員会柏崎原発の再稼働に向けてGOサインを出したことで東京電力HD(9501)が足元で急伸。電力株全体の刺激材料になりましたが、現実的にはまだまだ時間のかかる話です。ただ電力株としてはそういった好材料に一々反応しやすいので、上げトレンドはまだ続きそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。