KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC議事要旨を受けて一服

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は本日反落。前日のNYは7月のFOMC議事要旨を受けて、9月の利上が想定程積極的にならないという見方から一時ダウはプラ転する場面があったものの、結局売りに押し戻されて3指数揃って軟化。長期金利が2.9%まで上昇したことで、特に半導体指数のSOX指数が売られ、NASDAQの下落が1%超に。ただVIX指数は19.9ポイントと20ポイント割れ継続。中小型株指数のラッセル2000も1.6%の下落と大きめ。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ここまで急速に値を上げてきた反動も出ました。ただ昨日空けた窓を埋めて一昨日終値水準まで売られると下げ渋り。資源株や保険株など、これまでやや一服を強いられていた銘柄に買いが入り、ハイテク系が休む循環的な形。29000円手前での推移となっています。売買代金は10時50分時点で1.0兆円台と低調。REIT軟調


投資判断は「買い」。今月最大のイベントともされたCPIの発表を無事通過し、ようやくアメリカのインフレ率にピークアウト感が出てきました。足元で住宅販売が落ち込んできていたこと、原油価格も一服していたことなどから、インフレ率のピークアウトはいつ露見してもおかしくない状況ではありました。待ってましたとばかりにリスクオンの反応が出るのは当然だったとも言えます。

結果、VIX指数は20ポイントを割り込んで、ダウもS&PNASDAQも一昨日5月戻り高値更新。個人的にはもっと爆発的にリスクオンの動きが出ても良かったとも思うのですが(例えばNASDAQで4%の上昇率とか)、まあ指標一つでそこまでお祭りムードになっても反動が怖くなるだけですね。アメリカ株の売買高も夏休みモードから変化ありません。

商品市況に関しては原油のダウントレンドが鮮明になってきました。足元の水準は2月以来の安値水準となっており、他の銅や穀物といった商品は下げ渋っていることに比べると明らかな弱さがあります。これまでは「アメリカの景気後退が原油需要を落とすから」という理由で下がってきたはずですが、景気の良好さを示唆する指標が出ても特に目立って買われることはありません。

WTI原油先物軟調でインフレ圧力も刺激せず、目先特にアメリカで目立ったイベントも無く。雇用統計は良かったですが、基本的には先にも書いたように雇用統計自体はブレのある指標ですから、これで完全に景気が良いと期待する投資家も少ないでしょう。となるとトレンドは変わらないと思います

日本の決算発表は一巡し、評価は「思っていた程悪く無い」状況で、日経平均のEPSは円安の影響もあって、決算が進むにつれ上昇(※これまで日経平均のEPSは単なる単純平均でしたが、指数寄与度に合わせたものが出てくるようになり、こちらの方が大型株による構成で直感的に理解されやすいため採用)。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

ソフトバンクGの大幅赤字が足を引っ張るかと思ったのですが、恐らく通期見通しが今回の1Qの結果だけでは変更されないのでニュートラルなようです。その決算を通過していくに連れて切り上がるコンセンサスが、今の相場の底堅さを演出している一因の様子。

需給面では、というとここ最近指摘している信用買い残の水準が昨年2月以来の低水準であること、また日経ダブルインバース(1357)の買い残が過去最高であること、日経レバレッジETF(1570)の売り残も高水準であることが挙げられます。それを理由に「28000円というここまでの節目を突破したら一気に行く」と前回書きましたが、そのような展開になってきています。

日経平均のチャート的には200日線なども既に上抜けていて上値の節も少ないですし、上値追いの爆発力は大きくなりそうです。

為替に関しては短期筋のドル買いにも一服感があります。ただドル円に関しては7/14に139円突破→8/2に130円に接近と9円幅の下落を見せた後、足元ではまた135円を付けるなど値動きが荒いです。元々130円~135円辺りは6月に130円を明確に突破してからスルスルと上昇してしまった真空地帯。なので上下どちらにもスイスイ動きやすい水準だと言えます。
https://imm.gradefour.net/

ただそもそも7/14以降円高に振れても日本株は強かったですから、あまり大きな影響は無さそうです。もっとも、繰り返し述べているように、8月は円高だろうと考えているのですが。まあ株の方が従来の8月のように弱くないと考えているので、為替の方も従来通りの動きにならない可能性はありますけれど。

個人的な印象として、今回の決算シーズンは「ハイテク株が許される決算」というイメージが強いです。例えばセレス(3696)は大幅な減益決算を嫌気して決算翌日は売られましたが、大きく値を戻して決算前よりも高く。BEENOS(3328)も同様に決算を受けて急落しましたが、その後むしろ年初来高値更新となりました。

小型株でなくともSONYG(6758)も決算翌日は売られたものの、結局決算前の水準まで買い戻されましたし、サイバーエージェント(4751)もやはり結局買われています。結局、アメリカでハイテク株が強く、どういう形であれ「決算が通過して攪乱要因が消えた」ことが買い安心感に繋がっている印象。メルカリ(4385)も許されています。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は反落。アメリカで長期金利が上がり、グロース株に売り圧力となっています。ただグロースCore指数が900ポイントちょっととまだ4月新市場区分からの戻りが一番弱いので、戻る余地が大きいと言えます。8月後半からは、再度これらを軸とした戻り相場が演出されれば8月中に日経平均3万円実現は難しく無いと思います。





ポートフォリオ銘柄】

BluMeme(4069)は大幅続伸。上述したように「グロース株は許される」という形で、決算翌日こそ大きく売られたものの、結局大きく値を戻してきています。5/10~5/13の日足で形成された「アイランドリバーサル」の窓も埋めてきた形。下値で株主が大きく入れ替わっており、大陽線4本が並んできているので、需給は良好です。


日本電産(6594)は反落。ただ無事15日に目標株価1万円に到達したので、利食い終了となりました。この銘柄に関しては勿論成長力もありますし、日経平均採用期待感も高いです。またどこかの工作機械会社を買収するという話もあるので、その辺りを見極めてから改めて買いで取り上げていきたいと思っています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。