KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

閑散に売り無し相場に移行できるか

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日経平均は金曜反落。前日のNYはGDP改定値が上方修正されたものの、利上げ長期化が懸念され3指数揃って軟調半導体大手マイクロンの決算見通しが結局嫌気されたことで、半導体関連株指数のSOX指数は4.2%の下落。Teslaが9%近い大幅下落となり、NASDAQは2%超の下落。WTI原油先物は一旦80ドル手前まで買われた後は77ドルまで下落するなど振れが大きくなりました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。半導体関連株中心に売られ、26100円手前まで下落しました。ただその後は売り疲れ感も出て下げ渋り。為替が若干円安方向に振れて下支えとなりました。

後場は一段と下げ渋り、前場の高値を上回る場面も。ただその後は週末要因が勝り、引けにかけて押し戻されて、何とか陽線になるのがやっとでした。売買代金は2.5兆円台と最近の中では低調。TOPIXは銀行株などの上げがあったことで、マシな下落率でした。REIT指数は反落。


投資判断は「中立」。金曜のNYはパウエル議長が利上げを判断する上で最も重要視すると発言したPCEデフレーターが予想を下回ったことで、朝方こそ安く始まったものの3指数揃って上昇。特にエネルギー株が3%超の上昇となりました。ただクリスマスモードで売買代金は低調。それらを受けた日経平均先物は26220円となっており、週明けの日本株は堅調なスタートが予想されます。

日銀金融政策決定会合はまさかのネガティブサプライズでした。確かに金融緩和方針自体は現状維持。ただイールドカーブコントロール(YCC)の10年金利目標を±0.25%→±0.5%に拡大。現実的に-0.5%はあり得ないので、+0.5%への上昇を容認したということになります。

引け後の黒田総裁の会見で「これは利上げでは無い」を繰り返していたものの、9月の日銀金融政策決定会合では「当面 金利引き上げない」「金融緩和を引き締め方向に見直す時期についても、2~3年はかかる」とコメントしていたのに、そんな二枚舌を一体誰が信じるでしょうか。増税路線の岸田政権といい、政策当局者の言うコトを信じてはいけませんね・・・。
https://www.asahi.com/articles/ASQ9Q5SB7Q9QULFA03G.html

個人的には頑なに緩和を続ける日銀の姿勢には一定の評価をしていました。その効果はあまり無かったものの、確かに日本は欧米ほど物価は上がっていませんし、別に彼らと無理に歩調を合わせる必要はありません。円安もひとまず止まりました。自分の思う政策を信念を持ってやったら宜しい。勿論、いずれ止めることにはなるでしょうけれど、このタイミングである理由がどうも見当たりません。

結局、黒田総裁の任期が終わるので、その終活的な意味合いなのでしょうけれど、それっておかしくないですか?と。それは日銀側の人事制度の問題であって、日本の経済は3ヶ月前から急速に改善したのですか?今回の政策変更は、結局日銀都合で変えているだけでしょう?と。

確かに外国人投資家がクリスマス休暇で休んでいるうちに、日本国債がまた売りしかけられる前に先手の真珠湾攻撃を仕掛けたかったのかも知れません。もっとも、いくらクリスマス休暇とはいえヘッジを付けずに大きなポジションを放置するはずもなく、少なくともアルゴなどはセットしてあったでしょうけれど。

また、日銀は別に株価の番人ではないので、株価を気にする必要はなかったかも知れません。年末のお休みが近いから政策を変更してはいけないという法律もありません。いつかは修正しないといけないのであれば今だ!・・・と決断することは、全く理解不能なわけではありません。修正そのものに異論がある人も少ないでしょう。ただ繰り返しになりますが、日本のためにやっているわけではなくて、日銀側の理屈で動いている感じが気に入りません。

私が気に入る気に入らないはともかく、我々は結果を見て次の手を考えないといけません。結果的に「12月中旬以降は買いポジションをとにかく減らす」とした作戦は有効でした。警戒感を前面に出しておけたのは不幸中の幸いだったと思います。

今後ですが、理屈で言えばたったの0.25%の利上げでしかなく、アメリカが0.5%の利上げをしているのに対して幅も小さいですし、今後もズンズン利上げを繰り返していくような感じもありません。ただ確かに「トレンドが変わった」ということはアルゴを巻き込んで大きなボラティリティを呼びます。

株価に大きな動揺が走りましたが、ドル建て日経平均で見ると実は木曜までは横ばい。あくまで円高に振れた分、株が売られたに過ぎません。ドル建て日経平均アメリカ株に連動しやすく、円建ての日経平均ドル円に連動しやすい癖があります。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

チャートはすっかり崩れた感じです。しかし先週末から特に日本株が弱かったのは、この政策変更を知っていた早耳筋の売りだったということでしょうか・・・。

個別では銀行株が反射的に買われたものの、冷静になると債券価格の下落や、保有REITの急落で業績はむしろ悪化するとみられます。特に業績の厳しい地銀は益々窮地に追い込まれそうですね。何故12月末直前でこんなことをするのか、黒田総裁に怨み節もあるのではないでしょうか。

先週末時点の信用倍率は前週3.8倍→4.0倍に悪化。株価が下落した週なので、逆張りの買いが増えました。今週もそういった感じが強そうですね。

こうなってくるとドル円は10月の152円手前が今後4年程は超えられない天井認定して良いような気がします。


新興市場も「中立」。金曜の東証グロース市場指数は続落。7連敗安値引けで11月安値も下回る流れに。マザーズ指数先物は698ポイントで終わっており、週明けもグロース市場は軟調なスタートが想定されます。NASDAQも戻りが鈍く、Teslaなんかは年初来安値更新。グロース系は掉尾の一振すら期待できないのでしょうか・・・。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。ようやく下げ止まりの動きが出ましたが、保険株の割には弱い上昇に止まっています。グロース市場指数と同じような値動きに。「20代中心にペット飼育ためらう」という記事が出ており、同社の得意とする犬は増えているようですが、市場の全体感としてはちょっとネガティブです。
https://nordot.app/978961972600848384


トヨタ(7203)は反落。アメリカでTeslaを始めとする自動車株が大幅安。トヨタの場合はそれに加えて円高デメリットという重石もあって、今週は年初来安値を更新する動きになりました。全般的な日本株売りを象徴するような指標でもあり、ここの早期復調が望まれます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。