KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCを控えて様子見気運

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日経平均は本日続伸。前日のNYは上昇した10月相場の月末リバランスやFOMCを前にした警戒感から3指数揃って軟調。ダウは7営業日ぶりの反落に。エネルギー株を除いて売られる形になりました。長期金利は4.05%に上昇。それを受けて中でも半導体関連株指数のSOX指数が2%超の下落。VIX指数は25.9ポイントで横ばい。WTI原油先物は中国のコロナ規制強化から86ドル台に下落。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただその後は中国株に対する警戒感もあって前日終値を挟んだ展開に。その中国株がしっかりしたスタートになると買い戻されました。一方、MBO観測がまた高まったソフトバンクG(9984)が大きく買われ指数を牽引。前場は高値圏での引けとなりました。

売買代金は前引け時点で1.6兆円と多め。REIT指数は75日線に阻まれ、このまま引ければ6営業日ぶりの反落に。


投資判断は「買い」。NASDAQは下落はしましたが、ギガテック株が決算で次々撃沈する割にはしっかりしている印象。ダウやS&Pが10月高値を更新してきましたから、NASDAQだけ更新せずに終わる・・・というのはちょっと考え辛いです。

先週はドルが売られ、ユーロドルは久しぶりのパリティ復活。アメリカ債券市場では3ヶ月もの金利と10年金利の逆イールドが発生。いよいよアメリカの景気後退が本格的に意識されているようで、やはり全般的に「圧倒的なドル高」局面は終焉が近いように思われます。たださしあたりは「圧倒的」という部分が取れるだけで、ドル高局面には相違無いでしょうが。

一方、ドル円は結局150円辺りが上値抵抗線との意識が強くなっている印象です。そうなってくると、外国人投資家から見て為替リスクが無くなってくるので、今回の決算シーズンで円安メリットを特に受けられる日本株はいよいよ優位性が意識されると思います。


最近気になったのは「欧州のエネルギー危機が劇的に好転」という記事。先のブログでも「欧州向けも天然ガス価格が下がっている」という話を書きましたが、現状ガスタンクは満タンになっているのですね。更にアメリカでは一部で天然ガス価格がマイナスになったとか。コロナ下でのWTI原油先物と同じような事態が起きる程。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-25/RKBAUZT1UM0X01
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN260PO0W2A021C2000000/

ただ引き続き供給懸念が拭えず、原油とは異なり期先の限月の価格の方が高い状態。なのでまだ余談は許さないものの、とりあえず今冬は何とか乗り越えられるのでしょうか。
https://www.theice.com/products/27996665/Dutch-TTF-Gas-Futures/data?marketId=5439161

REIT指数は見事にアメリカの長期金利低下と連動的。アメリカの金利低下により、相対的に高利回り商品に魅力が増す、ということでまずアメリカのREITが買い戻されて、同時に日本のREITも買われている、という具合。ただ株の方の高利回り銘柄は、必ずしも買われているわけではないというのが一筋縄でいかないところです。

先々週末時点の裁定残高は買い残8,105億円に対して売り残4,611億円の差し引き3,494億円の買い長。前週に比べて475億円増えました。若干需給は悪化した形。

10月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を4,930億円の売り越し。先物を1,399億円の買い越しで、差し引きでは3,531億円の売り越し。それに買い向かうは国内勢。なお、グロース株は45億円の売り越し。


ご質問もいただきましたので、ここで中期的な見通しを語ると、以前「11月いっぱいまで上がるが、12月からは警戒。12月はいつ崖から背中を押されても良いように備えるべし」としていましたが、ジャクソンホール後の下落が思いの外長引き、また調整も十分してしまったので、全体的にタイミングは若干後ろ倒ししました。

現在のところ、12月メジャーSQ(9日)、今のところとりあえず12月FOMC(14日)、12月クアドルプル・ウィッチングデー(16日)といった日柄にポイントが集中するので、まず12月中旬くらいまではガッチリ強気で行けると見ています。じゃあそこがド天井か・・・というと、そういうわけではなく、あくまでここでポジションを落として(あるいは空売りを交え)、あとはいつ下落しても良いように備える、というニュアンスです。

その12月中旬までの高値メドは29000円ではないかと思っています。3万円は超えられないでしょう。そこまできたらポートフォリオニュートラルな形にして、相場が上がろうともしばらく余裕をもって傍観できる体制にする、という具合です。

というわけで、この水準面、日柄面を総合的に勘案しつつ、いずれにせよまだ時間的に余裕があるはずなので、色々微調整しながら考えていきたいと思っています。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は続落。アメリカの長期金利上昇を受けてNASDAQの下落率がまた大きく。日本のグロース株も少し弱い動きになっています。ただ実はCore銘柄はしっかりしており、グロースの中でも大型株が買われるターンに。決算が出揃う中旬くらいまでは、この流れが続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は続伸。本日後場に決算発表を予定しています。先週先んじて出たデンソー(6902)などは場中に出して売り反応でしたが、今週早速許される形。日本精工(6471)~不二越(6474)までのベアリング各社も買われ、全般的に自動車関連株の復調が強く出ました。その期待に応えられるかどうかに注目です。


Deere & Company(DE)は反落。4月以来の400ドル回復の場面がありましたが、引けでは月末リバランス売りにも遭って売られました。足元ではロシアによる黒海を通じたウクライナ穀物輸出停止を受けて小麦が急伸。農家の収益力向上に合わせて、農機販売も伸びると期待が持てます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。