KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀YCC再修正か

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前日のNYはFOMCを前にして先週売られ過ぎた銘柄に買い戻しが入り3指数揃って上昇。特にGAFAM系ギガテック株がTesla以外買われました。中小型株指数のラッセル2000は相対的に弱く。長期金利は4.88%に上昇。VIX指数は20ポイント割れ。WTI原油先物は82ドル台前半に下落。日経が夜間に「日銀がYCCの再修正を議論」と報じ、ドル円は148円台まで円高が進みました。


投資判断は「売り」。まずアメリカではGAFAM系の決算が進んでいますが、ここまでは総じて悪いです。良かったのはMicrosoftAmazonだけですが(準GAFAMのNetflixも良かったですが)、それ以外がきつい下げに。まあFacebookなどはあれだけ詐欺広告が蔓延しているのに、広告が良かった・・・と言われても、倫理面や継続性に疑問ですけれど。

何より長期金利が改めて高くなりました。これだけ住宅ローン金利が高い割に、先週新規住宅着工件数が予想外に大きく増加したことがサプライズだった模様。こういう伏兵に敏感に反応しやすいのも今の地合の特徴。一方、アメリカの下院議長が案外決まったにも関わらず、特に好感される感じはありません。まあ議長不在でも特に株価などには影響が無かったので、反応としては当然なのかも知れませんけれど。

一方、最近全員がアメリカ株に弱気になってきた感じがあり、こうなってくると逆に株は上昇していきそうな感じもあります。まあ振り返ってみると、年初から悲観的な声の方が圧倒的に多かったので、特に大きく流れが変わったわけでもないですが。

ラッセル2000が安値を攻めている点やREITの下落など、気にすべき点はたくさんあります。金利が下がったから株買い・・・とは単純に戻らないようにも思います。

また中国の不動産開発会社である碧桂園がドル建て債でデフォルトと、特に中国周辺がきな臭いです。ただ当の中国市場は落ち着きを払っており、全体的に過剰反応感もあります。まあ全く反応しないというのも不気味ですけれど(単なる国家隊の買い支え?)。

いずれにせよ中国の経済状態が悪いのは事実です。先に「TeslaやAppleといった中国との関わりが深いところは、中国の景気減速が厳しいので株価も厳しい」と指摘しました。日本でもニデック(6594)しかり、KOA(6999)しかり、やはり中国関連に深く関わっているところは今回決算で修正を余儀なくされ、失望感を呼びやすくなっています。そもそも日本全体として中国と関わり合いが深く、この辺りは今回の決算シーズンの泣き所になりそうです。

Bloombergの記事には、日銀金融政策決定会合でマイナス金利が解除された場合、米国債に大きな打撃という話が出ていました。確かに日本の金融機関が米国債をたくさん買っているので、日本国債の購入額が増えた場合は米国債の買いも減るでしょうね。当たり前ですが、世界は繋がっています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-23/S2YGHMDWX2PS01

今週は日銀金融政策決定会合FOMCがありますし、また来月の10年債入札前の金利上昇しやすい時期に入ります。これだけ大きな変動が起きた米国債マーケットですから、簡単に天井を付けて「はい、終わり」とはならないでしょう。

日本株の方は半導体の影響も大きく、大きめの下落。まあ長期金利の上昇も大きかったのですが、メッキが剥がれた感じです。

先週は投資の日10/4に付けた安値をドル建てでは割り込んで来ました。アメリカ株も200日線を割り込んでいますし、円建ての指数も無事では済まないでしょう。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

引け後にまた最新のものが出て来ますが、先々週末の信用倍率は前週5.2倍→5.5倍に。買い残は4兆円弱まで伸ばしてきました。前週の下落場面で逆張り的な買いが入った形。商いが薄いところに、これらの損切りが巻き込まれて傷が深くなっている感じですね。

また先々週末時点の裁定残高は買い残5,821億円に対して売り残353億円の差し引き5,468億円の買い長。前週に比べ773億円減りました。返済売りが多少は相場の重石になったのでしょうか。

10月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を766億円の売り越し。先物も1051億円の売り越しということで、先週の下落は外国人もまた当然のように外国人投資家が一役買っていました。信託銀行(年金)も1,343億円の売り越し。日米共に金利が上がっているので当然のリバランス売りですね。そしてグロース市場に関しては外国人投資家は現物を140億円の売り越し。まあそうでしょうね、という感じですね。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反落。前場はプラス圏に浮上し11時に高値を付けたものの、その後上値重く最後はマイ転。売買代金は679億円と閑散。閑散だけども売りも出る、という感じですね。まだ外国人の売りが出ているのでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

北陸電力(9505)は昨日反発。昨日中部電力(9502)の好決算を受け、電力株が全般的にしっかりでした。そして本日は北陸電力の決算発表。復配は出てくるでしょうか。ただ先に日銀金融政策決定会合でYCCが修正された時の下落率トップ業種は電力株でした。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日続伸。先週火曜にモルガン・スタンレーMUFGによる格下げで大きく下げたところが結果的に良い押し目になった形に。本日昼には商船三井(9104)の決算発表。これが大手海運株の命運を握りそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。