KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ株は8週ぶりの反発に!

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日経平均は金曜反発。前日のNYは決算を発表したNVIDIAが朝安後から急速に切り返し結局5%超の上昇で終わったこともあり、半導体関連株指数のSOX指数中心に買い戻されて3指数揃って堅調。またウォルマートの決算で警戒されていた小売株も、アメリカ版100円ショップのダラーツリーや、百貨店大手メーシーズが好決算で買い戻されたことで安心感に繋がりました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日まで下落した反動も出ましたが、特に東京エレクトロン(8035)など半導体関連株中心に買い戻しの動き。またアリババも売上高が予想を上回ったことで15%弱急騰したことでソフトバンクG(9984)に買い戻しの動きが強まって牽引しました。ただ27000円の壁が意識され、超えられないとみると早々に下落開始。

中国株が堅調なスタートとなったものの、やはり上値が重くなったことで共に戻り待ち売りに押される形。また岸田首相が金融所得課税に言及したことで後場前場安値を割り込んできたものの、その後は26800円手前での推移に。上下70円程度の小動きに終始しました。結局後場寄り水準で終了。売買代金は3兆円弱で膨らみましたが、主に分割を発表した日本郵船(9101)などの海運株で膨らみました。REITも堅調。


投資判断は「中立」。金曜のNYは連休前の薄商い相場の中、出てきたPCEデフレーターにおいてコア指数が前年比4.9%増と2ヶ月連続で低下したことでインフレ警戒感が低下。長期金利が2.74%とわずかに低下し、NVIDIAが引き続き5%超買われたことでSOX指数も4%超の上昇に。3指数揃って上昇し、週間での連続下落がストップしました。それらを受けた日経平均先物は27160円となっています。

今年はここまで議事録公表直後は弱い動きが続いたため、その後のアメリカ株の堅調ぶりは安心感に繋がった(=事前警戒感から解放された)面もある模様。例えば今年の公表日とその前日終値から安値までのS&Pの値動きを示すと、

1/5 4793→4222(下落率12%)
2/16 4471→4114(下落率8%)
4/6 4525→4062(下落率10%)

と結構な下落になっています。これまでは議事録公表→次のFOMCまで下げるというパターンになっていて、議事録で疑心暗鬼→FOMCでアク抜けというのが3回繰り返されました。4度目の正直といきたいところですが、やはりまだ「今回は違う」とは言い切れない状況。個人的には金曜このまま上昇して27000円回復になると思ったのですが。とりあえず来週無事に通過できるかどうかを見極めたいところです。

先週のアメリカ株は決算プレイが目立ちました。そもそもスナップ株が決算翌日に一日で約半値の43%安になったのが異常でした。一日で時価総額が160億ドル以上消失し、日本で言えば時価総額2位のNTT(9432)が14兆円ですから、それが無くなって更に余りある衝撃ぶり。どれだけ前日までの株価水準が適当だったか、ということですね。

それがGoogleFacebookという同じくネット広告で稼いでいたところの売りにも繋がったので、総額でどれだけの損失になったのやら。そう考えると来週に控えるMSCIリバランスによる日本株からの資金流出2,600億円なんて屁みたいなもののはずですが、足元が薄商い相場になっているので上値の蓋としては十分に機能しています。

JPモルガンの指摘する年金資金買いも月末にあるとのことで、アメリカ株も下げ止まった模様。個人投資家の心理状態も引き続き警戒感を持ったままですし、売り玉もそうそうないと思います。

ただアークイノベーションファンドがコロナ直後の安値に迫っており、例えばここが破綻するとか、劇的なクライマックスが来ないと本質的な売りも終わらないのかも知れません。前にも言ったようにETFであることから、一旦資金流出が始まるとファンドマネージャーの力量だけではどうしようもありません。

幸い、日本株の方はそれよりはマシな推移が続いています。27000円は6月のメジャーSQに向けたオプション建玉でコールとプットが一番盛り上がっている水準。「ここを挟んで推移」という形で意識されるならわかるのですが「ここが壁になって」という動きはちょっと悲観的に過ぎるような気もします。

ともあれ何とか19日の安値水準を下回らなければ煮詰まり感を保てます。多少なりともアメリカ株が落ち着くか、来週のMSCIリバランスを乗り切れば少し雰囲気は良くなると思うのですが。特にマザーズ指数が反発すれば市場の雰囲気は明るくなるので、ここに何らかの資金が入ってくるような状況になれば良いですね。

ただ需給で言うならば前回3月メジャーSQを通過してようやく一旦リバの相場になったので、今回も6月メジャーSQ通過でマザーズ先物のしこりがほぐれる必要があるのかも知れません。

先週末時点の裁定残高は買い残7,078億円に対して売り残3,108億円の差し引き3,970億円の買い越し。前週に比べて324億円減りました。需給は少しずつ良くなっているものの、この解消売りが上値を押さえているという見方も可能ですね。

しかし気がつけばロシアの株価は再開後下値切り上げの展開が続いており、結局西側が浴びた返り血だけが大きかったようにも思います。また今回のバイデン大統領のアジア歴訪も、結局は武器商人として成果を挙げただけのようにも思います。
https://www.sc.mufg.jp/market/stockrate/s.html?i=18

侵攻当初から小さな声で主張してきましたけど、結局今回のウクライナ戦争で一番得をしたのはアメリカですね。自国民の血を流さずに世界からアメリカの支持を集め、原油高でも原油生産No.1のアメリカの痛みは小さく、NATOは強化され武器は売れる。うーん、真犯人は誰なのでしょう。


新興市場は「やや買い」。金曜のマザーズ指数は反落。アメリカでNASDAQラッセル2000がしっかりしていたので強く始まりましたが、ほぼ寄り天の形になりました。売買代金は1.044億円と最近の中では多め。メルカリ(4385)が戻り待ちの売りを浴び、フリー(4478)も大きめの下落となるなど足を引っ張る形。マザーズ復権してこないと全体相場に腰が入りませんね。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。色々な悪材料の中でも奮戦して再度75日線トライの形。副社長には女性役員を充てる人事ということで、女性社長で同業のアイペットHD(7339)を意識しているようにも思われます。ESG関連では買いの入ってきやすい業態でもありますし、そういうところの買いを集めたいところです。


Deere & Company(DE)も続伸。アメリカ市場は特にダウが5連続陽線としっかりしていて、つまりはバリュー株の方がしっかりしていた相場でした。同社も結局決算前の水準を回復。アメリカ株も結構適当なものですね。穀物の農産物市況はやや落ち着いてきているものの、上昇トレンド自体は止んでおらず、この辺りは引き続き注目だと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。