KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

SOX指数急伸で日経平均だけ上がる

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日経平均は金曜続伸。前日のNYはGDP改定値が予想を若干上回ったことや、NVIDIAの好決算を受けてNASDAQS&Pは上昇。半導体関連株指数のSOX指数は6.8%の上昇。当のNVIDIAは1兆ドルクラブ目前で、時価総額ランキング5位に浮上しました。一方、利上げ継続観測によるドル高や中国でのコロナ拡大による需要減少懸念を受け原油が売られ、エネルギー株中心にダウは軟化。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が140円回復となったことや、前日に続き半導体株が買われて押し上げました。その後も次第に買われ、前場は高値引け。

ただ後場は逆に売り先行で始まり、一旦後場寄り水準まで値を戻しましたが、その後は力尽き。アメリカで連休を控える中、引き続き債務上限問題を気にする動きになり後場の安値引けですが30900円回復。一方、3/4の銘柄が値下がりでTOPIXは4日続落でした。売買代金は3.4兆円台と最近並の活況。REIT指数は反発でした。


投資判断は「やや売り」。金曜のNYは債務上限問題が解決しない中、出てきた指標が予想を上回ったことや連休前のポジション調整もあり3指数揃って上昇。SOX指数はこの日も6.3%の上昇。VIX指数は18.0ポイントに低下。WTI原油先物は73ドル手前まで上昇。それらを受けた日経平均先物は31500円となっており、週明けの日本株は堅調なスタートが予想されます。

債務上限問題は解決するとかしないとかグダグダ言っている間に長期金利は急伸。先週末から上昇が加速しており、2月に大幅高した以来のペースで伸びています。債務上限問題が早期に解決するとは債券市場は考えていないようですが、その期限をまたぐとされる1ヶ月ものの金利も上昇。まあ流動性が相対的に低いので、あまりアテにならないのかも知れませんが。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-1-month-bond-yield

一方で、個人的には万一(?)さっさと合意決着してしまった方が(瞬間的に買われる場面があるだろうけれど)それが最後の花火になってしまう可能性の方を心配しています。市場には常に何らかの不安感があるのが普通であり、何も懸念することがない時の方が皆が買い切ってしまっているわけですから、上がる余地が無くなってしまいます。

そう考えると、見事な結果論の話ですが、3月のSVBの破綻で株価が一旦押した・・・けれど、結局株価が下がり切らなかった時点で、買い転換すべきだったのでしょうね。あそこで売りが出きってしまい、4月の新年度相場になってからは買いが優勢になったというのがここまでの後講釈になります。

その後、日本株はジワジワと買われ、今月窓をいくつも空けて急伸。格言的には「三空は売り向かえ」というものがありますが、これまでの経験則上、三空になって下がったことはほとんどありません。せいぜい勢いが減じられる程度で、むしろその後しばらく高値圏でもみ合って一段高するケースが多いように思います。金曜も前日に続いて半導体関連株が特に買われ、日経平均を押し上げた結果、NT倍率も昨年9月ぶりの高値水準になりました。
https://nikkeiyosoku.com/ntchart/

足元外国人が何故新年度の4月から日本株を突然見直し始めたのかはハッキリしませんが、これも得意の後講釈では「いよいよ日本も失われた30年のデフレから脱却できた」と、外国人投資家が確信したということでしょうか。春闘の賃上げ率も平均で3.7%と30年ぶりの高さとなり、これまで散々日本をスルーしてきた外国人投資家が日本株に注目し出した・・・と。日本株33年ぶりの高値と、この辺りが符合してきます。

もう一つ、G7開催国の特典として、各国首脳や要人とトップセールスが出来る点は大きいのでしょう。半導体トップとの会談では日本への投資の呼び込みに繋がりましたし、先般出たニュースではMITのキャンパスを誘致という話まで出て来ました。今まで散々蔑ろにされてきた日本が、台中問題を契機に見直されつつあります。バフェット氏がお墨付きを与えたという宣伝効果もあり、注目度合いが高まってきたのは一つ日本株高に説得力を持たせます。

アベノミクスで12年末~14年にかけて散々日本株を買ったはずの外国人投資家は、昨年まででほぼ全て売り尽くしてしまい、新たに日本株を買うターンに入ってきたような感じもあります。個人的には今年の秋くらいから始まると思っているのですが、この2ヶ月の買いの勢いはかなりものです。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends/year/2023


新興市場は「やや売り」。金曜の東証グロース市場指数は続落。大型株市場の活況ぶりに反して、悲惨なグロース市場は1月以来の安値となり安値引け。グロース市場に関しては、先週の投資主体別売買動向を見ると外国人投資家が現物を166億円の買い越し。先週遂に買い越しに転じてきたというのに、この安値は一体・・・。今週はまた売ってきたのか、あるいは個人がそれ以上の勢いで売っているのか。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は大幅反発。増配(と言っても4円→5.5円)と同時に将来的な40億円規模の自社株買い方針も明らかになったで買い気配スタート。前回「次は昨年12月に空けたアイランドリバーサルの小さな窓埋め634円」としたところをあっさりクリアしました。一方、今回逆に窓を空けてしまったことで、今後は下方の窓埋めが意識されそうです。


北陸電力(9505)は反落。今週強かった分、週末のリバランス売りが出ました。中国電力(9504)の復配や、東北電力(9506)の女川原発運転差し止め請求棄却などを受けて電力株には勢いがあります。また衆院解散が近いということで、エネルギー政策を意識する動きも。過去の高値を考えると、上値余地はまだまだありそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。