KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ジャクソンホール講演でダウは1000ドル安に

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は金曜続伸。前日のNYはNVIDIAが決算を受けて朝方こそ安かったものの結局買意戻されて4%高となり、半導体関連株指数のSOX指数中心に上昇し3指数揃って堅調。またイランとの核合意の可能性を意識され、WTI原油先物は93ドル割れ。4-6月期GDP改定値は予想を上回ったものの、マイナス成長だったことや7年債入札が好調だったことで長期金利は3.03%に低下。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後も半導体関連株などを中心に買い戻しが続いて28800円手前まで上昇しました。ドル円も円安方向に振れ支援材料に。アジア株がそれぞれ堅調なスタートを見せたことで、そのまま高値圏を維持しました。

後場は戻り待ち売りに押される展開に。夜のアメリカでの重要イベントを控えて警戒感が広がりました。閑散相場の中で寄り付き水準まで売り戻される形。引けに若干の買い戻しが出ましたが、ほぼ寄り値に一致の安値圏での引けとなり上ひげ。また月曜の寄り付き水準ともほぼ同じでした。特に小型株が売り戻されました。売買代金は2兆円台と閑散。REITも堅調でした。


投資判断は「買い」。金曜のNYは注目のジャクソンホールでのパウエル議長の講演は簡潔にこれまでのタカ派発言を踏襲するものだったものの、講演終了後から下げ幅を拡げ3指数揃って3%超の急落に。VIX指数は25.6ポイントに上昇。WTI原油先物は93ドルに。それらを受けた日経平均先物は28120円となっており、週明けの日本株軟調なスタートが予想されます。

ユーロドルが再びパリティ割れ。ドルインデックスも02年以来の高値を付けてきました。これはドイツの輸出株を利すると捉えられるより、リスク回避のドル高を嫌気する動きの方が勝っている格好です。中国景気との意外な連動性の高さも指摘されるのですが、その点に関しては日本株も同じはずで、中国の今年3回目の利下げはほぼ影響が無かった感じに。まあ中国自体の株価にも大きなプラスにはなっていないのですが。

日本株に関してはTOPIXが頑張れるかどうかが試金石になってきます。個人的には最近アメリカで長期金利上昇に合わせて金融株が強いのに、日本の銀行株などがイマイチなのは引っかかっています。確かにグロース株優位の展開が続くと思っていますが、これらバリュー株にちゃんと循環的に資金が回ってきてこそ、相場の持続力に繋がります。

個人的にも世間的にも今週の一服感は当然の反動と考えています。先週水曜に高値引けとなったところにピークアウト感も感じますが、一方で出来高も膨らんでおらず天井感はありません。

先週末時点の信用倍率は前週3.2倍→3.1倍に改善。買い残が403億円増えましたが、売り残も515億円増えているので、純粋に改善しています。売り残は9,367億円まで積み上がりましたが、3月や9月の優待タダ取り前を除いてこの水準は2年前の20年8月まで遡らないといけません。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/margin_transition

そして注目の日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は2億口突破。勿論過去最高です。まあ基準価格が下がっているので過去最高になるのは当然・・・という声もあるのですが、一方で日経レバレッジETF(1570)の空売りも418万口と16年10月以来の高水準。こちらは逆に当時の基準価格の2.5倍になっているわけですから、その大きさが伺い知れます。

先週末時点の裁定残高は買い残1.5兆円。一方売り残は0.3兆円ということで差し引き1.2兆円の買い長に。前週に比べて1339億円増えました。需給はその分悪くなっているものの、先週上昇の原動力となっている格好。なお、買い残は18年10月以来の高水準とのことです。

8月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を222億円の売り越し。一方先物を4,213億円の買い越しということで、8月は例年外国人が売り越しやすい時期だということですが、今年は3週連続で買い越しが続き相場を引き上げています。なお外国人はグロース市場を56億円の買い越しということで、現物ではグロース株は買っているという形。

市場ネタとしては日本電産(6594)の関社長解任報道。何人も日産(7201)から連れてきて後継者に育てようとしては失敗しています。個人的には大人しくプロパー(生え抜き)、もしくはレック(7874)社長の息子が次期社長じゃダメなのか、と思ったりしますが、スター創業者の後継者育成は難しいですね。

その問題がソフトバンクG(9984)やファーストリテイリング(9983)に飛び火するかと思いましたが、幸いそんな感じはありませんでした。なお、孫社長後継者候補だったニケシュ・アローラ氏が社長を務めるパロアルト社は就任後株価2.5倍となっており、どこがその人の能力を十二分に発揮できるか、そういった環境を整えられるかどうかは見極めが難しいですね。


新興市場も「買い」。金曜の東証グロース市場指数は続伸。8/22の下落で開けた窓を埋めてきました。ところがその後は週末イベントを控え、特に小型株に警戒感強く。グロース市場はほとんど変わらずで終わり、Core指数はマイ転となりました。週明けはまた下げがきつくなりそうですが、アメリカの長期金利は3%前後で安定しており、改めてグロース優位の展開は来ると思います。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は反落。200日線を突破してきました。SOX指数など半導体関連が値を戻す中で、同社も半導体関連株としての位置付けから買われてきた模様です。


トヨタ(7203)も反落。カリフォルニア州で35年にハイブリッド車の販売禁止と伝わりましたが、特段嫌気される動きはありませんでした。まあまだ10年以上先の話ですし、その間に事態や業界シェアがどう変わっているかわかりませんからね。足元の為替が円安方向に振れていることの方がプラス材料として意識されています。


【注目銘柄】

メルカリ(4385)は続伸。こちらは8/11の有料メルマガで買いで取り上げ。その後一時2600円超まで上昇し30%超の大幅高となりましたが、今週は失速してしまい、19.3%高で終わってしまいました。この銘柄は案外相性が良く、今年3回取り上げて3回成功となりました。いつもこれくらい上手くいけばいいのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。