KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円が今年の高値更新!

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本日の日経平均は反発。前日のNYはNVIDIAモルガン・スタンレーの強気な業績見通しを受けて7%超の急反発となり、3指数揃って堅調。SOX指数は2.9%の上昇。長期金利が昨年11月以来の4.2%乗せとなったものの、ギガテック系も買われ、NASDAQは1%超の上昇。ただ売買高は閑散。中小型株指数のラッセル2000は小幅安。VIX指数はほぼ横ばい。WTI原油先物は82ドル台に下落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が145円半ばまで円安が進み、今年の高値に。また寄り前に発表された4-6月期GDPが予想を大きく上回る年率+6.0%となったことが好感されました。昨日弱かった半導体株の反発も牽引。ただほぼ寄り天の形で、その後は上値が重い展開に。

中国が1年もの金利を引き下げたことで買い戻しの動きが出ましたが、小売売上高などの経済指標が予想を下回る形に。ドル円も場中では円高方向に振れ、改めて上値が重くなっています。売買代金は11時15分時点で1.5兆円台とここ最近では薄め。


投資判断は「売り」。先週もアメリカの金利水準が意識された動きになりました。債券入札ウィークを経て米国債ショート筋の買い戻しもあり一旦は長期金利の上昇も落ち着いたように見えたのですが、各経済指標を経て改めて高値を伺うような動きに。ただハイイールド債のETFであるHYGは大して下がっていません。あくまでフィッチの格下げを受けた米国債の需給的な問題のようにも映ります。

何であれ金利高を受け、今年特に資金を集めてきたハイテク株、GAFAM系の上値が重く。Appleは8月は日々値を切り下げ、5月以来の安値水準を付けました。その他「Magnificent 7」とされるギガテック系銘柄は決算が良かった銘柄でさえ急伸後に下値切り下げ。

その中で先週はまだ決算が出ていないNVIDIAが弱く(8/23予定)、SOX指数は4日続落で先週5%の下落。NASDAQが1.9%の下落でしたが、その主因は半導体株の弱さでした。一方、エネルギー株が強かったことなどでダウは週間でプラスとバリュー株シフトの流れが感じられます。アメリカも決算が一巡し、また当局からもジャクソンホールまで夏休みモードで材料が出てこない中では、しばらくトレンドが変わらない感じです。

ただ一方で中国の景気の弱さが意識されてきています。先週出た中国のCPIはデフレを意識させるものでした。上海株は週間で3%の下落。チャートも香港株も含め各移動平均線を割り込み、完全に崩れてしまっています。その割に原油が高くてバリュー株シフトというのも違和感がありますが、まだ比較的株式市場の中で資金循環が生きています。

為替に関しては中国のGDPの弱さやアメリカの小売売上高が悪かった7月半ばにドルインデックスが底打ちし、上昇基調が続いています。ただドルに一番インパクトのあるユーロドル相場は節目の1ユーロ=1.1ドル水準を意識してもみ合いの動き。
https://imm.gradefour.net/

各国中銀の姿勢や米国債格下げなどのイベントを全て織り込んで落ち着いてきている感じです。短期筋のユーロ買いポジションは先週急減。売り戻しを経てなおこの水準を保っているという言い方ができると思います。

商品市況に関しては、WTI原油先物は昨年11月以降の節目80ドルを明確に上回ってきていますし、ここにきて天然ガスも動意付いてきた印象。これらがまたインフレ圧力を高めて市場の変動要因になってくる可能性があります。その他穀物などの商品市況はドル高もあって落ち着いているのですが。

今週のスケジュールとして本日はドイツではZEW景況感指数。アメリカでは小売売上高やNY連銀製造業景気指数の発表があります。決算はホームデポ。

例年の8月の特徴としてはアメリカ株が9月にかけて弱いというアノマリーがあります。また8月はインドで金の宝飾品需要が膨らむ時期。ヒンズー教の祭り「ラクシャ・バンダン」があるから、とされていますが、ここから米国債空売り勢の買い戻しなどでアメリカの長期金利がもし低下していくのであれば、更に後押しするのかもしれません。

あと本日は昔散々騒がれたヘッジファンドの解約売りが出るタイミングでもありますが、この辺りは最近は全然誰も気にしなくなりました。実際眉唾ですしね。

本日また最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は4.2倍→4.6倍に急増。特に信用買い残は3.8兆円と07年8月以来の高水準。当時に比べると株価は倍以上になっていますから、個人的にはそこまで心配する話ではないと思うものの、今の投資家の楽観的な心理を表す意味では象徴的な感じです。

また先々週末時点の裁定残高は買い残6,822億円、売り残484億円の差し引き6,338億円の買い長。前週に比べ3,650億円減りました。先週の下落相場の演出したのは、この裁定売りのようですね。


新興市場も「売り」。本日のグロース指数は続落。昨日で新興市場も決算が出そろい、例年通り決算という現実を見ることで期待→失望感が強まり売られる動き。5月以来の安値水準となっています。個人投資家は全く良いところがありませんね。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。ただ昨日は一気に急落し、結局決算やUBSの格上げ前よりも下の水準になってしまいました。相変わらず売られる株ですね・・・。ただペット販売もようやく好転してきたという話ですし、チャートも順の流れになってきたことで、いよいよ流れは変わったと思っているのですけれど。


アライドテレシスHD(6835)は大幅下落。昨日に決算を発表。2Q期間だけでは赤字転落ということで、一気に失望売りが嵩みました。うーん、結局先月の上昇分を全てはき出してしまいましたね・・・。200日線を割り込む場面も。ただ個人的にはそこまで悲観する決算ではないと思いますし、ここから130円辺りまでの戻りは早いと思っていますけれど。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。