KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル安止まらず

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金曜の日経平均は反落。前日のNYはPPIが予想を下回り、今後の利上げ確度が緩和されたことで3指数揃って上昇。S&PNASDAQは年初来高値を更新しました。30年債入札は不調だったものの、長期金利は3.77%に低下。タカ派セントルイス銀ブラード総裁が8月で辞任と伝わったことも、利下げ確度の低下に繋がりました。ハイテク株中心に買いが入り、NVIDIAは最高値更新。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただSQ値が6月を上回り32484円で決まると、急速に値を消す展開に。ドル円円高が止まらず137円前半まで進んだことが重石になり、昨日上方修正したファーストリテイリング(9983)がマイ転。一方、アドバンテスト(6857)が最高値を更新するなど半導体株がしっかりで下支えし、前引けにかけてプラス圏に切り返し。

その後中国株が堅調なことなどから後場も一段と上昇しましたが、3連休も控え引けにかけて値を消しました。最後はマイナスでの引けに。売買代金は3.7兆円とSQ分嵩上げ。REIT指数は反落。


投資判断は「売り」。金曜のNYはNASDAQS&Pがザラ場の年初来高値更新となりましたが、NASDAQ100のリバランスや週末を意識して引けにかけて失速。ダウは決算が出た金融株が朝高後失速も、医療保険大手のユナイテッドヘルスが買われてダウはプラス。WTI原油先物は75ドルに下落。それらを受けた日経平均先物は32320円となっています。

金曜こそ反落となりましたが、ラッセル2000がしっかり。1900ポイントを超え3月以来の戻り高値となりました。しかし日本の方は小型株の弱さが目立ち、グロース指数はドンドン下がっていきました。個人的には比較的しっかりしていたスタンダード指数が底割れした感じを受けています。共に円高影響を受け辛い(むしろプラスになる業態が多い?)のに、円高になることで更に売られる皮肉。

その円高に弱い半導体業態に関しては、ローツェ(6323)の決算で「メーカーの在庫調整や設備投資の先送りが見られる」とコメントがあったことや、業界団体が23年の半導体装置の売り上げ予想を下方修正したことなども重石に。ちなみに巴川製紙所(3878)の半導体製造装置向けフレキシブルヒーターに関しても「半導体製造装置メーカーの生産後ズレで納入が遅れる」ということでした。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC123XD0S3A710C2000000/

もっとも既にサムスンTSMCといったところの弱さが伝わっていたこともありますが、AIで嵩上げされていた期待感が剥落しています。これが日本株(の指数)にとっては特にマイナスですね。

それ以外では決算を受けて小売株が明暗分かれる形。ローソン(2651)は買われたものの、セブン&iHD(3382)やミニストップ(9946)は売られました。ドラッグストア株もコスモス薬品(3349)が買われる一方でウエルシアHD(3141)が売られる、衣料品店でもパルGHD(2726)が買われる一方、ライトオン(7445)が売られるなど、かなり特徴的です。

本来、どこかの店が潤えばどこかの店の売上が落ちるので、当然と言えば当然なのかも知れませんけれど、消費者全体の購買力が上がっているわけではなく、店を選んでいるということでしょうか。とすると、日本の内需は案の定好ましい状況ではありませんね。

チャート的には30000円~32000円の価格帯出来高が薄々。途中31000円辺りで75日線も迫ることで引っかかるかも知れませんが、基本は32000円を割ると3万円割れまで結構あっという間だと思います。それが起こるのは個人的に8月くらいの話かなと思っていたのですが、前倒しになるかも知れませんね。

先週末時点の信用倍率は前週3.8倍→4.2倍に。買い残が3.6兆円台に積み上がりました。21年12月以来の多さに。まだそんな致命的な残高ではないものの、少しずつ売買代金が減っている中で重石になってきているのは事実でしょう。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/margin_transition

また先週末の裁定残高は買い残1.1兆円に対して、売り残はたったの3億円。差し引きで先週に比べ1,931億円買い残が減りました。売り残3億円は13年3月以来10年ぶりの低水準ということで、当時はアベノミクスの上昇過程にありました。その後黒田バズーカが炸裂して、更に株高は加速していくのですが・・・。今回はこれを吉兆と捉えられるものなのかどうか。


新興市場も「売り」。金曜のグロース指数は反落。引き続きアメリカで金利が低下し、ハイテク株や小型株のラッセル2000などが買われたことで、日本でもグロース市場に買いが入るか・・・と思いましたが、さっぱりでしたね。むしろ日本はYCCの変更が意識される中で金利がジワジワと上昇。この辺りをグロース売りのきっかけにする向きもあるようです。


ポートフォリオ銘柄】

不二越(6474)は続落。前日に決算を発表し、原価高で通期見通しを下方修正。売上自体は好調なものの、価格転嫁が追いついていない模様です。期待しているロボットの受注もトーンダウンしてきたようで、自動車生産の回復や円安メリットを受けてもこの程度か・・・という失望感に。一旦損のないところで逃げたいですね・・・。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反落。こちらは逆に上方修正を受けて買われて始まりましたが、間もなくマイ転しました。株価水準が既に高かったことで出尽くし感が出たこともありますが、今月末を基準とする例のウエートキャップも意識されたのだろうと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。