KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

政府閉鎖回避もアメリカ長期金利が4.7%突破

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前日のNYはISM製造業景況感指数が予想を上回ったことやボウマンFRB理事のタカ派発言などで長期金利が4.7%を突破し、また16年ぶりの高値更新。金利の上昇が特に公益株の下落に繋がり、ダウは続落で9月安値を下回りました。WTI原油先物が89ドル割れまで下落したことでエネルギー株も軟調。一方、GAFAM系ギガテック株は買われNASDAQは上昇。


投資判断は「売り」。まずアメリカの長期金利が上げ止まりません。中国が人民元安防止に米国債を売っていることや、新興国がロシア制裁に絡んで米国債を買い辛くなった(制裁違反をした場合のペナルティを受けやすいことや、ドル建て決済比率が次第に低下してきたことなど)ことも背景にあり、米国債が下げやすいからとも言われています。

もう一つ原油も高止まりしています。アメリカのインフレも心配ですが、円安、原油高のダブルで日本のインフレの方がより深刻な感じもします。

アメリカ株は9月安アノマリーに沿って弱い動きになりました。S&PNASDAQは月間で今年最大の下落となり、四半期ベースでも3指数揃って今年初の下落。FOMCを受けた後の下げが禍根を残しており、その後の戻りも鈍いです。

株はそれぞれの下値支持線を割り込んで次のステージに移った感じですが、株だけでなくREIT、ハイイールド債共に代表的なETFも3月以来の安値水準に落ち込みました。VIX指数も結局節目の20ポイントを目指す形。

それにしてもバイデン大統領はEV施策を支持しながら、Fordやクライスラーのストに支持を表明するとは見事な二枚舌ですね。それだけ来年に対する選挙に向けて必死なのでしょうけれど、もしストの要求を受け入れると正社員の時給は2万円超になるのだとか。他の自動車メーカーに比べて圧倒的に高いらしく、この辺り大きな歪みを生みそうですけれど。

労働者側の論理としては「経営陣の報酬が過去4年で40%伸びているのだから、我々も4年で40%増やせ!」ということのようですけれど、このままでは旧型自動車メーカーはEV開発にも資金を回せず、破綻も時間の問題のように思います。また一方で、様々な会社にストが飛び火する可能性も。その場合も、バイデン大統領は一々労働者側に付くのでしょうか。何にせよ生産の自動化は益々進みそうですね(工作機械が得意な日本にはチャンス?)。

一方、投資関連の記事を見ていると「ここからの銀行株は買いだ」という意見が大勢を占めていましたが、そうなってくるとまた逆の動きが出やすいパターンですね。

ドル円に関しては、また介入ラインを試すように、また少しだけ年初来高値更新。150円が迫ってきている中でチキンレースが続いています。

チャート的には日経平均下放れつつありますが、日柄的にも75日線が下落に転じてきました。同時に25日線も下落に転じる日柄になっていて、7月、8月の上値抵抗線の延長線の存在も考えると、上値は相当に重い印象です。ドル建て日経平均も確認すると、配当落ちの影響も勿論あるのですが8月安値も200日線割り込む形。5月以来の安値となりました。

一方、TOPIXはしっかりしており、ようやく25日線を割ってきた段階ですが、75日線や6月以降の抵抗ラインである2300ポイント強の水準が下値に控えるので、底堅さは続きそうです。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週3.6倍→3.9倍に上昇。先々週の株価急落を受けて、順当に買い残が増えて売り残が減りました。優待タダ取りの動きはいつものパターンだと権利落ち前週くらいから出るので、それを考慮すると実態はもっと悪かったようにも思われます。

なお日経ダブルインバース(1357)は買い残が急減し、4月以来の低水準。ここから積み上がる余地が生まれています。また日経レバレッジETF(1570)も買い残と売り残の差し引きでは4月以来の取り組みとなっています。

また先々週末時点の裁定残高は買い残1.5兆円。売り残との差し引きは前週に比べて586億円減りましたが大きな変化はありません。

9月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を9,131億円の売り越し。先物も3,401億円の売り越しということで合計1.3兆円規模の大幅売り越しでした。ただしこれは配当取りに絡んだ一時的な要因とみられており、海外勢の売り姿勢を明確に示すものではなさそうです。

一方、信託銀行(年金)も3,401億円の大幅売り越し。やはり国内外の債券が下落しているので、リバランスの株売りが出ている形です。足元でもその傾向は一段と顕著になっているとみられます。それらに買い向かうのは個人と自社株買いの事業法人。先週はその自社株買いが自粛期間だったので、個人の買い支え一手というところですかね。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。引き続き海運株と逆相関にあるため、海運株が買われ、グロース株は売られました。売買代金は連日の1000億円前後で低調。なお、グロース市場に関しては9月第3週は外国人投資家は現物を63億円の売り越し。先々週末に急反発がありましたが、先々週一週間のトータルでは相変わらず大量売り越しが続いています。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は昨日続落。Twitter上で、今炎上中のペットショップ「Coo&RIKU」との関係性を指摘する内容が出て、朝から売り気配スタートになりました。ただすぐに大部分を取り戻す形。ここは窓を必ず埋めるので、まずはサッと埋め戻した格好。となると9/19の急落でまだ1円だけ埋め残した1円の窓はいずれ埋めるのでしょう。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日反発。先月末に急落した分の反動が出ました。ただ上値は25日線などを越えきれず失速。コンテナ船の中国発スポット運賃は、9月末時点で欧州向けが4年ぶりの安値を付け、北米航路も西海岸、東海岸向けがそれぞれ1年前より28%、63%低いのだとか。いい加減、業績鈍化に目を向けた動きが出ても良さそうなものですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。