KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカは夏休みモードで動きが乏しく

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前日のNYは夏休みムードの閑散相場の中、ここまで下落してきた反動もあり3指数揃って小幅高。FRB高官による利上げ継続発言が重石となる一方で、イエレン財務長官の訪中による半導体規制緩和期待感から半導体関連株指数のSOX指数が2%超の上昇。一方、NASDAQ100のリバランスが決まりGAFAM系のギガテック株が売られました。VIX指数は15.1ポイントに上昇。


投資判断は「売り」。アメリカの長期金利に関しては、今週債券入札ウィークなので、一旦上がりやすい(=債券下落)時期になってきました。その分、逆イールドが緩和される点は有り難いのですが、あくまで一時的、表面的なものかも知れません。アメリカのリセッション懸念に変化はない(=逆イールドの拡大は続く)と思います。

アメリカではREITが日本の森トラストがマンハッタンのグランドセントラル駅に隣接するビルの権益の半分を取得して以降、落ち着きを取り戻しています。それで何とか地銀株も命脈を保っている感じ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-03/RX801UDWLU6801

一方、久しぶりに見る「恐怖と欲望指数」はかなり過熱感を示しています。随分とアメリカ株も危険水域に入ってきた感じはあります。相変わらずVIX指数も低水準なまま夏休みモードに入りましたし。
https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed

日銀短観は全体的に好調。結果も先行きも概ね予想を上回り、強いて言えば非製造業の先行きが予想よりも若干悪かった程度でした。想定レートも132.43円ということで、現値よりもかなり円高方向の保守的な見通し。設備投資も元々前年度比9.3%増と好調なことが予想されていましたが、それを上回る11.8%増。

一方、1年後の物価見通しに関しては前回の2.8%増見通しが2.6%見通しに低下。ただ日本の場合は海外とは異なり、インフレ沈静化を狙った金融政策をしているわけではありません。むしろ見通しが下がったことは賃上げや今後の値上げ圧力の低下に繋がり、これまでの株高の根拠がまた一つ弱まることになります。

欧米系外国人が夏休みモードに入り、先月ほどの商いが戻らないとみられる中で、どれだけ買いの勢いを続けられるでしょうか。全員参加モードにはなりにくい相場環境では、需給が一方向に振れやすいとみられます。

半導体に関しては、まずSBIHD(8473)が台湾のPSMCと組んで日本に半導体工場を立ち上げると発表。日本が第二の台湾として半導体製造拠点になりつつあります。ただ日本としてはかつてはアジアのダントツの盟主だったのに、グングン進んだ円安もあって、今やアジアから訪日外国人観光客はこぞって来るわ、アジアの代替的な製造拠点にされるわで、地位は随分と低くなった感じがありますね・・・。

半導体のもう一つの話題としては、ソシオネクスト(6526)の海外売出。ここまで株価が上がってきたので、大株主側にしてみれば絶好のチャンスとばかりの売出ですが、一般的に海外売出は天井のサインになりやすいです(売出価格が大幅ディスカウントで、外国人は容赦無く売ってくるから?)。半導体株の先導役だった同社が売られ、ここまで強かった半導体株全体の逆風に。

特に大株主の売りといった辺りは、例えば東京エレクトロン(8035)を投資目的で保有しているTBSHD(9401)の売りなどを想起させること、またロックアップ解除後の筆頭株主の売りを想起させることで半年前のIPO銘柄など、アチコチにネガティブイメージが波及する形になります。

チャート的には以前にも書きましたが、1月安値からの半年期日による天底は意識されます。こういうリズムは軽んじない方が良いです。また個人的な体感として「パチン」という音は聞こえませんが、ゴムが伸びきってだるんだるんになった(=株価が上値に引き戻されない)印象です。3日新甫の7月は相当荒れるのかも知れません。

3ヶ月ぶりに25日線割れもありますが、新値足も3ヶ月ぶりに陰転。元々明日のETF分配金捻出売りが意識されるタイミングで、半導体株安が重なったのはショックが大きく。これで再度高値を更新するのは難しそうですね。

本日引け後にも最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週3.5倍→3.8倍に悪化。買い残は微減も、売り残がより減った形。3.5兆円近い買い残は売買代金が減ってくると次第に重く感じるようになりそうです。なお先々週は上昇相場でしたが、日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は減少しており、もう売り方はすっかり戦意喪失という感じで逆張りに臆病ですね。

また先々週末時点の裁定残高は買い残1.4兆円に対して売り残0.1兆円の差し引き1.3兆円の買い長。前週に比べて1,116億円減りました。先々週はこの売りをこなして上がった形ではあります。


新興市場も「売り」。今週はIPOが一服。本来資金がその他のグロース株に戻りそうですが、ソシオネクストやスタンダード市場の仕手株暴落もあって、一部個人の資金は回転が悪くなる可能性があります。もっとも、仕手株ビットコインをやっている投資家と、普通のまともな株で勝負している投資家の属性は異なるので、大きな悪影響は限定的とも思われますが。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は昨日反落。6月後半から上放れの動きが出て、200日線を突破。案外JSR(4185)の実質国有化以降、半導体素材関連には買いが入っている印象です。特に小型株である同社に関しては、一気に資金が入り辛いので、継続的な買いがは入ってきている感じです。


Deere & Company(DE)は反落。足元では大豆こそしっかりしているものの、特にコーンが豊作と報じられ6月は急落。足元でドルが安くなっているものの、商品市況は弱い感じ。農機メーカーの同社にとっては逆風なものの、ドル安自体はプラスなのかも知れません。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。