KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

一夜明ければ結局ドル円は141円に戻る

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金曜の日経平均は反落。前日のNYはECB理事会が無風だったことやGDPが予想を上回ったことなどで堅調なスタートだったものの、日経が「日銀がYCC修正を議論」と報じたことから長期金利が4%超に上昇。それを受けて株も下落に転じ3指数揃って軟化。ダウの連騰記録は13でストップとなりました。決算を受けて半導体製造装置のラム・リサーチは9%超の大幅高。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。いきなり32500円を割り込んで、ドル円が一気に2円円高に振れた分が重石になりました。銀行と保険株のみが上昇。ただその後は寄り値を軸に一進一退。日銀の結果を待つ格好になりました。

そして後場寄り直前に報道通りYCCの柔軟化が伝わると、一旦買い戻しが先行。TOPIXは前日終値水準まで戻しました。ただその後改めて売られ、32000円手前まで。その後は買い戻しの動きも出て引けにかけて急速に値を戻す形。プラスには浮上出来ませんでしたが、高値圏で終えました。

売買代金は5.7兆円台と大活況。引けでTOPIXのリバランスがあって1.2兆円程出来ました。REITも指数リバランスがありほぼ高値引けでしたが、プラスには戻せませんでした。


投資判断は「売り」。金曜のNYはIntelが好決算を受けて6.6%上昇し、ダウやNASDAQを牽引し3指数揃って上昇。NASDAQは1.9%の上昇となり、結局週間では2.0%の上昇でダウの0.7%を大きく上回りました。長期金利は3.96%に低下したものの、ドル円は141円を回復。それらを受けた日経平均は33100円となっており、週明けの日本株は堅調なスタートが予想されます。

FOMCは声明文が6月とほぼ変わらず案の定無風でしたが、それを受けた直後の株価反応も予想以上の無風っぷり。更に1回の利上げ可能性を匂わしつつも、9月は据置きの可能性も言及し、全般的にはこちらを好意的に捉える向きが強かったです。

各社の決算なども出ていますし、本来もう少しくらい動いても良さそうなものですが、売買高も平均以下ということで、気持ち悪いくらいの無風感。ちなみにダウ13連騰は87年7月のブラックマンデー前以来の最長記録とのこと。嵐の前の・・・でしょうか。なお、日本証券新聞によれば、00年以降10連騰超は4回目で、過去3回は1ヶ月後に下落となったのだとか。

その裏側で個人的に大きい動きだと思ったのはMicrosoftの下落です。決算後に大きく下げたわけではないのですが、Microsoftと言えばチャットGPTの火付け役。この生成AIに対する成長の織り込みが、SOX指数などの冷や水になりそうです。ただ一方で生成AIが他のギガテック株全般に拡がっており、裾野自体は拡がっているのですが。

半導体に関しては、ウォールストリートジャーナルの記事では「TSMCは16四半期ぶりの減収。TSMCの売上に占めるAIの割合は6%に対してスマホは33%。スマホやPCの販売が持ち直さないと、メモリも含めた半導体需要が回復しない」とのことでした。現状の半導体市況は明らかに低迷期であり、SOX指数などの高止まりはあくまで生成AIに対する期待感でのみ支えられたものとなっています。

日本株の個別ではアドバンテスト(6857)も7/14~20のアイランドリバーサルの窓をキレイに埋めた後に下落。思い残すことがないように作られた下げでした。決算は案の定大幅な減収減益。

業種的には東京製鐵(5423)の好決算が火を付けた鉄鋼が順調。その他全般的にバリュー株優位の流れ。先の小売株も含め、決算を発表した銘柄は比較的好反応を示していますが、あくまで株価位置が低かった銘柄が買われ、高かった銘柄が売られるだけの話でしょうか。

最近の話題は突然出てきたNTT(9432)の政府売出観測。まあまだ決定でも無いので下げは限定的。しかし25分割をして個人投資家を引き寄せたのに、分割後は下落基調で更にこの仕打ちか・・・となると、個人投資家は益々貧乏くじを引かされている感じですね。まあ確かにこれだけ通信インフラが対等に整ってきた今や、政府が抑えておく理由も無いとは思いますが。

REITの方は世界的に金利引き上げ停止が期待される中でしっかり。ここ最近地味に強いです。紙パや電力といった地味なバリュー系銘柄が買われる展開で、不動産屋REIT買いもその一環という感じ。スタンダード市場も小じっかりで、チャート的には7/3~5の日足の離れ小島「アイランドリバーサル」の窓を埋めに行こうとする動きになっています。

先週末時点の信用倍率は前週4.2倍→4.3倍に上昇。売り残が減り買い残が膨らみました。買い残は21年11月以来の高水準。売買代金が減ってきている中で段々と重石になっていきそうです。なお日経ダブルインバース(1357)の買い残はドンドン減ってきています。

また先週末時点の裁定残高は買い残9,393億円に対して売り残280億円の差し引き9,113億円の買い長。前週に比べ549億円増えました。


新興市場も「売り」。金曜のグロース指数は反落。7月第3週の投資主体別売買動向ではグロース市場に関しては、外国人投資家が142億円の大幅売り越し。ドンドン売り続けています。6/5に空けた窓をとりあえず埋めてほぼ行って来いですが、200日線を下支えに戻して行けるのかどうか。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。一応保険株に属していることで、金曜はYCC修正の恩恵業種として買われました。ただ一般的な保険株に比べると鈍い形。チャート的には一目均衡表の雲上限に下支えされ25日線回復。また来週から約2年半ぶりに200日線を75日線が上回ってくる予定であり、20年から続いた長期下落トレンドの終焉とみたいところです。


北陸電力(9505)は反落。引け後に1Q決算を発表。既に前日四国電力(9507)が大幅増益決算だったように、同社も一気に黒字転換となりましたが、1Q時点で既に通期計画を上回る着地に。通期見通しの修正は出なかったものの、ここから減益になる要素があるのかどうか。ともあれ今回は決算発表で電力株は売られるターンかも知れないので、警戒は必要です。



・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。