KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NYダウは1000ドル近い急落に

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日経平均は金曜反落。前日のNYはパウエル議長がIMFの会合で「5月FOMCで0.5%の利上げが検討されるだろう」と発言したことで、利上げ観測が高まり3指数揃って軟調。決算を受けて上昇していたTeslaも下げに転じました。また前日に大暴落となったNetflixやメタなどのFANG株も下げ止まらず、NASDAQの下落率が特に大きくなる形。半導体関連株のSOX指数やエネルギー株も売られました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。東京エレクトロン(8035)を筆頭とした半導体関連株の売り直しの動きが強まる形。その後も断続的に売られ26900円手前まで売り込まれました。ただ中国株が寄り付き後に買い戻しの動きが優勢になると、日本株も下げ幅を少しずつ縮める形。

後場も買い戻しが少しずつ続く形。鈴木財務相はノーコメントだったものの「G7で日米による円買いの協調介入も議論した」と報じられると、ドル円円高方向に振れる形。日経平均前場の高値に向けてじり高歩調となりましたが、最後は力尽き27100円台で終えました。結局ほぼ先週末終値近辺の着地。売買代金は2.4兆円台と低調。REIT指数は引けにかけて買われプラスでした。


投資判断は「中立」。金曜のNYは引き続きFRBによるタカ派姿勢を嫌気し、3指数揃って2%後半の下落率に。GAFAM系を始め、全方位的に売りが入る全面安で引けにかけて売られました。VIX指数は28.2ポイントに急騰。長期金利は2.91%程度で安定的。WTI原油先物は101ドル台に低下。それらを受けた日経平均先物は26710円となっており、月曜の日本株軟調なスタートが予想されます。

まずアメリカではNetflixが決算を受けて、翌日一日で時価総額7兆円が消し飛ぶ大暴落。かつてFANGと呼ばれた四天王の中で先んじてFacebookが暴落して脱落しましたが、新たにまた脱落者が出ました。どうもメガテック系を持つリスクみたいなものを投資家が意識しているように思われます。

日銀は26日まで一週間指値オペを続けるということで、円安進行是認の構えを断固として貫いていますが、為替はアク抜け感が出たような形。

アメリカの金利に関しては、ある人は「0.75%利上げも可能性としては考えるべき」と言い、ある人は「利上げに慎重」と言い、振り回されることが多いですが、間も無くFOMC前のブラックアウト(沈黙)期間に入り、こういったコメントが聞けなくなります。いずれにせよ日本がGW中に行われる5月FOMCにおいて0.5%の利上げがコンセンサスとなっており、段々と金利耐性が付いてきている感じはあります。

水曜以降、為替が円高に転じて株が上がったのは、やはり外国人が買ってきているのだろうと思います。大型株が狙われているのがその証左ですし、円安が続いている中ではドル建てで見た場合は資産価値が目減りしてしまうわけですから、まず円安が止まらないと買えないでしょう。

ただ長期的な外国人投資家であれば円売りヘッジを入れて買ってくると思うので、今買っているのはあくまで短期筋に限ります。当然ですが長期筋が買うならば本決算通過後でしょうし。

TOPIXのチャート的には例により3/22~4/6の日足で形成された「アイランドリバーサル」の窓を埋めたものの、75日線や25日線に上値を押さえられたような形。もっと売買代金があれば、今度は少し上にある200日線にトライの形にできるのですが、抵抗力は強そうですね。

日柄的には75日前が大発会にさしかかっています。つまり75日線が今年の株価の平均になるというわけですが、ここを上回っているか下回っているかが個別の需給状況を知る上で重要です。

先週末時点の信用倍率は前週4.64倍→4.57倍にわずかに改善。先週がわずかに上がったので、その分戻り待ちの売りが出たという感じでしょう。

先週末時点の裁定残高は買い残7,969億円に対して売り残2,549億円の差し引き5,420億円の買い長。前週に比べて575億円減りました。その分需給が軽くなっている形。

4月第2週の投資主体別売買動向では、外国人投資家が現物を863億円の買い越し。先物も16億円の買い越しで、トータルで小幅ながらも買い越しでした。目立つのは信託が2,699億円の売り越しと2週連続の大きめな売り越し。やはり新年度になって信託銀行(年金)の売りが前半安を演出したものと見られます。


新興市場は「やや買い」。金曜のマザーズ指数は続落。売買代金は1100億円と低調。結局今週は全敗で、7連敗&7連続陰線に。アメリカでNASDAQの下落が大きくなる中で、日本でもハイテク株への逆風が強まっています。中でもグイグイ売られているのがメルカリ(4385)で、金曜も7.5%の暴落。今週だけで20%近く下がっており、これでマザーズ指数が上がるのはどだい無理な話です。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は続落。新興株安の流れもありますが、ここにきてNetflixが会員数が減少したように、同社も釣りビジョンなどでコンテンツ系を扱っていますから、巣ごもり需要の離散が逆風になっています。この辺りは厳しさがありますが、同社の主力事業である通信制高校は順調。復配にも期待です。


巴川製紙所(3878)は反落。金曜はアメリカの工場売却を発表し、瞬間下げ幅を縮小したものの影響は軽微。まあそんなもんですよね。ただ円安もあって、その含み益も結構大きいものになりそうですが、それが今期の増配などに繋がれば良いのですが。


【注目銘柄】

ニコン(7731)は続伸。こちらは今月前半に有料メルマガにて買いで取り上げ。相場が下り坂の中でも見事な逆行高となりました。デジカメなどでお馴染みの会社ですが、最近はすっかり半導体製造装置関連としての位置付けが強くなっています。

半導体株は最近元気が無いですが、デジカメという切り口だとキヤノン(7751)も逆行高。ここは12月期決算銘柄なので3月末の配当権利取りも無いですし、その分落ちも無いのですが、しっかりした動きになっていました。

同社の今月の一番のインパクトは中期経営計画と同時に出した巨額な自社株買いです。発行済株式総数の9.8%に当たる3600万株、300億円を上限とする自社株買いを決議。ただし買い付けは本決算発表のある5月以降。

先にもスターマイカHD(2975)がやはり発行済株式総数の9.7%に当たる自社株買いを発表してストップ高となりましたが、これは強烈です。まずはアナウンスメント効果が大きく、市中で継続的に買い付けしてくる場合はその後は実際にどれくらいの勢いで買ってくるかが大きく株価に影響します。

まあ規模が大きくても実際には買わないところもありますし、必ずしもその後上昇トレンドになっているわけではないのですが、この自社株買いに日米共に逆風が向かいつつある中で攻めていく企業姿勢は評価されて然るべきと思います。

また、同社を含めた電子部品株は大体ユーロ圏の売上が大きく、同社もユーロ圏に強みがあります。台湾TSMCの決算なども半導体関連株に刺激材料になりました。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。